見ました、とろろじゃなくてどろろ。
何と感想を書こうかと考えて、とにかく百鬼丸役の妻夫木聡さんがかっこ良かったです。
そのほかの感想といわれると正直、ちょっと苦しいのですこれが。
映画のどろろはアニメのとは似て非なるものですね。
戦国武将の醍醐影光は自分の子の体の48ヶ所を魔物に差し出し、それと引きかえに天下を我がものとした。
いっぽう魔物に体を取られてしまい肉の塊同然となって生まれてきた百鬼丸は川に流される。
しかし、幸いにも医師の寿海によって拾われ、人間らしい体にしてもらいやがて自分の体を取り戻すための魔物退治の旅にでる・・・というのが粗筋で、アニメも映画も同じなのですが・・・
映画の方は和風じゃなくて多文化共生のような内容なのです。
のっけからベリーダンスと見紛う踊りのシーンが出てきたり、魔物退治にジプシーキングスのようなやたらのりのいい音楽が流れたり。
はたまたエイリアンのワンシーンのような場面あり、ハムナプトラに出てきた怪物にそっくりな魔物がでてきたり。
そのうえ魔物退治の旅が湿度の高い日本じゃない。
どう見ても外国の風景なのですね。どうもニュージーランドらしいです。
日本の魔物は薄暗く湿った所に出るように思うのですが、この映画のような場所だと魔物も出ずらかったろうな~っと思うほどドライな風景でした。
アニメを知らないと単に映画のどろろとして楽しめると思いますし、アニメを知っている人にとってはかなりの違和感を楽しむことができるでしょう(笑)