股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

筋肉にも病気があります。 【筋肉と筋膜】

2017-02-10 05:03:05 | 筋肉の話
一週間のご無沙汰です。
フライデー松本です。
九州―岡山から帰りました。
しばらく銀座にいます。
本日は重要なお知らせが2点ございます。

■数年前から岡山の対岸の四国高松に出張しています。
その時、岡山から来ていただく方々に「岡山に来て欲しい。」と何回も言われ続けてきました。
しかし、近い場所に2ヶ所出張することは難しくずっとお断りしてきました。
去年6月、岡山の方が「深圧の場所を提供するので来て欲しい。」と言ってくださったので、その後試験的に2回岡山で出張深圧を行ってみました。
岡山駅からは少し距離のある、岡山市北区にある岡山一宮高校の近くです。
車で来られる方には好評でした。
2月の岡山出張には四国からの方も含め多くの方が来てくださいました。
一方、3月予定の高松出張への希望者が非常に少なく、岡山の方が多くなってしまいました。
そこで、残念なのですが次回からは高松出張を中止して岡山出張に切り替えることにしました。
しばらくは高松出張と岡山出張の両方に行こうと考えていましたが、急な変更で申し訳ございません。
岡山には四国の方も来ていただいているので、四国の皆さん、今後岡山でもよろしくお願いいたします。
年頭の記事にも書きましたが、店舗にしても出張にしても、必要とされる場所を優先させたいと考えています。

■このブログのブックマークには多くのブログやホームページを紹介してきました。
その数が増えて煩雑になっているように感じており、2月末をもちまして当院のスタッフブログと契約先ホームページだけを残して、他のブログとホームページは削除させて頂きます。
現在皆さんが定期的に読んだり見たりしているブログやホームページについては、今後皆さん各自で管理して頂けると助かります。
ご迷惑をお掛けしますが宜しくお願い致します。


皆様、宜しくお願い致します。




筋肉にも病気があります。
一般的に知られている進行性筋ジストロフィー症や、重症筋無力症と言った難病に分類される筋肉の病気があります。
しかし、私共が対応させて頂いている筋肉の病気は、レントゲンに写らないし、血液検査でも異常が出ないので病院では見落とされている病気のことを言います。


今回は“病気”と認められていない(保険がきかない)筋肉の病気について説明します。
この病気の代表格は、肩が痛い時の“肩こり”、しかしお尻が痛い時には“尻こり”とは呼ばずに“股関節痛”と呼ばれてしまう。
また別の代表格は、腰が痛い時の“腰痛”、しかしももが痛い時にはなぜか“股関節痛”、ももの下側なら“膝関節痛”と呼ばれてしまう。
なぜか、『〇〇関節痛』となってしまう不思議。


その筋肉の病気は筋・筋膜症候群と呼ばれています。
この名前を私が好んで使う理由は、私が筋肉の病気について勉強した頃滋賀医科大学でこの名前が使われていたからです。
滋賀医科大学では、最近『筋筋膜痛症候群』と呼んでいるようです。
筋筋膜性疼痛症候群とか緊張性筋炎症候群などと呼ぶ人もいます。

この病気については、1939年にKellgrenが症例報告をしています。
1986年、Fishbainの研究では、痛みを訴えている人の85%が筋・筋膜症候群であったという報告もあります。
骨とか軟骨は痛みを出さないんですよ。
股関節に炎症があるときに、骨や軟骨が痛みを出しているように感じるだけです。
筋・筋膜症候群は炎症ではありませんので、Fishbainの報告に従うなら、股関節の炎症も確率的には非常に低いと考えられます。


筋筋膜症候群は、『筋肉』と筋肉を包む膜である『筋膜』の両方に起こる痛みの総称です。





最近は『筋膜リリース』と言う言葉が広まってきましたね。
やっと筋肉や筋膜の病気が注目される時代になってきましたね。

しかし、どうも筋膜だけにスポットライトが当たり過ぎているように感じます。

筋肉を包んでいる筋膜には痛みを感じる神経があります。
筋膜の役目は、人が動く時に筋肉と筋肉がすれて摩擦熱を生じさせないことで、非常にツルツルと滑りやすくできています。
しかし、その筋膜が病気になると、ある筋の筋膜と別の筋の筋膜がくっついてしまい痛みを出すことがあります。
そのくっつきをはがそうとするのが『筋膜リリース』です。

深圧では、筋肉に対して横方向に押すフリクション法を行うことで、筋膜リリースに対応しています。


一方、深圧ではもう一つの筋肉自体の病気(筋肉が縮んで硬くなること:筋硬結)に対しては、筋肉を垂直に押す直圧法で対応しています。
筋肉自体にも痛みを感じる神経はありますからね。


皆さんの身体には、多くの筋肉があり、その筋肉は必ず筋膜で包まれています。


この筋や筋膜に起こる病気に対する対処法は、このブログで10年以上説明していますが、病院の先生方、特に整形外科医の先生方にはほとんど認識されていません。
この病気がレントゲンに写らないこと、整形外科の先生方がそのレントゲン写真しか見ないで診察を行うことが多いことが原因です。
この病気を見つける為に重要なのは触診なのです。
最近ではエコー検査も併用されるようになっています。


皆さんが股関節周辺の痛みで病院を受診をしても、レントゲン写真等で骨や軟骨の異常を指摘され『骨や軟骨の異常=股関節周辺の痛み』と決めつけられるケースが多いです。
そう決めつけられると『治療法は手術しかありません』となってしまいますね。
股関節周囲に痛みがあって、レントゲン写真では骨も軟骨も正常なことも多いのに……?
また、骨の変形が重度でも、股関節周囲に痛みが無い方も多いのにね……?
そうやって筋肉の病気が見落とされるだけならまだしも、そんな病気の筋肉に対し筋肉に負担のかかる「運動をしてください。」と指示されることがまだまだ多いですね。


私は、手術を希望される方には病院を紹介するくらいですから手術には反対ではないのですが、手術の前にもっとやるべきことがあり、それは確実に行った方が良いと考えています。
中には手術を避けられる状態だったのに、手術をしている方も意外と多いかもしれませんね。
手術日が確定していた方が手術を回避できているケースを目の当たりにすると、そう感じてしまうのです。


皆さんの股関節痛のほとんどは筋肉や筋膜の痛みかもしれないのです。
筋肉や筋膜が病気になると、急に足が一歩も出なくなったり、立ち上がった時に股関節が伸びなかったりします。
このような症状は骨や軟骨の異常では説明がつきません。

ましてや、『日によって痛みの程度が違う』とか『歩いていると痛くなるけど、少し休むと歩ける』という現象は、骨や軟骨の異常では全く説明がつかないのです。
歩いていると骨や軟骨が傷み、ちょっと休んでいる間に骨や軟骨が修復するということでしょうか?



このような説明、皆さんはどのように感じますか?




次回は、運動をした後に出る『筋肉痛』と非常に似ている『もみ返し』について書いてみたいと思います。
もみ返しを悪者扱いする先生が非常に多いのですが、私達は『もみ返し』は良い反応だと考えています。
それは、スポーツ選手が運動の後に筋肉痛が出たからと言って、指導者が運動を止めさせることが無いことと同じ考え方です。

筋肉痛やもみ返しも筋肉や筋膜と関連しているので、次回記事にしてみたいと思うのです。






変形性股関節症を怖がらないでね






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