股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

片脚でまっすぐ立てる不思議!

2014-04-23 13:27:43 | 筋肉の話
札幌に行ってきました。
札幌はなまら綺麗で、なまら寒かったです!
東京の春の格好で出かけてみたら、札幌駅でマフラー巻いて手袋をしてストーブにあたってる人たちに笑われました。
寒さのおかげでホテルから一歩も外に出なくてすみました。

寒くなくても一歩も出ない引きこもり系なんだけどね。




人が片足で立った時、骨盤と肩が床に平行に、身体は床に垂直にまっすぐ立てます。

しかし、よく考えてみるとこれは不思議な現象なんです。
私の上手な絵を使って説明しましょう。

下の絵は左足での片足立ちの図です。
この図のように、人が左足で片足立ちをすると右足は膝を曲げて床から離れます。
すると、本来なら床から離れる右足の重さが加わって、図のように右骨盤が下がるはずなんです。



すると、まっすぐ立てなくなるはずなんです。
……でも人はまっすぐ立てる…不思議です。
何かが骨盤をまっすぐさせるように働いているのでしょうね。


上の絵の模式図です。
骨盤をまっすぐしているのは黒矢印の筋肉かもしれません。
左足に体重が加わった時に、この筋肉が収縮して短くなったら骨盤を下に引き寄せそうです。




下の図が、実際にまっすぐ立てているときの模式図です。
先の筋肉が働いて骨盤を引き下げてまっすぐ立てました! パチパチパチ……。





人が片足立ちになった時、反射的に中殿筋が働いて骨盤を床に平行にしてくれて、まっすぐ立てるようにしてくれていたのです!


キムタクなら「中殿筋すげぇ!」と言いそうな現象です。



つまり中殿筋の働きは体重がかかっている方の骨盤を下げて骨盤をまっすぐにすることなんです。


一般的に、中殿筋は股関節を外に開く(外転)働きがあると言われているので、横向いて足を上に挙げたり、プールの中で横歩きしたりするのです。

中殿筋に外転の働きがあるというのは足が床から離れている時の話。
立ったり歩いたりする人間に必要なのは足が床についている時の中殿筋の働きなんです。


横向いて足を上に挙げたり、プールの中で横歩きしたりするのは、痛みのある股関節を動かさないといけないのでもう古い考え方だと思います。
従って、この方法は意外と危険で股関節痛悪化の原因になることがあるのです。
(手術をして痛みがなくなっている方には比較的安全な筋トレかもしれません。…筋肉の硬さしだい)

股関節痛のある方がこの方法を行うことによりどんどんと股関節痛が悪化している場合、私はこの運動を全面的に中止していただきます。
そして、まっすぐ片足立ちするように指導します。
この場合、手はどこかにつかまってていいのです。
いきなり100%の片足立ちでなくてもいいのです。
反対の足を少し床につけて80%くらいの片足立ちからでもいいのです。


骨盤と肩を床に平行としての片足立ち、意外と簡単です。
このエクササイズでまっすぐな片足立ちができるようになります。
股関節はほとんど動かさないので痛みは出にくいのですが、痛みがある場合は筋肉をほぐす準備が整ってから行ってください。


歩行は片足立ちの連続です。
歩行時に、身体が左右に揺れる方の原因は中殿筋の筋力低下です。
これは足をかばうしかなった結果の筋力低下です。



まっすぐな片足立ちができるようになれば、歩行時の左右への揺れはなくなります。



私は、股関節痛が改善してきている方に、この方法を指導しています。
股関節痛が強い場合は、綺麗に歩こうとすることは危険です。




まずは、股関節痛をしっかりとコントロールすること、そして、次に綺麗に歩こうとすること、この順序が大事なのです。






変形性股関節症を怖がらないでね









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