カネシゲタカシの野球と漫画☆夢日記

移転につき更新を停止しました。

「阪神マンガーズ」勝利の行方は?

2004年05月25日 23時39分40秒 | ☆阪神タイガース
さあ、30分前の記事で告知した「マンガウルフ監督」による「阪神マンガーズ」による本日の試合のやり直しです。
舞台は甲子園のナイター。
もちろんピッチャーは藪と吉見です。

1回
初球の落ちる球をいきなり石井琢にセンターにはじき返される藪に不安を覚える。
ポイントとしたキャッチャー・野口も2塁におもいっくそ悪送球でらくらく盗塁を許す展開。しかし後続は打ち取る!

さあ、相手は吉見投手。
赤星がいきなりヒット!しかし久慈の打席の初球にいきなり盗塁をこころみるも悠々アウト!
その後、久慈・今岡が凡退。いやな流れだ…

2回
横浜は無得点

阪神は金本がフェンス直撃のスリーベース!そして関本がライト前におちるタイムリーヒットで念願の先取点!
マンガ監督の顔が思わずほころぶ。
しかし葛城と野口があっけなく凡退。
「お前らのためにやっとんのじゃドアホ!」
ベンチを蹴り上げるマンガ監督。
その衝撃で1メートルは跳ね上がった藤本。

3回
藪は危なげない投球。変化球の曲がりがいい。
今日は調子がよさそうだ!

阪神、先頭の沖原が出塁!
藪が絶妙のバントでランナーを2塁に進める。
そして相手のF.Cと久慈の送りバントでツーアウト・ランナー2・3塁。
バッターは今岡!

きっちりセンター前にタイムリー・ヒット!

さすがチャンスにミート・カーソルがでかくなる男なだけはあります。この回2点追加で3対0!

4回
藪はいい当たりを連発されるも飛んだコースが良く無失点。
一方、我が阪神マンガーズも野口に2死からヒットが出るも無得点。

5回
金城にセンター前ヒット。
3点差なのにバントできっちり送ってくるコンピュータ
しかし中村にヒットも打たれて1・3塁でバッターは吉見投手。
なんとスクイズ!しかも成功!結局この回は1失点の藪投手。

そのウラ、先頭の藪がまさかのヒット
そしてまた今岡にセンターオーバーのタイムリー!
必死でボールに飛びついて地面に腹を打つ横浜・多村選手。
ゲームとはいえケガが心配です。
その後金本にもタイムリーがとびだし5対1!

その時横浜ベンチが動いた!
デニーがでてきたぞ
吉見は9安打5失点で降板です。
デニーは後続を打ち取ってチェンジ。
あとはマンガ監督の継投次第の展開。

6回
藪は危なげない投球で横浜打線を三者凡退に。

マンガーズは野口のヒットで2アウト2塁。
虎のベンチが動いた(←ていうか僕)。

代打・桧山!

そりゃレギュラー温存の試合ですもの。控えには豪華代打陣がずらっと並んでおります!
はい、セカンド・ゴロ

7回
さあ甲子園のレッツゴー三匹の登場です。
一番手はリガン!

いきなり佐伯にヒットを許す嫌な展開・・・

しかし後続をゲッツーで抑えてお役御免です。

7回ウラ、赤星の打球に石井琢が飛びついてファインプレー!
ゲームでもいや~な人ですね(笑)
しかし久慈が出塁のあと今岡にレフトへのどでかいアーチが飛び出す!
ていうか、デニーが明らかにバテバテでした。
2点追加で7対1!楽勝ペースだ。

その後、金澤が1失点するも7対2で悠々勝利!
最後は安藤がしめました!(ジェフは出番なし)

というわけで

去年のデータをもとに作られたゲームで快勝です!
マンガ監督も大いに喜んでいましたよ。


<漫たま節>

(報道陣の前に栄養ドリンクを飲みながら現れたマンガ監督)
記者「監督、おつかれさまでした。終始マンガーズのペースの試合展開でしたね」
マンガ「いや、巨人戦のあとよく頑張ってくれた。藪がええカンジやったわ。やっと勝ちをつけてやる事ができたよ」
記者「なんと今岡選手が5打点の大活躍です」
マンガ「あと3塁打でサイクルか…。広い甲子園やから期待したけどアカンかったな。」
記者「今日はレギュラー温存ですか?」
マンガ「なに言うてんねん。彼らも立派なレギュラーよ」
記者「初スタメンの葛城はノーヒットですね」
マンガ「うん。まあ調子のマークが紫色やったからね。絶不調。ほとんどノイローゼみたいやった。試合後も泣いてた。心配やね」
記者「しかし野口選手は2安打。沖原も得点にからみました」
マンガ「矢野がちょっと(巨人戦から)調子落としてるからね。いい休養になったんと違うかな?今日は(矢野は)ベンチに私服で入れとった。すごいリラックスできたみたい。派手なトレーナーやったよ。」
記者「横浜戦、今季初勝利ですが」
マンガ「しらん」(足早に引き上げるマンガ監督)



あきまへんなぁ阪神さん

2004年05月25日 22時20分00秒 | ☆阪神タイガース
藪が先発の試合に珍しく先制して、「今日こそは横浜に勝てるかも」などという、去年には考えられなかったささやかの夢を抱いたのですが…あきまへん。
8対2の敗戦です。

先発の吉見投手には粘られました。
立ち上がり、球のキレっちゅうか調子が悪そうに見えたのに6回まで2失点で投げさせてしまいました。
同じく藪投手も、ランナーは出すも併殺で切り抜けるさすがの展開でしたが、5回・6回に連打を浴びて、結局11安打4失点で6回降板。
その後も中継ぎ陣が失点を重ねました。
金澤、久しぶりにみましたよ。ヒット打たれちゃいましたけどね。

ていうか、やっぱりジャイアンツ戦の後は疲れが見えますよね。
矢野なんて今日3三振ですよ。
まあ、巨人戦の段階で少々調子を落としていたのが心配だったんですがね。

まだ余裕をみせられるペナントレースではまったくないんですが、
どうでしょう?巨人戦のあとは思い切って控えのメンバー中心にオーダーを組んでみては?

1.センター   赤星
2.ショート   久慈  
3.セカンド   今岡
4.レフト    金本 
5.ファースト  関本
6.ライト    葛城  
7.キャッチャー 野口
8.サード    沖原

ポイントはキャッチャーの野口でしょうね。
というわけで僕の手元にあるPS2のゲーム、「プロ野球スピリッツ2004」のコンピューター同士の対戦で、今日の横浜のオーダーも設定してシミュレーションしてみたいと思います。

結果は30分後くらいで!

