前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福井市光陽中学校そばに感染性廃棄物保管施設。515名の反対署名。不安よそに県は認可

2017年10月25日 | 福井県政

 

 福井市光陽中学校のそばに福井市内で初めて感染性廃棄物の保管施設ができる問題。昨日はふたたび福井健康福祉センターへ。

 

 地元町内会のみなさんや、中学校PTA関係者のみなさんからも多くの生徒が通る場所への設置に不安と怒りが広がっています。

 地元の町内会長さんらが先週19日木曜日の午後に福井健康福祉センターをおとずれ、住民の心配の声を伝え、県が責任をもって住民説明会などをひらくよう要請していました。

 自治会では、緊急に「感染性産業廃棄物積替保管施設設置反対署名」運動に取り組むことを決め、22日、23日と町内やPTAなどからの署名を台風のなかで集めました。2日間で515名もの署名が集まり、昨日24日に福井健康福祉センターに提出と話し合いに訪れました。私も前回につづいて同席しました。

 県側は文室文平環境衛生部長ら担当者が応対。

冒頭、署名を提出した後、宮崎自治会長らが「情報が昨夜寄せられたが、業者の申請を許可したのは本当か」と確認。

 県側は、「23日・月曜日に決裁し、本日24日に通知した」などと回答しました。

 自治会関係者からは「木曜日に慎重にしてほしい、と要望し、説明会開催を要求したのに、直後に許可するとはひどい」など怒りの声がだされました。また、認可情報の事前漏えいなど重大な問題もある、と指摘しました。

 県側は、「住民説明会では県も業者とともに説明する」と答えました。当然です。

 私も「県の廃棄物行政は敦賀処分場問題の反省を忘れているのではないか。敦賀の事件は違法事件だったが、住民の不安の声を無視し続けた県の対応の問題もある」と指摘しました。

 今回は、住民の代表者が不安の声を伝え、説明会開催を要求した直後に認可したことは住民軽視の福井県政の姿そのものです。