路傍のひかりもの

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映画  告発のとき

2008-07-01 | 映画

 

今日から七月ですね。
札幌は今、洞爺湖サミットが1週間後にせまり、警察官が全国から集結しているようです。
警察車両の中に福岡ナンバーがありました。なにわナンバーも。
せっかくの夏の北海道に来ても、仕事なので大変ですね。
避暑地で仕事と思えば気分も少しは楽かもしれませんね。

映画 告発のとき を見ました。

宇宙人ジョーンズですっかり日本のお茶の間の人気者になったトミー・リー・ジョーンズ。お笑い系がこんなに合うのも以外でしたが、本業の新作映画は息子の死の真相を探す父親を熱演しています。
アメリカってすごいと思う。
現在イラク戦争をしていながら、そのイラク戦争を題材に映画をつくって世界で公開してしまうのですから。
この映画は実話を元につくられたようです。
イラクから帰還したマイク(ジョナサン・タッカー)は基地から行方不明になり、やがてバラバラに切断され、焼かれた状態で発見される。
マイクの父ハンク(トミー・リー・ジョーンズ)は息子の死の真相を、刑事エミリー(シャーリーズ・セロン)と突き止めようとする。

この映画で、今のアメリカの風景や車そして人間が映し出されるのですが、世界一豊かだと思われている国とはとても思えない情景なのです。
うらぶれた風景といった感じです。
アメリカ映画の中にはこのような情景が結構普通にでてくるので、これがあちこちにある現代のアメリカの普通の姿なのでしょう。
先日読んだ「貧困大国アメリカ」が本当のことと妙に納得してしまいました。
日本は本当に豊かな国なのだと思います。
格差社会、格差社会とマスコミは言いますが、日本は世界で一番格差の少ない社会のはずです。


話が飛んでしまいましたが、
アメリカはいつも戦争をして、犠牲になるのは戦場にいった若者。
この映画も戦場で、精神を蝕まれていく若者の悲劇を描いていて、戦争は犠牲になる人間の上に成り立っていると感じました。