「巨人の野球は面白いのか?」番外編 飛ぶボール反対論

2004年05月24日 21時54分30秒 | ☆提言・苦言・球界再編
さて、前回「巨人の野球は面白いのか?」というテーマで皆様のコメントを集め、ひとまずの結論に至った当BLOGです。

ちなみに過去の記事はこちらから
第1回
第2回
第3回(ナベツネ暴言集)
第4回(ナベツネ暴言集その2)
第5回

で、今回のテーマは巨人だけに限らない日本プロ野球界全体の問題であります「飛ぶボール」について考えてみたいと思います。

巨人のホームラン攻勢というスタイルの是非を考えるときに、「飛ぶボール」という問題は避けては通れない問題だと感じました。
まず皆様のコメント(斜体字)のいくつかをご紹介したいと思います。

Unknown (ピカリン)
今年は、飛ぶボールが野球をつまらなくしてますね
打ちそこないのレフトフライがホームランになるようなプレイを見ても、ちっともワクワクしないですね
あれがホームラン?みたいな感じですから
ファンに感動を与える野球を目指して欲しいです
巨人の視聴率が今悪いのは、この感動を与えるプレーがないからじゃないんでしょぉか?

「虎砲」という阪神BLOGを立ち上げておられるピカリン様のご意見です。

もうひとつ取り上げてみましょうか。


Unknown (通りすがりZ)
巨人戦についてですが、僕は巨人打線というよりも、プロ野球全体でホームランが異常に出やすくなっている状況が面白くありません。戦術に多様性が無くなるのはやはりつまらないです。

僕は阪神ファンなので、ヒイキ目になってしまいますが、去年のタイガースって本当にたくさんの得点パターンがありましたよね。
連打で得点する。アリアスの一発で得点する。赤星が四球と足と犠打のみで得点する。etc...
去年のタイガースフィーバーは、ただ単に阪神が強かったというだけの理由ではなくて、試合が面白かったからだと思う

とにかくホームランばかりの試合は面白く無いです。
これは別に巨人戦に限らず、今年のプロ野球全体に
言えることです。狭い球場・飛ぶボール・狭いスト
ライクゾーンなど理由は一つに絞れませんが。
野球に限らず、ゲームで一番重要なのはバランスで
しょう。


似たようなコメントは他にもたくさんの方から頂いております。

さて、そもそも「飛ぶボール」とはなんなのでしょうか?
詳しくご存知ない方は「nota.or.tv」様や萬興味津々堂の「ぶろぐ」 様のこれらの記事をごらんくださいませ。

要するに日本球界には「良く飛ぶボール」と「あまり飛ばないボール」の2種類が混在しているということなんです。
で、整理すると…

飛ぶボールを使用 →巨人・中日・横浜・パリーグ6球団
普通のボールを使用→阪神・広島・ヤクルト

どれくらい効果があるのかというと、使用後は本塁打数が2倍になるほどの劇的な違いがでます。

ではこちらの「飛ぶボールが野球を壊す」と題された海老沢泰久氏のコラム記事をご覧ください。
下の文章はそこからの引用です。

誰がこんな野球をよしとしているのか知らないが、ぼくはどんな打球でもゴルフボールのようにポンポンとスタンドに飛びこんでいくホームランを見るたび、野球が壊れていくのを見ているような気がして、暗澹たる気分でいる。

えーっと、「誰がこんな野球をよしとしているのか」といえば答えはおそらくマスコミです。

この間の巨人・横浜戦のフジテレビ中継予告CMでは清原選手やT・ウッズ選手の映像にあわせて「さあ、いったい何本のホームランが飛び出すのかー!?」とナレーションが煽り立てていました。

また、巨人打線が開幕からの連続ホームラン記録をどんどん更新していたとき。
日本テレビの中継のまあ、うれしそうなことといったら…
(それについて朝日新聞の記者が思いっきり毒を吐いています。よろしかったらこちらをどうぞ)

結局は「ホームランこそが野球の華」という言葉をマスコミは思いっきり盲信しているんですよね。
で、その妄想というか誤りに、他ならぬプロ野球自体が追随しているということです。

ちょっと「すぽると」とか「うるぐす」とか、スポーツ報道番組をなにか思いだしてください。
ダイジェストで放送されるシーンの中心はやはりホームラン。
とにかく打撃戦ってド派手に見えて、マスコミ言葉でいうと「絵になりやすい」ですよね。
逆に投手戦は「絵になりにくい」
テレビ的に地味なんですよね。

例えば観客動員に苦しむパ・リーグなんかは、「マンデー・パリーグ」の導入経緯でわかるように、とにかくマスコミに取り上げてもらいたいんです。
カブレラとローズのホームラン競争なんて、視聴者の興味も引きやすく非常に絵になりますよね?
報道されれば観客増にも直結します。
う~ん、しかし…

そしてセントラルはどうでしょう?
広いナゴヤドームの中日はともかく横浜は?巨人は?
巨人なんてただでさえ「ドームラン」が出易い上に、実は神宮球場とほとんど大きさが変わらない東京ドームを使用しているんですよ?

で、ここに興味深い3球団の共通点を見つけました。

巨人=読売新聞・日本テレビ
中日=中日新聞
横浜=TBS

マスコミにつながりが深い球団が「飛ぶボール」をつかっているのですよ。

いや、ホームランは確かに華がありますし、面白いですよ。
だけど過程が大事なんですって!
「飛ぶボール」の場外ホームランなんて思いっきり極端に言えば八百長みたいなものじゃないですか。
ましてや「ドームラン」なんて…
だいたい、こうポンポンとホームランが飛び出すと興ざめですよ。
一本あたりの値打ちがどんどん下がりますよ。
必殺技はたまにでるから必殺技なんです。
長州力が最初から最後までリキ・ラリアットだけで戦ってみなさい。
醒めますって、それ。

いや、とにかくかきぴー様もおっしゃてましたが「日本のスポーツはマスコミ主導のファン不在」なんです。
ドアホって言いたいですよ、まったく。

「とりあえずいっとけ!?」様で「野球ボールの国際規格を」と唱えてらっしゃいますが、本当にそうですよね。
こんなことはコミッショナーの「ツルの一声」で簡単に実現しそうなものですが、日本野球機構なんて読売寄りの事なかれ主義者ばかり。全然機能していないのが現実です。

さて、ここに「本物のチカラ」と題されたHoneywer様のちょっと前の記事があります。
SSK野球用品のCGなしのユニークなコマーシャル映像にひっかけて「飛ぶボール」についてこのようにおっしゃっています。

飛ぶボールに頼るのは、コンピューターグラフィックに頼った映像のようなものだ。
本物の迫力と感動に欠ける。
飛ぶボールに頼るんじゃなくて、技術を磨くことで、エキサイティングな野球を見せてほしい。


いや~、まさに皆さんが言いたいことって、きっとコレですよね。

(なお、僕も過去の記事で「飛ぶボール」と「試合時間」について記事にまとめています。内容は今回の記事と少なからずかぶりますが切り口が少々異なるので、よろしかったらそちらもどうぞ。)


いかがだったでしょうか?
これで長きにわたって連載した「巨人の野球は面白いのか?」という考察も晴れておしまいです!

