こちらで投稿しておりました十年祭について . . . 本文を読む
すっかり年が明けちゃいました。
この年末年始はたっぷり時間があるからあれもしてこれもして、という計画が立ててあったのですが。
見事に瓦解しました。
みなさま、もらいノロにはお気をつけくださいまし。。。。。。
まあ、義母がノロわずらってたという情報がなかったもんな。
休日外来でも単なるおなかの風邪でしょう、ということで鎮痛剤と . . . 本文を読む
ユレイオンは所在なげに部屋の中を見回した。深い紅色の絨毯に壁掛け、凝った飾り細工の花立てに椅子。薄い布をかけられた天蓋つきのベッド、柔らかそうなクッションと白いシーツ。
あの日見た部屋はここに違いない。
そのあとの光景を思い出して、ユレイオンは頭を振った。
――何をじっくり見ているのだ、私は。ここは女性の寝室ではないか。
目のやりどころがなくなって、仕方なく窓の外に転じる。
二階の窓か . . . 本文を読む
早朝。
ユレイオンは再び町にいた。
神殿の門が閉ざされたせいだろう、町までの一本道は閑散としていた。以前見た行商たちも姿を見ない。
街中も、以前ほどの賑わいを失っていた。
賑わしい音楽は鳴りを潜め、笑い声の代わりにため息が聞こえる。
街行く人々が彼の黒衣と額のサークレットを見るたび、「塔の魔術師が……」と囁かれるのは閉口したが、そんなことは言っていられなかった。
昨夜ようやく突きとめ . . . 本文を読む
※五日目-5.5の続き
「どうしたもんかな」
町の中央にしつらえられた噴水の縁に座り、二人は途方にくれていた。
「もう日も暮れるってのに、宿無しになるとは思ってなかったぜ」
まったくだ。あと二、三日は神殿の事を忘れて飲んだくれるつもりだったのに。
「仕方ないさ。ミリアさんのいう事も一理あるし。俺なんか、ずっと世話してもらってさ。そろそろ独り立ちしなきゃとは思ってた」
「独り立ちって、なんだ . . . 本文を読む
※順番的には5と6の間、夜になる前の話です。
「あんたたち、いったい何時だと思ってんの!」
ミリアの怒号でオスレイルは目を覚ました。
いつの間に寝たのだろう。体を起こすと、床に横になっていたせいか、あちこちがきしむように痛い。
ミリアの持ってきた黄色い灯りが揺らめく。
「なんだよ、好きにしていいって言ったじゃないか」
寝ぼけ眼をこすりながら、アマドも起き上がってきた。
「ああ、情けない . . . 本文を読む
中途半端なものを公開してしまったので、あわてて未公開に戻しました。
すみません(汗)
本来は五日目の5と6の間に入るべきアーティクルなので、【五日目ー5.5】で後ほどアップします。
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えー、5日目の後半あたりから、現在進行形で書き進めています。
その関係上、更新頻度は週一ぐらいになるんじゃないかなと思います。
どうぞご了承くださいませ。
現在6日目を書いているところです(大汗 . . . 本文を読む