股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

手術のお話し②   ~手術の後遺症~

2006-02-15 11:40:51 | Weblog
小学校の同級生の小杉盛文君はチョコが嫌いでした。
男らしくてかっこいいのですがチョコが嫌いでした。
バレンタインズデイになると小杉盛文君を思い出します。
私は、スパ各店の店長3人と、学校のアロマセラピストの先生から計4ついただきました。
「先生、10倍返しね」と言われました。
怖い・・・。



怖くない話しを・・・。
手術のお話し第2弾です。
私は、股関節の手術後の患者さんに、『手術には後遺症があるんですよ』と説明します。
皆さんも、1度じっくり考えてみてください・・・。



手術の後遺症
 
①手術では、軟部組織を切りますので、しっかりくっつくまでには5~6週間かか るでしょう。
②手術によって急に脚が長くなったり、短くなったりしますので、手術後しばらく は筋肉や神経や血管に異常が出てもおかしくありません。
③手術前の身体のバランスと手術後の身体のバランスが大きく変わる人がいます。
 手術によって身体のバランスが正常に近づくことによって、今まであまり使ってなかった筋肉に急激な負担がかかることが考えられます。
 痛みをかばった生活が長かった人ほど可能性が高くなるでしょう。
 痛みをかばうと、重心が偏ります。そうなると身体はバランスを良くする為に骨盤を傾けたり背骨が曲がることがあります。手術後は、重心が左右均等に近づきますので、傾いていた骨盤や曲がっていた背骨は正常に戻ろうとします。
 この時に、手術前にあまり使っていなかった筋肉に疲労性の痛みが出るのです。
④精神的な後遺症
 手術直後の入院中に「脱臼に注意しなさい」「感染症に気をつけなさい」「転ば ないように気をつけなさい」「・・・はやっちゃダメです」なんて言われて、退院後もビクビク生活して
 いる人がいます。 入院中は手術直後ですから、脱臼は気をつけないといけないのですが、自己治癒力がありますので、どんどん脱臼しない股関節になっていくのです。
 自分の自己治癒力を信じてビクビクしないでくださいね。
 それ以前に、病院の先生には、手術前の説明で「手術をすると何でもできるようになりますよ」と言っときながら、手術が終わると「あれしちゃダメ、これしちゃダメ」と言わないで
 いただきたいと思います。商売ではこれを“詐欺”と言います。ナンチャッテ。手術前には、手術後の状態も含めたインフォームドコンセントが必要だと思います。


「手術に失敗した」という方がいます。
一大決心をして手術を受けたのに、手術後の経過が思わしくないと精神的なショックは大きいでしょうね。
そのような方のほとんどは上記のような後遺症で悩んでいるのです。
後遺症もレントゲンに写らないからです。
病院の先生はレントゲンで骨を見て「手術は成功しています」と言います。

確かに手術は成功しているのです。しかし、手術の後遺症を見落とし、後遺症に対する治療がなされないのです。

皆さんの中に、手術が失敗したと感じている方がいましたら、筋肉のお手入れを考えてみてはいかがでしょうか?
何度も言いますが、筋肉のお手入れとは筋力トレーニングのことではありませんよ。筋肉を柔らかくすることが重要なんですよ。
手術前に筋肉の病気で痛みを感じていた人が、手術という骨だけをいじる行為だけで筋肉の病気が治るのでしょうか・・・・?治らないケースもあるでしょう?

「手術に失敗した」と考えていて、病院では「手術は成功しています。」と言われたら、落ち込まないで手術の後遺症を思い出して前に進んでくださいね{。
手術後の経過も個人差が大きいです。一人ひとり歴史が違うんですもん、当たり前です。手術後すぐに動ける人もいますが、手術後の経過は皆さんが思っている以上にゆっくりな改善なんです。「経過が悪い」のではなく「経過ってそんなもんなんです」なんですよ。

さぁ、元気を出して! 笑顔、笑顔。


変形性股関節症を怖がらないでね




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