全ての方のコメントをご紹介できなかったこと、無断で皆様のコメントに編集・要約が加わっていること、そして一つ一つのコメントやトラックバックに充分にお返事が出来ませんでした事を、ここで改めてお詫びいたします。
どうも申し訳ありませんでした。

また、今回の企画に関しまして皆様のご意見・ご感想などもいただけますと非常に光栄です。

いや、疲れました。
本当に疲れました(笑)。
こんなに疲れたのは大学の卒論以来ですよホントに…。
正直、軽い気持ちで皆さまのコメントを募集したら思わぬ反響と広がりを見せまして(笑)

しかし、今回一番感じたのは
やっぱり皆さん野球が大好きなんだといううれしい事実!

これからも、好きなチームや好きな選手の垣根を越えて、時には気楽に・時には真剣に、野球ってやつを楽しもうじゃありませんか!

では最後にひとこと。

 


あ~しんどかった!


阪神巨人戦 ああ、栄冠はキミに輝く!

2004年05月23日 22時21分10秒 | ☆阪神タイガース
甲子園球場。風船の音がため息とともに…

9回ウラ・2アウト・ランナー1塁。
スコアは2対1と阪神がリード。フルカウント。

マウンド上は阪神・ウイリアムス。
そしてバッターは打撃絶好調の巨人・小久保。

あと一球コール。
超満員の甲子園の阪神ファンは試合終了とともに歓喜のジェット風船を飛ばそうと、ふくらんだ風船の口を押さえて今か今かと待ち構える。

ウイリアムスが投げた。

右打者のインコースに入ってくるボール。
小久保の渾身の一振り…
ぐんぐんと伸びる白球は広い甲子園球場の左中間スタンドに飛び込んだ。

ツーラン・ホームラン。
巨人逆転!

「信じられない…」
思わず手放され、持ち主を失った幾つかのジェット風船はむなしくピュゥっと音を立て、あてもなく上空をさまよった。

ある者は9回のサヨナラ逆転勝利を夢見て、あわてて風船の口をぎゅっとしばる。
またある者は長いジェット風船を胸に抱きかかえ器用に空気を抜いていく。

ああ、なんというむなしい作業だろう。
まるで遠足のために用意したせっかくの弁当を、雨天中止のために教室で食べるがごとき、むなしさ…。

しかし虎はあきらめなかった。
まだウラの攻撃が残っているんだ!

先頭バッター、代打のアリアスがライトにヒットを放つ!
湧き上がる甲子園。
十字架にそっとキスをするアリアスにすかさず代走・平下が送られる。

しかし、続く赤星は三振!
今季のタイガースは送りバントを多用しない。
そして藤本が三塁ゴロのあいだにランナーは2塁へ。

ツーアウト・2塁。
バッターは選手会長・今岡誠。


打った!



ぐんぐん伸びる打球は必死で追いかけるライト・高橋由伸の頭上を越えてフェア・グランドに落ちた。


今岡・意地のタイムリー!

やった、同点だ…!

しかし後続は続かず!
桧山は本当にチャンスに弱くなってしまったものだ。
試合は延長戦へと突入。



マウンド上は安藤、バッターはシコースキーの代打・元木大介。














うっきーーー!!

ホームラン打ちやがって

うっきーーー!!!

あんどーウッキー!!

アカンやーん!!

でも次の回があるんだ!

どうなったタイガース!?



粘る阪神タイガース!
河原が投げる。
関本が四球で出る。
久慈が送る。
矢野が倒れる。
しかし…平下が執念の内野安打!なんとか繋いだ!


そしてバッターは赤星…


誰もが思い出す前回の広島戦の雨中のサヨナラ劇。
そういえば、あの時も確か先発は下柳投手だった。

雨空の甲子園に
  たしかに赤い流星が走ったんだ…

ぼくたちはそれを知っているんだ…!

甘く入った河原の高めのストレート。

打った…!


ぐんぐんと左中間に伸びた打球に、センターの俊足・鈴木が飛びついた。

獲れない、抜けた!
フェンスまで転がった打球を、レフトのローズが力なく内野に返球する。

関本はホームイン。
そして…平下もホームイン!



サヨナラ!



サヨナラ!!



今日も赤い流星が



駆け抜けた!



勝ったー!俺達は



また勝ったぞー!!!




虎の鳥谷タイムリー!阪神がリード

2004年05月23日 20時24分30秒 | ☆阪神タイガース
それにしても巨人の久保も踏ん張りますね!
前回のヤクルト戦の無四球完投勝利で自信をつけたのでしょうか?(あの7時の段階で11点くらい入っていた試合です)
彼のアイスピックのように尖ったモミアゲと、ばさっとザンバラな五右衛門カット(?)の髪型が妙に気になってしまう今日この頃です。

まあ髪型といえば、球界を代表する大荒れ無造作ヘアーの阪神・下柳!
もうシモさんに対抗できるのは日ハムの隼人選手くらいでしょうか?(ご存知ない方は今すぐ名鑑でチェック!)

今日は4回ウラの攻撃が見どころでした。

ノーアウトから金本選手が打ち上げたなんの変哲もないレフトフライにボーッとつっ立ったままの清水。
必死で追いかけるニ岡との間にポトンと落ちるラッキーな二塁打。

解説の福本豊氏は「ドームより見やすいよ。だーめやん、あんなもん補らんと!」

しかしその後、桧山・関本が凡退でいやな感じ。
そして迎えるバッターは今日も3塁スタメン出場のルーキー…
鳥谷敬

「あ、絶対無理」と思った阪神ファンは何割ぐらいだったのでしょうか?おそらく5割以上はあきらめていたと思います。

「絶対無理」

「絶対ムリ」

「ぜったいムリ」

「タイムリー」


あ。タイムリー



ぼてぼてながら1・2塁間をやぶる鳥谷のタイムリーヒットで一点追加の2対0になりました。
無得点で終わっていると嫌な流れになっていたと予想され、非常に価値あるタイムリーでした!

