マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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中山町の観音堂探訪

2019年10月09日 09時27分32秒 | 天理市へ
天理市の中山町で水口まつりをされている苗代田が何枚も見つかった。

うち1軒は苗代作業を終えて護符を立てはった。

松苗は大宮である大和神社の御田植祭でたばってくるが、「中山観音堂」の版木文字がある護符は中山町で授かる。

観音堂と書いてあるから、その所在地を訪ねてみたくなる。

有人販売所で売り子をしていた高齢な婦人も教えてくれたそこの場はお旅所。

毎年の4月1日に行われている新泉町に鎮座する大和神社の春の祭典であるちゃんちゃん祭の神幸祭。

祭りの場は中山町にあるお旅所である。

そのお旅所に中山町の氏神さんを祭る歯定(はじょう)神社がある。

お旅所で行われる神事などはこれまで何度も拝見してきたことがある。

中山町氏子は歯定神社の拝殿で大宮を中心とする郷村大字それぞれが参って御供を差し出す。

代わりに中山町から御供をいただいて戻る。

それは神社行事であるが、その場には観音堂そのものは見当たらない。

念のためと思ってお旅所にやってきた。

拝見した歯定神社に1月15日に行われる例祭行事を記す札があった。

時間帯はわからないが、村行事がここにある。

その日はとんど焼きが行われる日でもある。

苗代作りを拝見させてもらった田主が云うには、とんど焼きに出かけて護符を授かってくる。

それが苗代に立てた「中山観音堂」の護符であるが、肝心かなめのお堂はどこにある。

この地はひっきりなしにハイカーがやってくる山の辺の道の一角。

この日も何組かがやってきてお旅所の由緒書に目を落として読んでいたが、観音堂のことは記されていない。

ここお旅所にやってくるハイカーは圧倒的に桜井市から歩いて来る人たちが多い。



その人たちが石畳みの道を登ってくる。

駆け上がる直前にある施設は木造のトイレである。

その前辺りの道沿いに石仏がたくさん寄せられている。

ふと、そこで気がついた。

道を登りつめたところにあったお堂である。



それこそが観音堂であった。

境内併設に村の集会所もある。

護符を版木で摺ると云っていた場であろうか。

そうであれば6人の当番の人が摺った護符は念仏寺の僧侶が祈祷していると想定される。



辺りをぐるりと見渡せば小堂もある。

そこに祭っていた石仏は青面金剛像。

庚申さんであると思って庚申堂の内部を・・・。



あったのは庚申講が供えたと思われる旧暦閏年に行われる庚申塔婆である。

2本の塔婆に文字が見えない。

見えない場所に書いてある可能性も拭えないが、勝手に動かすことはできない。

(H30. 5.12 EOS7D撮影)

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