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本 「日本は世界5位の農業大国」

2010-03-11 | 

 

今、話題の本 「日本は世界5位の農業大国」 です。

今まで日本人は農水省とマスコミにさんざん日本は食料自給率が41パーセントしかなく、食糧危機来たら大変だと言われてきました。
だから、自給率を上げなくてはと、繰り返し繰り返し刷り込まれてきました。
でも、この本を読むと危うい食糧事情とは全然違う、力強い日本の農業の姿が見えてきます。

そもそも、カロリーベース自給率を発表して自給率向上の国策につかっているのは日本だけだそうです。(韓国は日本をまねて計算しているが、国策にはしていない)
なぜ他の国がこのような指標を使わないかというと、インチキだから。

この、農水省のカロリーベース自給率の計算を使うと発展途上国の飢餓にあえいでいる国の自給率が高くなるのだとか。
国が貧しく食料を輸入できないと自給率が上がる、農水省はこんないい加減な計算で日本国民の不安を煽っているのです。

輸入を減らすと自給率が上がる、つまり輸入を0にすると自給率100パーセントになるわけです。
こんないい加減な自給率を使う国はないでしょうね。

では、なぜ農水省はこんな計算を使うのでしょうか。
それは、ずばり省益と天下り先確保です。
カロリーベース自給率では低い数値が出せ、国民が不安に感じて自給率向上を支持してくれる限り農水省の予算ががっちり確保できるのです。
なんだやっぱりそうだったのか・・・

と、そこでこの本は終わりません。
日本の農業は実はすごかったというのがわかります。
おすすめです!

 


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