しかし現在回は7回。
昨日に続いて打撃好調の小久保が左中間にソロ・ホームランをお見舞い。
「あー!」とマウンド上で声をあげ悔しがる下柳。

試合は8回オモテに突入。
スコアは2対1でタイガースが一点リードです。
ピッチャーは「甲子園のレッツゴー三匹」の三男坊(?)リガンにチェンジ。

阪神巨人戦 先制はタイガース!

2004年05月23日 18時24分30秒 | ☆阪神タイガース
本日の甲子園。
先発は巨人が2年目の久保投手。
一方、阪神の先発は不思議と負けない下柳投手。

一回ウラ、タイガースは赤星が久保の初球をうまくチョコンと飛び跳ねながらさばいてレフト前にヒット。
続く藤本、今岡は凡退するも、4番の金本が右中間を破るタイムリーヒット!
赤星と入れ替わり一塁にいた藤本がスタートを切っていて悠々とホームイン!

タイガースが1点先制です。

いや、仕事しながら野球をみるのは難しいですが皆様とともに今日もタイガースを応援していきますよー!

僕のバンドの曲がネットラジオに登場!

2004年05月23日 06時32分19秒 | ☆BLOG/その他
皆様はネットラジオというものをご存知でしょうか?
24時間もちろん無料で音楽を放送してくれる、ネットで聴けるラジオのことです。
で、そのインターネットラジオ「これい~な」Non Stop Music Stationにて、僕がやっているパンクバンド、ザ・クーピーズの楽曲がオンエアされることになりました!

配信される曲はアルバム「たんたん魂」のなかから、僕が作詞と作曲を手がけた3曲。(後日追記:7曲全部流してくださっているみたいです!)

「クーピーズのウィー・アー・ザ・ワールド」…世界平和と「伊東家の食卓」について歌っています。「♪世界はひとつ」なんて子供の戯言ですけどね(笑)

「泣けてくる」…メロディアスなパンク・ナンバー。なぜか本当に
泣けてくるとご好評いただいている我々の代表曲です。

「サムライサンキュー」…就職難の時代に仕方なく「武士」に就職した女性のお話。

「アパパ体操」…中国の体操をイメージしました。中国ライブでも演奏しました。着メロにもなっていますよ。

「ブラックバス」…歌詞には意味がありそうでまったくナシ。なぜか一番人気が高い曲です。

「よろしクーピーズ」…曲の合間に「かっとばせー掛布!」とか「レッツゴー井川!」とか叫んでます。

「高円寺しぐれ」…パンクですが演歌です。歌詞だけはムーディーな歌謡演歌です。イントロのギターは僕ですが、ライブでは10回に4回は間違います。

実はこのネットラジオは、いつも僕が楽しく交流させていただいている野球BLOG「マジメにぼやいてみよう。」の小谷隆さまが運営なさっている国内最大級のネットラジオなのですよ。(すごい方と交流しています)
今回小谷様のご推薦でこのようなネット配信の運びとなりました。
この場を借りてあらためてお礼申し上げます。
本当にありがとうございます!

なお、この「これい~な」では、僕も愛してやまない「Honeywarの野球日記」・Honeywer様の野球歌謡なども同時配信中でございます。
そちらも要必聴ですよ!

というわけで、今回はそんな小谷様の似顔絵を描かせていただきました。
(ちなみに作画資料はこちら)
小谷様が愛してやまない中日ドラゴンズのユニフォームを着ていただきました。

喜んでいただけるかな~?
喜んでいただけたらうれしいな~?
「これい~な~」って言ってくださるかな~?
どっかで使ってくださるかな~?

というわけで、しばらくの間ローテーションでガンガン流してくださるそうですので皆さん是非とも聴いて下さい!

阪神・井川が坊主になりました。

2004年05月23日 03時53分00秒 | ☆阪神タイガース
最近「マンガウルフの野球と漫画☆夢日記」では難しい話題が続きました。僕の弱い頭もパンク寸前でしたので、代わりに井川投手のロン毛をパンクさせてツルっと剃ってみました。

最近いろいろなところで「井川よ、髪を切れ!」という苦言が呈されております。
皆様、この似顔絵で勘弁してやってくださいまし。

で、描いてみた感想。



 怖  い




                     以上です、編集長。

甲子園のレッツゴー三匹 その⑦

2004年05月22日 22時42分18秒 | ☆企画・ネタ・似顔絵・顔面ツラ野球
「安藤でーす!」「ウイリアムスでーす!」「渡辺恒雄でございます…『シコースキーって誰だー!!』」
バシッ!
安 藤「いやいや、すごかったね7回裏の逆転劇!」
ジェフ「すごかった!あの回シングルヒットばっかりなんと6本。一気に4点いれて福原くんに勝ち投手の権利をプレゼントしたからね」
安 藤「僕が投げて…」
ジェフ「僕が抑えて5セーブ目!これも安藤くんが頑張ってくれたからやね!」
安 藤「なにゆーてんの、ジェフ君にも助けられたし、ぜ~んぶジェフ君のおかげ!」
ジェフ「いやいや安藤くんのおかげ!」
安 藤「いやいやジェフくんのおかげ!…あ…一人投げてない…!
リガン「(寂しそうに)…投げたッちゅーねん」
安 藤「はっはっはー!負け惜しみはいかんよ負け惜しみは」
リガン「僕、投げたもん」
安 藤「どこで投げたんよ?」
リガン「シコースキーに変装して投げました!
安 藤「ウソをつくな!」
リガン「俺はこう見えて変装の名人なの!ばれたくないから投げた後、全速力でベンチに戻ったよ」
安 藤「いや、全速力で帰るのはシコースキーのトレードマークやし」
リガン「人呼んでリガン三世。おいらリガ~ン三世!
安 藤「いや、“ン”しか合ってないし無理があるよ」
リガン「うるさい!!おいらリガ~ン三世!お前らとはトリオ解散じゃい!もう泥棒家業に転向じゃ!」
安 藤「今日ちょっと活躍できんかったからってグレちゃって…ほな誰と組むねん?次元大介と石川五右衛門か?」
リガン「ううん。元木大介とヤクルトの石川
安 藤「いやな3人組やなー、オイ」

リガン「ほら、ものすごく強そう」
安 藤「どこがやねん!一人ちっちゃいし、一人おっさんやないか!足遅いし銭形警部が追いかけて来ても逃げられへんやろ」
リガン「でも大介は“クセ者”だけに手グセが悪いらしいよ」
安 藤「失礼なことを言うな!」
リガン「いや、俺は本気でこのトリオで泥棒をする。まずは次の塁を盗むよ。行け、元木大介!盗塁だ!
安 藤「だから足遅いねんて、この人ーッ!」
リガン「王様の宝物を盗みにいくのだ!」
安 藤「いやいや、王様なんか日本におらんし…」
リガン「王様のチームから城島と和田と松中を盗むのだー!!」
安 藤「その“王様”かい!」
リガン「シコースキーはクビだー!1リーグ制だー!」
安 藤「ナベツネになっとるやないか!もうええわ!」

失礼しました。無理矢理です。

ともかく今日は小久保のホームランで先制されるも、7回に目の覚めるような逆転劇。

金本アニキのセンター返し!
一塁上で、興奮をおさえようと必死な表情のアニキが印象的でした。
福原投手はなんと7勝目です。
やっぱり井川投手さえきっちり勝っていれば、今頃もっと楽に戦えているのに残念!
明日もがんばろー!

