マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

ススキ提灯と祭文音頭の夕べ

2012年09月29日 09時21分06秒 | 民俗を観る
この日の夕べに催しされた奈良県立民俗博物館の特別催事。

館内での打合せを終えて飛びだした写真家たち。

どこをどうとらえるかが楽しみだ。

催事の会場は大和民俗公園内に寄せられている旧臼井家住居付近。

高取町上土佐に所在していた町家だ。

開演時間も過ぎていた広場。

大和茜会は河内音頭に江州音頭を披露する。

音頭取りのご仁のお顔はS氏。

館内でいつもお世話になっている。

もう一組は田原地区伝統芸能保存会のみなさん。

始まる前は館内で「大和の祭りと芸能」の企画展を拝観中だった。

馴染みの顔ぶれに笑顔が溢れる。

同団体は昭和53年、奇跡的に復活した祭文語りと、これを盆踊りに活かした祭文踊りを披露する。

団体のOさんは出合う度に、産経新聞に載せてくれたんやと私を紹介する。

ありがたいことだが田原を紹介したのは“日本で唯一残る”祭文語りと“香り味わう家庭の味”のホオの葉弁当の2件だ。

Oさんの話によれば80食も作ったホオの葉弁当はあっという間に売り切れたという。

また、団体の一人であるSさんは10月6日から展示される「私がとらえた大和の民俗(2)」写真展にも登場することを付け加えておく。

会場は大勢のお客さんらでひときわ賑わっている。

県内各地でお世話になった人たちも来られていた。

出合う度に久しぶりの歓談。

あっちでもこっちでも出合う度に話をするものだから撮影には気がいかない。

会場の下支えもしていただいている人たちも顔なじみだ。

この日の会場は朝から“そうめん流し大会”が行われていた。

昼からの会場は予定人数を遥かに超えたと聞く。

会場設営は朝からだったそうだ。

夕べの会場もテント内で焼けた笑顔を見せるYさん。

「疲れたなんてことは言えない」と白い歯を見せる。

夕べの催事のトリは御所市鴨都波(かもつば)神社のススキ提灯。

ススキ提灯と呼ばれる大きな竿灯を持つ鴨の宮若衆会。



2本の提灯を操るダイナミックな演技に見惚れる。

同地では夏祭りと秋祭りに登場するススキ提灯。

昭和27年までは夏祭りだけであった。

それだけに秋祭りよりも夏祭りに集まってくる客数が大差の開きと聞いている。

(H24. 7.29 EOS40D撮影)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。