前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

柳家小三治、ドナルド・キーンでひといき。

2012年01月02日 | Weblog
     昨日は初詣宣伝を終えて、実家に帰り、弟家族らとともに新年を祝いました。大学生の甥も左党のようなので、楽しみです。

     今日は、地元に戻り、新年のあいさつまわりをおこないました。晴れ間がでたり、冷たい雨が降ったりのなかでの訪問活動。たくさんの励ましをいただきました。ありがとうございます。今年1年がんばる元気をいただきました。


               ★
 

    赤旗や地元紙は昨日読んだが、読めていなかった朝日や日経の新年号を読みました。新年だから、ケチはつけない。

    日経の文化欄・交遊抄は柳家小三治師匠。たいていは、著名人との交際をひけらかす人が少なくないなかで、交遊がつづく中学時代の友人とのほのぼのしたお話し。心あたたまります。元旦号に小三治師匠とはいいですね。


     朝日の福井版は「原発のなくしかた」。なんと記者がドイツ、スペイン、フランスをたずねた記事のはじまり。廃炉時代の日本と福井県にとっても展開が楽しみ。やるなあ、という感じ。

     文化欄はドナルド・キーン氏。被災地と日本人への愛情あふれる一文だ。2面の新潮社の広告がドナルド・キーン氏のよびかけ。「日本人よ、勇気をもちましょう」。

最近では、大震災後に、日本への永住を表明し、国籍取得も望んでいると報道されていたので印象に残っているし、高校時代に読んでいた雑誌でも対談などが印象に残る学者でした。

     1988年に当時の武生市で源氏物語について講演した内容が、発刊がはじまった著作集第一巻にもおさめられています。「幸い彼女は、ほかの人に比べられないほど、人情、人間の心をよく知っていました。そしてそのおかげで私たちは今日、『源氏物語』を読むことができるのです」と紫式部像を描いています。

また、1975年に書かれた橘曙覧についての解説もおさめられています。日本では大統領の演説でにわかに有名になった感もありますが、ずいぶん前から注目していたのですね。

この時期に日本永住を決意された日本文学研究者へのささやかなエールもこめて、年末に勝木で買った次第。