「巨人の野球は面白いのか?」についての考察 結論

2004年05月22日 17時41分10秒 | ☆提言・苦言・球界再編
というわけで、今回は僕がこの考察で最初に述べた「巨人の野球はある意味ものすごく面白い」という部分を、皆さんのコメント(斜体字)をご紹介しながら突っ込んで考えてみたいと思います。

ここまでの論旨をまとめるならば…

1.スポーツ競技としての巨人の野球はつまらない。なぜなら野球の醍醐味である走・攻・守のバランスという要素をあまりに無視しているから。

2.しかしある意味、他の11球団に比べてものすごく個性的で結構面白いんじゃないか?

3.なぜ素直に応援できないかと言えばチーム作りの過程に問題がありすぎるんだ。

4.その元凶はナベツネとジャイアンツのフロントにあり、その強引な手法はプロ野球人気の衰退を推し進める結果しか出していない。

ここでは「3」や「4」についての考察ももう少し深めましょうか。

まず「阪神優勝、巨人最下位」 という非常に思い切った(笑)タイトルのBLOGを立ち上げておられるサウスポーあさちゃん様の、TBいただいた記事をとりあげて引用させていただきます。

マーティ・キーナートさんが言っていたと思うのですが、「日本の野球ファンは、讀賣ジャイアンツファンしかいない。ジャイアンツが好きなファンとジャイアンツが嫌いなアンチ・ファンと」ということで、日本のプロ野球自体が讀賣新聞の経営戦略の中に組み込まれてきた経緯にあり、いびつな構造になっているのです。

僕は勉強不足でこのマーティーさんについてはよく存じ上げないのですが、この指摘は一昔前の日本のプロ野球ファンの分布状況を的確に述べております。

「巨人ファンがほとんどなんだから、巨人が勝ちさえすれば手段を選ばずともプロ野球は発展する」

おそらく読売巨人軍のフロントはそのように甘く考えていたのでしょう。

しかし結果はそうではなかった。

「江川問題」のあたりから巨人軍の強引なやり方に巨人ファン自らが異論を唱えだしました。
(ちなみにこの「江川問題」の事後処理で力を発揮した人物こそが現在の読売ジャイアンツ代表・三山秀昭氏だそうです)
そして素人フロントと長嶋氏のカンピューター采配などで必ずしも磐石な強さを発揮できなかった巨人軍のあせりは、より強引でなりふり構わない補強を推し進める原動力となり、周囲の反感だけがますます増幅する結果となりました。

ふたたびサウスポーあさちゃん様の記事に戻りましょう。

「巨人が大勝ちしている試合はつまらん!」
「巨人が大負けしている試合は面白いが、せりあって負ける方がもっと面白い。サヨナラ負けなんて最高!」
ってところでしょうか。


ここで「巨人軍の野球はある意味ものすごく面白い」という僕が導いた結論の中身が見えたことでしょう。


そう、現在の読売巨人軍はプロ野球界の「悪代官」として存在意義があり、そのチームが敗れることは心の底から面白いのです。


皆様のコメントをご紹介しましょう。

あるべき姿とは思いませんが (nota)
他球団ファンから見れば、憎しみを一手に引き受ける対象であればあるほど巨人戦は面白くなると思います。
対極となるような野球を相手チームが見せてくれればなおさらです。
一方巨人ファンや所属する選手自身は複雑な思いがあることでしょう。
なぜならチームは強くても、その強くなってゆく過程をファンはあまり共有できそうにないと思うからです。


その通りです。
「過程」は本当に大事なのですよ。
これは小谷隆様の
「マジメにぼやいてみよう」の記事に対して僕書かせて頂いたコメントからの抜粋に筆を加えたものです。

やはり結果も大事ですが、過程はそれ以上に大事ですよ。
とくに我々日本人にとっての野球というのはその過程をとても大切にする傾向がつよい。
これは高校野球がいまだに教育の一環と捉えられていることも一つの要因だと思います。(←賛否両論は置いといて)

「江夏の21球」
「ロッテ・村田兆治 奇跡の復活」
「88.10.19 近鉄バファローズの無念」
「オリックス小林、オマリーへの14球」
「タイガース、万年Bクラスからの脱出と優勝」
「ロッテ・黒木 復活への道」

これらが伝説として語り継がれるのはそこに実のある「過程」があるからこそなのです。
清原がジャイアンツにおいて熱狂的に支持されるのも、西武入団のエピソードから始まる、彼のプロ野球人生という「過程」があるからこそなのです。


仮に実のある結果があったとしても、その過程が胸を張れないものならば、ファンは素直に楽しめない。むしろ反発する。
エンターティメントとしての野球とはそういうものではないでしょうか。

では当BLOGの名物記事「甲子園のレッツゴー三匹」の発案者でもある「rokkoUOroshi -Tigers blog-」のかきぴー様のコメントを見てみましょう。


あれはあれで、ありなのでしょう。 (かきぴー)
巨人もとい、讀賣は一手に「ヒール」役を担ってるんですよね。プロレスだって、ヒールがいるから面白い。
勧善懲悪が楽しいのは世界共通です。

多分仙ちゃんが金にあかして選手を集めたとしても、ここまで言われない。360度悪人面のナベツネが牛耳るからここまで言われるのでは?

で、ここまでスター選手を集めても、ぶっちぎりの首位になんか全然なれてないあたりがまた面白い。
レアルマドリードだってあれだけの選手を集めても、常勝軍団ではない。

スポーツというものを考えるときに興味深いデータを採取できるプロトタイプとして、讀賣という球団は、存在理由があるのではないだろうか?
対戦するバッテリーだって、次から次へと出てくる4番打者相手にどう攻めていくかという、すごい修行の場を得られるわけだし、やっぱ必要悪です。


この「必要悪」という言葉は萬興味津々堂の「ぶろぐ」 の鳥夫様も使っておられます。
また広島ファン、「目指せ!シナリオライター!!」のしなたま様もアンチ巨人だが、強くあってもらわないと面白くない。あれだけすごい選手がいっぱいいるのにチームとしての魅力が巨人にはないといった趣旨のコメントを残しておられます。

かきぴー様がおっしゃる「ヒール役」という考え方はまさにその通り。
しかし、問題はプロレスのヒール役はあくまで「役」であり、「演じている」という大前提があるということ。
それが「演技」ではなく「事実」になってしまうと本当に「ヒール」・「悪」になってしまい、「勧善懲悪」になってしまうという…これはいただけないでしょう。

いったい誰にとっていただけないのかというと、他ならぬ巨人ファンの皆様にとっていただけないのです!

