マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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大晦日の買い出し

2017年09月10日 08時49分09秒 | だんらん(大晦日買い出し編)
我が家の正月飾りが揃えば正月料理の買い出しである。

おせち料理は前年同様の林シェフ監修の特別料理。

それ以外のものを買い出すことになる。

行き先は大和郡山市の馬司町の東側にある奈良県中央卸売市場である。

自宅を出た時間は午前5時45分。

15分ほどで中央卸売市場に着く。

この時間帯は夜明け前。

ここ数年間は中央卸売市場に出かけている。

旨いものはここにあり、で買いに行く。

昨年は運転もできない不自由な身だった。

今年は5月頃より生気を取り戻した。

尤も脈拍数は低いから無理はできない。

特に冬場は血圧異常になりやすい。

心して出かけよ、ということだ。

昨年に続いて今年も出かけたいと云ったかーさん。

買ったものを運ぶには二人居た方がラクである。

ダメージをもつ心臓は駆けることは許さない。

ノッソリ、ソリソリ歩く。

元気なかーさんは先を急ぐ。

私はおっつかないノッソリ歩きである。

中央卸売市場に着いた時間は午前6時。

星が綺麗にまたたく夜明け前の空を見上げた自宅を出発してから15分。

行き交う車は少ないが距離はまあまああるからそれぐらいはかかる。



鮮魚が並んでいる棟に入っていく。

目当ては海産物を扱うお店ばかり。

野菜や果物の卸売りはもう店仕舞い。

とても早いのである。

目当ての一番はブリ買い。

買うお店はいつも決まっている「㈱都水産」。

その店に向かう途中に出会った美味しそうな色。

赤い身はマグロ。



旨そうなのは色でわかる。

ぱっと見ても白い筋がない。

赤みのトロが大好きなおふくろは昨日から我が家に泊まっている。

美味しい、の一言がいつも嬉しいのである。

思わず大将の顔を見た。

商売人らしくはないが頼もしい顔つきもあってか、「買った」と声が出てしまった。

でっかいマグロのザク切り。

これでなんぼと云っても返してくれない。

返してくれないのに包み始めた。

しゃあないな、である。

いくらやねん、と云えば3千円。

税抜き価格である。

ここ数年市場で見ているマグロの値段はこれぐらい。

食べきれないほどの大きさからいっても安かった「㈱大丸水産」。

食卓が楽しみである。

お目当てはブリの肩身である。

腹の部分はお造りに、背は照り焼き用に、裁いたアラは煮物か赤だしなどの汁椀にするブリは㈱都水産に決めているが、売り場のどこを探しても見当たらない。



いつもの場所にもない。

ないって、どういうこと。

聞いてみれば前日の30日にすべてが売り切れたというのだ。

売り子をしている女性が「私の分を分けてあげる。私はサーモンでえーねん・・」と云ってくれた。

なんでやねんで、あるが馴染みさんに食べてもらったほうが嬉しいというのだ。

中央卸売市場に来るようになってからはずっと㈱都水産。

七夕さんのように一年の一度の出合い、じゃなくてお買い物に顔を覚えてくれている。

昨年に同行したかーさんは不思議そうな顔をしていた。

特徴あるのか、民俗取材に各地の村々へ出かける。

そこでも覚えてくれる人が多い。

数年の空白期間があったとしても覚えてくれてはる。

ありがたいことである。

大きなトロ箱に詰めてもらった肩身のブリは三枚おろし済み。

家でさらに三枚おろし。

背骨を中心に背と腹身に切り分ける。

正月2日におろしたが、ブリ脂で出刃包丁も刺身包丁もすぐに切れなくなってしまう。

それほど脂がのっているブリは腹身を造り。

背は皮を残して厚め切りして保存する。

食べたいときに冷蔵庫から取り出して照り焼きにするのである。

特上の身がある。

ブリをおろして残ったアラである。

ブリのアラ煮がむちゃ美味しいのである。

切り身が多いから何日も分けて食べる。

そんな美味しいブリの肩身の値段は税抜き価格で2860円。

前年より350円も安い。



ちなみに数軒のお店で売っていたブリの肩身を見て廻ったら3千円だった。

他店もだいたいが3千円。

どこともそうである今年の相場。

妥当な値段であるが、食べてみないと味はわからない。

トロ箱を抱えたまま売り場の棟を歩くわけにはいかない。



一旦は車を停めた駐車場に戻って収納する。

次に向かう先は反対側に建つ棟である。



