まろちゃ日記

ねこ、料理、バンド、友、ビーズなど

風の神送れよ

2022-08-14 23:59:00 | 読書・マンガ
長野県南部で二月八日(そのあたり)に行われる
コト念仏。
子どもたちが家々を回り疫病神を
受け取り、次の日の早朝、
村はずれに追いだす。

1日目は何時間も歩きつづけるので
寒さと体力との戦いだ。
地区の人々のため、歴史ある行事を
続けていくためとはいえ、やめたくなる
子もいる。リーダーの補佐となった優斗も
やめたくなる子の一人だ。
小さな子たちをまとめてこの
行事をやり遂げることができるのだろうか。


私の出身地には、夏の祭り「ぎおんば」がある。これは津島神社のお祭りで、子どもたちは
提灯がいくつもくくりつけてある竹を縦に抱えて広い地域をねり歩く。太鼓の音が聞こえると
子どもたちが家の前を列を成して過ぎてゆく。
かなりの距離歩くので、この本を読んだとき
ぎおんばを思い出しました。
子どもたちはこうやって地域の伝統を守りながら小さい子もお兄さんも一緒になって交流を深めていくのだと思う。

コメント
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