いまだに日本国民の大多数が支持する読売ジャイアンツ。
その支持の理由はさまざまでしょう。
「強いから」
「テレビでやってるから」
「家族が巨人ファンだから」
「清原が好きだから」
「昔、乱闘で堀内ピッチングコーチが味方に殴られていたから(笑)」

しかし、大多数の方が「ヒールだから」という理由は挙げないでしょう。挙げたとしてもごく少数派のはずです。(プロレスにはヒール役のファンも多いでしょうが…)

こちらの「巨人ファンじゃ悪いのか!」と題されたdgallery様の記事を是非ごらんください。
このあえぐような巨人ファンの悲痛な叫び声と、けなげに巨人を愛する気持ちがナベツネには届いているのでしょうか?

巨人ファンの方々だって立派なプロ野球ファンとしての仲間なんです。
しかし、ここまで追い込まれてしまっている現在の巨人ファンの皆様の状況。
「巨人ファン」と公言することすら「常識を疑われかねない」という理由ではばかられる悲しすぎる現状…。

「巨人のフロントは、巨人ファンが堂々と胸を張って応援できる組織づくりを本気で目指してください!」

結局僕が言いたかったことは最初からこういうことです。

巨人軍の選手の一人一人はもう必死に頑張っています。
しかし、勝ったら勝ったで「どうせ巨人は…」。負けたら負けたで「なんで巨人は…」といわれ続ける厳しい現実。

本当にその連続。
10年以上続く途切れることのない連鎖。
だからこそ巨人軍の人気は落ちてきているのです。

巨人軍のフロントの皆様。
「我々は常勝を宿命とされた軍団」という呪縛からどうか解き放たれてください。
そりゃ、僕だって阪神が常勝軍団になればうれしいですよ。
でも、その過程はやっぱり大事ですよ。

で、今後のプロ野球の制度のあり方について、ナベツネ暴言集でご紹介した「悪魔の野球」のなかにヤクルト・古田選手のある提言(「古田式」(太田出版)からの引用)が紹介されています。

仮に高校を卒業して18歳で入団して、25歳になったら好きなチームに行けるシステムがあれば、とりあえず入ろうと思うんですよ。そこで自分に価値をつければいい。
そうなるとチーム間の力は均等化されるんです。それを嫌っている。今の野球界は。


要するにドラフトの逆指名(自由獲得枠)はいらない。FA期間を短くすればFA選手が大勢でてきて、どのチームも獲得可能になる。獲られても補充できる。プロ野球は活性化すると…。

まあ、賛否両論はあるでしょうがひとつのプロ野球改革案としては興味深いものがありますね。
誰もが納得のルールの中で強いチームを作り、そして勝利を目指す。そのことに対する努力は誰もが怠らない。
その末に勝ち取った1度の優勝は、金と権力で勝ち取った10回の優勝より何倍も価値があると思います。

僕も阪神ファンとして、巨人には「憎らしいくらいに強く」あって欲しい。
だってライバルは強いほうが面白いじゃないですか。
しかし現在の巨人はといえば「強いといえばまあ強いし、“憎らしい”ではなく本気でフロントが憎い」というよくわからない状態。

僕だって子供の頃はジャイアンツ・ファンでした。

子供たちが胸を張って応援できるチームを、どうか読売は本気になって目指してください。

では締めくくりとしてこちらのコメントをご紹介させていただきます。

たしかに (猛虎襲来)
巨人の金に任せたフロントの方針というのは、おおよそ賛同はできないのですが、自分の所の金なんだから自由に使って何が悪い?・・と言われると、反論しようがありません。

巨人が正しいor間違っているかは、巨人ファンがフロントに対する審判として下していくべきでしょう。正しいと思えば巨人ファンを続けるでしょうし、間違っていると感じれば、ファンを辞める事になるのではないでしょうか。

史上最強打線で打ちまくって巨人ファンが増えたのなら”巨人は正しい”と言う事だと思います。ただ、もし史上最強打線の為に、ファンが減ったとしたら・・・結果的にテレビの視聴率など、経営面でも悪い影響をこうむる訳ですし・・・そうなった場合一番後悔するのはフロントでしょう。


というわけで次回は最近のプロ野球をつまらなくしているともっぱら噂される「飛ぶボール」について、皆様のコメントとともに考察してみたいと思います。

乱筆乱文で申し訳ありませんが、もう少々お付き合いください!


第1回
第2回
第3回(ナベツネ暴言集)
第4回(ナベツネ暴言集その2)
第5回
飛ぶボール反対論

巨人オーナー ナベツネ暴言集 その2

2004年05月21日 23時25分13秒 | ☆提言・苦言・球界再編
いやいや、甲子園の阪神巨人戦もランディー・ジョンソンの完全試合に刺激されたであろう工藤に、完投勝利を許してしまう結果に終わりました。
ミスが必ず失点に結びつく嫌な展開。
井川、どうしても勝てませんね…。

というわけで前回に引き続きまして「ナベツネ暴言集 その2」です。
(ちなみに「その1」はこちらです)

外国人スカウト
「馬鹿なフロントと馬鹿なスカウトが、ダメ外国人を連れてきて、馬鹿な試合をしていれば、巨人は永久でなくなる」(1997)

「うちはどうしてペタジーニのような外人が獲れんのだ。誰かがバカだ」(2001・9)


いや~獲れたじゃないですか。
“賢い”フロントが獲ってきましたよペタジーニ!
まあ今日もベンチで退屈そうに休んでらっしゃいましたけど…。

フジサンケイグループがヤクルトと横浜の2球団の株を保有しかけたときの発言
「日本プロ野球機構を脱退する。セ・リーグ4球団は脱退する。あとはパ。協約を守る球団と守らない球団に分かれるということだ。10球団なら1リーグだな」

「もしコミッショナーが協約に違反するような裁定を出すのなら、セの(ヤクルトと横浜を除く)4球団とパ・リーグで脱退する」(2001・11)


これは結果的に野球協約自体が不備だっただけの話なのですが、ナベツネ氏は過敏に反応して、いつもの脅しと恫喝の手法を使います。

オリックスに対して
「宮内(オーナー)ごときと大読売が(日本シリーズで)対決?けがれる。不愉快。」(1997)

「イチローは売国奴だ。金で選手を売るのは売国奴だ」(2002・2)


リース会社が球団を持つことが気にいらないのでしょうか。
大阪近鉄が消費者金融の「アコム」のマークをペタペタと貼り付けているのは僕も感心しませんが、モノには言い様があるでしょうに。どうもナベツネの発言は品格と想像力に欠けます。
金で選手を売るのが売国奴なら、金で選手を強引に買う方はいったい何奴なんでしょうね?

