マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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箸中・車谷垣内K家の閏年の庚申塔婆

2018年09月19日 11時19分47秒 | 桜井市へ
箸中の地蔵盆はほぼ垣内単位でされている。

隣村の芝もある。

祭りごとには法要どころか数珠繰りも見られない。

ただ、坦々という感じで村人それぞれがやってきては手を合わせるだけである。

垣内によってはそれもせずに地蔵さんの前に座るなり、立つなりしておしゃべりの所もある。

ここ車谷垣内に地蔵盆をしていると知ったのは前年の平成28年のことだ。

地蔵盆のことは別途に伝えておくが、珍しいのは地蔵盆の日に右の庚申さんに「青面金剛」の文字を書いた提灯をぶら下げることだ。

地蔵盆には庚申講の人は現れない。

ずいぶんと昔に解散されたようだが、提灯を吊るしてお供えもする。

地蔵盆の際に庚申さんにも提灯を立てていた桜井市箸中の車谷垣内。

東西を貫く街道筋に40戸の集落。

かつて三輪素麺の原料である小麦を水車でコトコト米ツキならぬ麦ツキをしていた垣内。

今では小さな小川のようになっているが、各戸の家の前を流れる谷川に水車を構築していた。

収穫した小麦を大量に挽いて小麦粉化する水車が多くあったことから「車谷」の名になったという名称事例である。

垣内名の由来を話ししてくださる村人は多い。

なかでも旧家母屋に居を構えるお家の門屋に見慣れた塔婆が残されていた。

庚申講は解散されたが、旧暦閏年の庚申トアゲの塔婆がある。

母屋のご主人の許可を得て撮らせてもらった塔婆に願文がある。

上から五文字の梵字に続いて「奉修 青面金剛童子 天下和順日月清明風雨以時災厲不起國豊民安兵戈無用崇徳興仁務修禮譲 庚申講中功徳成就」であるが、年号は見当たらなかった。

これもまた、庚申講の記念碑である。

(H29. 8. 1 EOS40D撮影)
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