前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

ゆきすぎた「排便コントロール」衛生管理マニュアル、県教委は是正を話し合う、と。

2016年06月10日 | 福井県政
 今朝の毎日新聞社会面、そして各紙の電子版で、食中毒をだした若狭町給食センターの改善内容について報道されています。

「出勤前に排便をすませ、給食センターでは原則排便しないこととする」との衛生管理マニュアルの内容です。

 私も今日の議会質問前に県教育委員会で事実確認をおこない、ゆきすぎではないか、とやりとりしました。
教育委員会側は、「排便コントロールという話をしていたが、たしかにこれはゆきすぎ。是正するよう話したい」などと答えました。

 重大な食中毒事件を起こし、若狭町の現場では、やれることはなんでもやって再発防止を、との気持ちになるのはわかりますが、労働者の人権にかかわるような制限を加えるのは間違っています。
 

■朝日・・・調理時間中は排便ダメ 給食センター「出勤前に」 福井


  福井県若狭町で5月下旬に学校給食が原因で発生した集団食中毒を受け、町は給食を調理していた給食センターの衛生管理マニュアルに調理時間中の原則排便禁止を盛り込む方針を固めた。文部科学省健康教育・食育課は「施設の実態に合わせた再発防止策は必要だが、排便禁止は聞いたことがない」と話している。


小中8校で集団食中毒 255人が症状訴え 福井・若狭

 若狭町によると、今回の食中毒では、児童や生徒、教職員ら約360人が下痢や腹痛などの症状を訴えた。

 町は調理員からノロウイルスが検出されたことを問題視し、給食を再開させるにあたって、センターの手洗い場を増設し、トイレの手洗い場を自動水栓にした。

 町は、福井県の保健所の担当者も交えて衛生管理マニュアルの改訂案を作成。「排便は出勤前にし、排便は給食センターでは原則しない」と明記する方針。

 ただし、一切禁止というわけではない。トイレを利用する場合は、出入り口に下げた記録用紙に、各自がトイレの利用時間や健康状態などを記録しなければならない。調理が終わる前に排便した場合はセンター長(男性)か、衛生管理責任者となっている栄養士(女性)に報告し、調理以外の別の作業にあたるという。小便の場合は、報告は不要。消毒後にそのまま調理作業に戻る。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。