「制度にのっとっているじゃないか」と反論されても、我々はその逆指名制度などがナベツネの脅しと恫喝によって制定されていったことを悲しいかなしっておりますので、なんの説得力もありません。もちろん言われるがままの巨人以外の球団も情けなければ、それを統括する日本野球機構もなさけない。(まあ、ここのコミッショナーとやらもナベツネが人事を握っているんだからどうしようもないですね。)

さあ、暴言は加速していきます。ほとんどお笑いの領域に入りますのでご注意ください。

自軍の選手について
「柏田って誰だ?」(1997)


ほとんど小学生レベルの巨人ファンです。
「清原は知ってるー!上原もしってるー!かしわだ?わかんなーい!」

清原について
「清原は能力がない。能力がありゃあ、スタメンで出てる。反省してほしい。反省してもダメなら仕方がない。邪魔しなきゃいい」


「じゃあ獲るなよ」と…。


(清原の二軍落ちで)「これ以上言うと問題になるが、勝利の要因が増えてきたな」

「清原君を(代打に)出すのが早すぎたな。一死満塁でデッドボールでサヨナラ勝ちだよ」(2000・5)


本当にこの男は人の気持ちを何だと思っているのでしょうね?
そういえば最近は「子分だからかわいいよ」などと妙に清原を持ち上げて見たり…

ここでふたたびヤクルトファンのしけたろう様のコメントを引用いたします。

巨人に言いたいのは
「獲ってもいいから放出しろ!」ということです。
ペタとキヨ(あるいは、小久保と江藤)が典型ですが、あのレベルの選手をベンチに座らせることに何も感じんのか!ということです。

もっと選手のプライドを大事にしてほしい。
桑田が登板ごとに(選手登録)抹消されるのも・・・。

こういう状況にするのはフロントが悪いといいますが、
何年もそういう状況に置かれているにも関わらず、トレード直訴をして、
出場機会を得ようとする選手がいないことにもホントがっかりします。


たしかにFA選手や外国人選手も本人の意思が反映されたうえでの移籍ですから自己責任があります。
でも桑田が出て行こうとしたらナベツネは何と言うでしょうね?

メジャー志向の桑田に対するナベツネ発言

「俺が肩代わりしている17億円の借金はどうなるんだ?その辺をクリアしてから考えて見てほしいな」(1997・5)


あと最近の暴言については「三日坊主の雑記帳」でmiyabi様がご紹介くださっています。

で、結論。

「巨人軍のナベツネおよびフロントは選手に愛がない」

この件につきましては「Honeywarの野球日記」でHoneywer様が「ジャイアンツ愛」と題された記事の中で的確に述べておられます。(要チェック!)

飼い殺しとは、「選手への愛の欠如」、選手を粗末に扱うことだ。そして選手を粗末に扱うことは、その選手のファンをも粗末にしていることに他ならない。 

ファンを粗末にすれば、人気は落ちる。当然のことだ。


まさにこれが現状です。
とにかく素人集団のフロントが選手と野球を愛していない。
視聴率と目先の勝利にのみ邁進しています。
まあ、素人考えだからうまく勝利にすら結びつかないんですけどね。

というわけで、次回は僕がこの考察で最初に述べた「巨人の野球はある意味ものすごく面白い」という部分を、皆さんのコメントをご紹介しながら突っ込んで考えてみたいと思います。


あ~あ、今日は勝てた試合だと思ったんですけどねぇ。(笑)


第1回
第2回
第3回(ナベツネ暴言集)
第4回(ナベツネ暴言集その2)
第5回

巨人オーナー ナベツネ暴言集 その1

2004年05月21日 20時01分00秒 | ☆提言・苦言・球界再編
さて、「巨人の野球は面白いのか?」についての考察の第三回です。

(ちなみに第一回第二回はこちらのリンクからどうぞ)

さて、「巨人軍のチームづくりの過程に問題がある」という多くのご意見。その元凶と思われる人物は巨人軍オーナーの渡辺恒雄氏です。

ここに藤見雅希著「悪魔の野球」(ぶんか社2002年)と題された一冊の本があります。
この本は「イカサマ巨人ニュース~茶番劇空間プロ野球秘話」というホームページによせられた膨大な数の情報をもとに書き上げられたアンチ読売本であります。

ちなみに、その目次ページを開いて項目だけ列挙して見てもどういった趣旨の本だかわかってもらえると思います。

「巨人を勝たせるための巧妙なカラクリ」
「『ロッテ式応援』略奪問題」
「巨額の放映利権が野球を滅ぼす日」
「ジャンパイア疑惑」(←今日の阪神対巨人戦でも桧山のファールがフェアと取られて一塁アウトになってしまいました。ボールを捕った清原もビックリの判定でした)
etc…

まあ、まさに現在の巨人をとりまく諸問題がズラズラと。

で、この「悪魔の野球」には読売新聞社の政治部出身であり野球にはまったくの素人であるナベツネ氏の「暴言録」が巻末に掲載されております。
とにかくある意味「面白すぎる」ので、時系列順にいくつか抜粋させていただきます。

シドニー五輪に関して

「(五輪にプロの主力を出すことに)反対だな。パはおやりなさい。セは反対だよ。巨人は出さんよ」(1998・1)

「セにオリンピックが大事という球団があったら出ていって、パの五輪第一主義者と新しいリーグをつくればいい」(1998・11)

「いつから五輪はただ勝てばいい哲学に変わったのか?」(2001・1)


で、アテネ五輪の総監督に長嶋氏が就任し、ジャイアンツも全面的に協力する態勢になったことは記憶にあたらしいですよね。

アテネ五輪に関して

「アテネにはペナントレースを中断して全面的に協力したらいい」

高校生の逆指名を条件に五輪協力をするという案に対して

「小池君(パ・リーグ会長)は『それはいいアイデアだ』と言ってくれた。(政治部時代からの)親友だから話が早いよ」(2001・1)


もうこれだけでも矛盾すぎて笑えますよね。
「いつから巨人はただ勝てばいい哲学に変わったのか?」
聞いてみたいものです。

契約代理人問題に関して

「巨人にはくだらん代理人を連れてくるやつはいないだろう。連れてきたら俺が球団代表に給料をカットしろと言う。5千万・6千万増えると思ったら大間違いだ。2千万・3千万下がるだけだ。嫌なら自由契約だ。ウチに入りたい奴はいくらでもいる」(2001・1)


いやいや、ナベツネ殿。
選手達は給料を吊り上げるためだけに代理人を使うわけでは決してありませんよ。
契約更改の時期にも練習に集中できるという利点などがあるんです。
そしてなによりも、正当な評価を球団から引き出すために代理人を使い、納得したうえで新たなシーズンを迎えたいという気持ちからわざわざ選手達は代理人を使うのではないでしょうか?

