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旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

子どものレジリエンス

2014-02-02 12:14:08 | 読書
佐藤元美先生からコメントをいただいた「レジリアンス」は精神医学分野や子どもの行動学で使われている言葉です。

子どもの分野では深谷昌志監修『子どもの「こころの力」を育てる―レジリエンス―』(明治図書)が出版されています。

「元気、しなやか、へこたれない」力をつけようと呼びかけています。

元気:  ①自尊感情 ②感情の調整 ③欲求不満耐性 ④直接体験の積み重ね

しなやか: ⑤楽観性、プラス思考 ⑥つながる力 ⑦コミュニケーション能力

へこたれない: ⑧ストレスコーピング ⑨立ち直れる自信と見直し ⑩アイデンティティー、正義感、信念 ⑪夢や目標、生きる意志 

ここまで細かく分けると、何がだいじか分かりづらいですね。みんな大事、総合力ということになりますでしょうか。


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3 コメント

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レジリアンス (佐藤元美)
2014-02-02 21:34:30
私は加藤敏先生の「レジリアンス 文化 創造」で初めて知りました.第3章 現代人のヒュブリス(思い上がり)と外傷後成長にヨブ記に対する深い思いが書かれてありました.
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レジリアンス (まさじい)
2014-02-02 23:14:10
ぼくが読んだのは加藤敏・八木剛平編『レジリアンス 現代精神医学の新しいパラダイム』でした。
新しい本も読んでみます。ヨブ記ですか?
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Unknown (佐藤元美)
2014-02-04 23:24:29
私はキリスト教を信仰しているものではありませんが,学生時代から病むこと病み続けることの不条理を考え続けてきました.最初はカラマゾフの兄弟,大審問官を中心に,その後はヨブを中心に考えてきました.ヨブ記は旧約と新約の折り返し点にあるような,神と人間との対話があります.不条理な苦難に直面して何故と問い,嘆き,生きている意味に到達する物語はレジリアンスの原型だと思います.
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