今朝の地元紙には、「県立病院ミス 過大請求」「坂井地区高校再編 産業高校14年春開校へ」など県政に関する重大問題の見出しが。県立病院の問題ではカルテの記載が不十分とか算定ミス、と報道されている。背景には医師や看護師の体制が不十分な問題もあるのだろうか。この際、徹底的に問題点を検証し、唯一の県立病院をしっかり支える人員体制を確立することなど新年度に取り組んでいただきたいものです。
昨日は、会議などの連続でした。新幹線問題での市民団体の会議では、わたしからも最近の情勢を報告し、いっそう県民運動を盛り上げて、新幹線建設・在来線第三セクター計画の県民との矛盾を明らかにしていくことの重要性をお話しさせていただきました。
以下、わたしのニュースに載せた新幹線、ダム問題での記事です。
★
■新幹線が敦賀までゴーサインの見通し、足羽川ダムも現計画推進の方針
――――どうなる?どうみる? さとう県議に聞く
――「新幹線、足羽川ダムと巨大公共事業の推進が決まりそうですね」
さとう 「両方ともまだ正式に決まったわけではありませんが、民主党政府としてその方向です。自民党政治を批判し、『コンクリートから人へ』と耳触りのいいことをうたって政権につきましたが、総崩れです。国民には年金改悪や消費税増税、そして全国各地のダム事業や新幹線、道路など大型開発事業や原発推進ですからまったく自民党と変わりません。」
――「マスコミでも赤字垂れ流しの3兆円もの新幹線事業に批判的な解説記事が目立ちました。福井県内は6800億円だとか」
さとう「地元マスコミではなく、全国紙のなかには正面から批判したものもありました。まあ、常識では考えられない、つまり今年予想される総選挙や消費税増税を意識した政治決着と言われています。利益誘導で新幹線をつけてやるんだから、増税を我慢しろ、という狙いですね。それで、財務省もOKしたとか」
――「福井県民への影響は大変ですか」
さとう「これまでも言ってきましたが、建設費負担、在来線の第3セクター化負担、それを利用する際の運賃の大幅値上げ、と何重もの負担が県民にかかってくることになります。金沢開業後には特急の削減の恐れがあり、逆に関西・中京間をむすぶ利便性が低下する懸念も生まれます。敦賀まで開業となれば、長大な第三セクター鉄道を福井県と沿線自治体が責任をもつことになり、運賃も大幅値上げとなるでしょう。いま、少子高齢化が急速に進む時代です。国も地方も財政が大変きびしいわけです。そのような時代環境を考えない放漫政策です。 昨年末からの地域訪問のなかでも新幹線をすすめる国や福井県の姿勢に厳しいご批判をたくさんの方々からいただきましたね。県民の声を聞かない政治の転換が国政でも県政でも求められています。」
――「ダムも負担が大変ですね」
さとう「足羽川ダムだけで1000億から1500億もの超大型事業です。福井県財政と県民にとって大変な負担になります。さらに、福井県の河川関係の予算がダム工事に食われ、県内各地の河川改修事業が遅れたりする影響もでてきます。福井県民全体の県民益を損ないかねません。このような大型公共事業を同時に何本も走らせることはまともに考えれば避けるべきだと思います。まさに、後は野となれ、となりかねません。」
――「今後の展望は」
さとう「いま、公約を破った民主党のダム事業復活に全国的な批判がおこっています。国民生活を踏み台にしてダムや新幹線など大型開発を優先する民主党政治にきたる国政選挙で厳しい審判を下し、真剣に政策転換する政治を実現しましょう。また、県内では、問題の多い、在来線切り捨てと巨額の財政負担の新幹線建設や不要不急の足羽川ダムにたいして見直しを求める世論と運動を強めましょう。新幹線・在来線問題でも、原発問題でも、ダム問題でも、いよいよ本格的な県民運動のスタートの年としましょう。私もみなさんとともにがんばります。」
昨日は、会議などの連続でした。新幹線問題での市民団体の会議では、わたしからも最近の情勢を報告し、いっそう県民運動を盛り上げて、新幹線建設・在来線第三セクター計画の県民との矛盾を明らかにしていくことの重要性をお話しさせていただきました。
以下、わたしのニュースに載せた新幹線、ダム問題での記事です。
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■新幹線が敦賀までゴーサインの見通し、足羽川ダムも現計画推進の方針
――――どうなる?どうみる? さとう県議に聞く
――「新幹線、足羽川ダムと巨大公共事業の推進が決まりそうですね」
さとう 「両方ともまだ正式に決まったわけではありませんが、民主党政府としてその方向です。自民党政治を批判し、『コンクリートから人へ』と耳触りのいいことをうたって政権につきましたが、総崩れです。国民には年金改悪や消費税増税、そして全国各地のダム事業や新幹線、道路など大型開発事業や原発推進ですからまったく自民党と変わりません。」
――「マスコミでも赤字垂れ流しの3兆円もの新幹線事業に批判的な解説記事が目立ちました。福井県内は6800億円だとか」
さとう「地元マスコミではなく、全国紙のなかには正面から批判したものもありました。まあ、常識では考えられない、つまり今年予想される総選挙や消費税増税を意識した政治決着と言われています。利益誘導で新幹線をつけてやるんだから、増税を我慢しろ、という狙いですね。それで、財務省もOKしたとか」
――「福井県民への影響は大変ですか」
さとう「これまでも言ってきましたが、建設費負担、在来線の第3セクター化負担、それを利用する際の運賃の大幅値上げ、と何重もの負担が県民にかかってくることになります。金沢開業後には特急の削減の恐れがあり、逆に関西・中京間をむすぶ利便性が低下する懸念も生まれます。敦賀まで開業となれば、長大な第三セクター鉄道を福井県と沿線自治体が責任をもつことになり、運賃も大幅値上げとなるでしょう。いま、少子高齢化が急速に進む時代です。国も地方も財政が大変きびしいわけです。そのような時代環境を考えない放漫政策です。 昨年末からの地域訪問のなかでも新幹線をすすめる国や福井県の姿勢に厳しいご批判をたくさんの方々からいただきましたね。県民の声を聞かない政治の転換が国政でも県政でも求められています。」
――「ダムも負担が大変ですね」
さとう「足羽川ダムだけで1000億から1500億もの超大型事業です。福井県財政と県民にとって大変な負担になります。さらに、福井県の河川関係の予算がダム工事に食われ、県内各地の河川改修事業が遅れたりする影響もでてきます。福井県民全体の県民益を損ないかねません。このような大型公共事業を同時に何本も走らせることはまともに考えれば避けるべきだと思います。まさに、後は野となれ、となりかねません。」
――「今後の展望は」
さとう「いま、公約を破った民主党のダム事業復活に全国的な批判がおこっています。国民生活を踏み台にしてダムや新幹線など大型開発を優先する民主党政治にきたる国政選挙で厳しい審判を下し、真剣に政策転換する政治を実現しましょう。また、県内では、問題の多い、在来線切り捨てと巨額の財政負担の新幹線建設や不要不急の足羽川ダムにたいして見直しを求める世論と運動を強めましょう。新幹線・在来線問題でも、原発問題でも、ダム問題でも、いよいよ本格的な県民運動のスタートの年としましょう。私もみなさんとともにがんばります。」