だいたい代理人にだって少なくない報酬を支払うんですよ。
普通に考えればそれほど莫大な利益が選手に発生するわけがないじゃないですか。
…ていうかナベツネは思い上がりすぎです。
巨人ファンの大物政治家とともに東京ドームのVIP席で野球を観ているうちに、王様のような気持ちになってしまったのでしょうね。

「王様は裸でっせ」

というわけで「ナベツネ暴言集」はまだまだ続きます。
今、阪神巨人戦が盛り上がってきたのでテレビを見ます。
もう少々お待ちください(笑)!

ちなみにこの似顔絵は以前短編マンガに使ったものを流用しましたが…似てますよね?


第1回
第2回
第3回(ナベツネ暴言集)
第4回(ナベツネ暴言集その2)
第5回

「巨人の野球は面白いのか?」についての考察 第2回

2004年05月21日 16時35分18秒 | ☆提言・苦言・球界再編
さて、「巨人の野球はおもしろいのか」という考察についての第2回です。
前回、皆様のコメントをご紹介しながら出した、
「スポーツ競技として巨人の野球はつまらない」というとりあえずの結論。

それに対して僕は
「巨人の野球はある意味ものすごくおもしろいのだ」という結論も提示しました。

では、そのある意味とはいったいどんな意味なのか?
再び皆様のコメント(斜体字)とともに見ていきましょう。


巨人ファンの気持ちになって考える (しけたろう)

長距離砲を並べるやりかただって、1球団ぐらいそういうチームがあっていいんです。
12球団そろって、送りバンドや機動力野球に邁進する必要はない。
ホーナー(ヤクルトにいた外国人)も「なぜ、どのチームも同じ作戦なのか」と不思議がっています。

僕が子どもで巨人の選手の集め方を知らなかったら、
「スゴイ選手がいっぱいいるな~」とファンになっているかもしれません。


これは、一理あるかもしれません。
ジャイアンツの「目指せ!300発ホームラン野球」は未だかつて誰も実現しなかった夢の野球。
日本にたったひとつこのような球団があったっていいんじゃないかというご意見です。

しかし“巨人の選手の集め方を知らなかったら”という注釈がつきます。

中途半端? (CLAP)

弱体投手陣が湯水のように作り出す失点を
取られたら取り返す豪快野球は、それなりに面白いかも?

どうせなら、ローテ投手3人くらい放出し、
ポジションかぶろうが、守備に不安があろうが、走れないだろうが
バッティング優先でオーダー組んで、思い切りノーガード野球やってくれたら・・・・それはそれで楽しいような(笑)

ま、あり得ませんね・・・
結局、過程に問題がありすぎるという事だと思いました。


確かに最近のジャイアンツは中継ぎこそ崩壊していますが、先発では木佐貫や久保や林などイキのいい若手が伸び盛りですし必ずしも「弱体」とは言えない人材はそろっています(5月21日現在 防御率リーグ3位)。

しかし素直に「すっげー!豪快で最高!」と単純に応援できない理由は「結局、過程に問題がありすぎる」と。

では、その胸を張れない過程とはいったいなんなのでしょうか。

☆古くは「江川問題」
☆1993年の巨人主導によるドラフト逆指名制度・FA制度導入。
☆2001年 逆指名制度の廃止・自由獲得枠の導入

ちなみに巨人の逆指名は9年間で15名
セ・リーグ他球団は横浜10、阪神9、中日・広島・ヤクルトは半分以下の7名という結果。
まさに巨人軍は質・量ともに圧倒した逆指名ドラフトを展開したわけです。
そして自由獲得枠の導入は、ドラフトとは別のマネーゲーム枠の導入を堂々と宣言したもの。
いわゆる「逆指名・裏金疑惑」への批判をかわすかたちでマネーゲームによる選手獲得にお墨付きを与えたわけです。


生え抜き (猛虎硬爬山)
"生え抜き"という言葉の本質からすると、逆指名や自由獲得枠で入団した選手は含まない方がよいのでは… マネーゲームという意味ではFAより酷いという噂もあるくらいですから。


実際に巨人はマネーゲームになるとケタ違いの金額を提示するようですね。
で、これもしけたろう様のコメントですが、巨人ファンでも阪神ファンでもない人からみればFAで補強するという点で阪神は充分、「ムコウ側」のチームだとおもいますというご意見。

またそれに対して猛虎硬爬山さまからは阪神がペタやノリを獲りにいったことについて、よく読売と同じ金満だとそしられることがあるが、万年Bクラスだった球団が補強に動くのは至極当然である。ただ読売に有力選手を持っていかれ、戦力格差がさらに広がってプロ野球自体がつまらなく衰退するのを阻止するための対症療法だったのだ。という趣旨のご意見をいただきました。

この「阪神だって同じじゃないか」という議論につきましては論旨のブレを防ぐためにも両論併記という手抜きな方法でひとまず置いておきます。

ではそもそも、いったいなぜプロ野球の隆盛をさまたげるような制度が導入されたのでしょうか?
夜明けは近い? (こたに)
ある特定の人物が元凶であることは誰もが知るところ。そのお方もたぶん余命いくばくもないでしょう。日本のプロ野球の夜明けもそれほど遠くはないと楽観していたりします。






ナベツネ




いわずと知れた読売巨人軍のオーナー・渡辺恒雄氏のことです。

そしてそのナベツネが巨人軍のGMに据えようとしている人物が、
球団代表の三山秀昭氏。
去年の原監督辞任騒動・上原投手代理人騒動・入来投手トレード問題で揺れにゆれたジャイアンツで大いに名を下げた人物です。

ここに藤見雅希著「悪魔の野球」(ぶんか社2002年)と題された一冊のアンチ巨人本があります。
次回はそこに記されたナベツネの「暴言録」とともに巨人に対する考察をさらに進めたいと思います。

第1回
第2回
第3回(ナベツネ暴言集)
第4回(ナベツネ暴言集その2)
第5回