マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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芹井の庚申行事

2009年12月26日 08時13分48秒 | 桜井市へ
旧暦うるう年の3月末か4月始めに「トアゲ」の行事が行われている桜井市芹井。

瀧ノ倉で行われていた行事とよく似ている。

上、中、笹平、戌亥の4垣内。

それぞれで行っているので他の垣内の事情は判らないと前置きして話された笹平(ささひら)のご婦人。

笹平は3軒しかない。

当番は毎年持ち回りで交替して、家に天照皇大宮とおひまっつあん(お日待ち)の掛け軸を掲げる。

本来は60日毎の庚申の日になるが毎回はたいへんなので初庚申と仕舞い庚申にしている。

19時ころに集まってお茶菓子で済ませているという。

冒頭の「トアゲ」は橋の袂の庚申さんに残されていた。

青竹で作られた「花立て」や「ゴクダイ」、「青面金剛杖」が日焼けたような色合いになっている。

旧暦うるう年は3年、または4年おきにやってくる。

作る人がいなくなって継承していくのが難しくなってきたとご婦人は言った。

(H21.12. 8 SB912SH撮影)


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