ここで買うのは奈良県麺類卸売㈱で売っているエビ天に年越しソバ。

玉子焼は㈱ビッグウエーブフーズで買う。



できれば買っておきたいと思っていた牛肉もある。

エビ天は2尾パック売りで350円。

1尾あたりが175円。



昨年は130円だったが・・。

見比べはしにくいが前年よりははるかに大きなエビ天なのだ。

これには思わず飛びついた。

すぐにでも食べられそうなエビ天は年越しソバと一対もの。

そば玉は50円ですき焼きに入れるうどん玉は一つで40円。

えっ、である。

たしか岡井食品の麺だと思うが、お高いのである。

スーパートライアルなら一玉で5円。

一昨年のことだ。

むちゃ安いが、かーさんは味が違うという。

上等でなければ・・というが、味は。

お決まりのコースは㈱ビッグウエイフーズの極上玉子焼き。

美味いものだから、今年も奮発して4本も買った玉子焼き。

一本で税抜き180円。

(食祭市では300円?)これを3本。

もう一本は生姜入り。

これは200円。

すべて税抜き価格である。

買って店を出たら若い男性二人が経っていた。

長男の友だちだ。出かけるらしいと聞いてはいたが、まさかここで出合うとは・・・奇遇としか言いようがない。

最後に一回りして昨年好評だった鮑は売り切れていた。

だが、である。

処狭しに並べていたお店の一品に目が点にった。

昨年にマグロを買った「㈱丸二商店」にあった商品。



大きなタコの切り身がたったの千円だ。

パックからはみ出しそうなタコ盛りには驚いたものだ。

これは買わなきゃ損というものだ。

〆の買い物は牛肉。

29日にすき焼き用の牛肉を買っていた。

買ったお店は市内小泉町にある「産直市場よってって大和郡山店」である。

29日は「にく」の日。

毎月ある「にく」の日に買うことはないが、今日は何と云われたら思わず「にく」と日と口走ってしまう29日。

「産直市場よってって」に入店しようとしたときにドスン。

大きな音でガチャンとたててガラスが割れた。

近くにいた人は驚いいたが、怪我はなかった。

お店の前は通路になっている。

その外側と区域分けしているガラス張りの構造物がある。

そこにぶつかっていた単車。

運転していた人は見た目にも歳いった婦人。

キャーともなにも発せず驚きも。

ぶつけたことが理解できていないように思えた。

制服を着た店員さんが来ても動じない。

うなるばかりだ。

それはともかくこちらは牛肉買いだ。

「産直市場よってって大和郡山店内」にあるお肉屋さんで1kg入りのすき焼き肉を買っていた。

1kgで3980円。

100g辺りで398円。

他店ではこんな価格はあり得ない。

赤身の牛肉は一枚、一枚を包んでいた。

清潔感がある包みに釣られたのもある。



買ってはいたものの中央卸売市場にジュルネフーズ㈱がある。

一度は食べてみたかった牛肉はどれぐらい。

商品棚を見れば若干高いだけだ。

産直市場は特売だった。

こちらは平常価格・・・と思われた。

買う、買わない・・・どうするか。

この店は豚肉も売っている。

お好み用豚バラ肉が100g辺りで140円。

スライスも同じ価格。

これって一般的なスーパーよりも格段にお安い。

お肉も美味そうに見える。

思わず、300gくださいと声をかけた。

こうなりゃすき焼き肉も買ってしまえ。

残りは300gしかないすき焼き肉は一枚、一枚を包んではいない。

肉じゃがに最適と判断したかーさんが勝った。

いや、買った。



帰宅すれば朝食にありつける。

ここ数年は玉子焼きがメイン。

買ったときはヌクヌクホカホカの㈱ビッグウエーブフーズの極上玉子焼きだ。

買ってから1時間後の我が家では冷めていた。

冷めても美味しいと家人たちが口を揃える。

とにかく美味い玉子焼き。

試しにと思って買った生姜入り。

私はこれが大好きだ。



普段の我が家でも玉子焼きがでてくる。

かーさんが作った玉子焼きに紅生姜がつきもの。

一片、一片ごとに千切りの紅生姜をのせて食べる。

これが美味いんだな。

別皿に盛ったブツ切りダコとともにいただいた。

朝食にもう一品。



スライスした白いものは甘酢というかおいしい酢に漬けたイモ・・でもなく、ヤーコンでもなく萱森住民からいただいたハヤトウリ。

シャキシャキ感がたまらないハヤトウリの甘酢漬けもまた美味くて酒が進むくん、だ。

(H28.12.31 SB932SH撮影)


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