股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

筋力の正体

2012-11-16 00:56:08 | 筋肉の話
銀座で仕事を済ませ、羽田空港まで走り、今は福岡県筑紫野市にいます。
福岡には“東の富士温泉病院、西の和白病院”と私が勝手に言っている保存療法に力をいれている和白病院があります。
今回、松本深圧院・福岡店の話を詰めて帰りますが、落ち着いたら和白病院の林先生と甲斐先生に挨拶に行きたいと考えています。
二日市温泉でゆっくり温泉に浸かる‥‥ことなく帰るようかなぁ。







私の本の57ページから58ページにかけて筋力に関する重要な事を書いています。

そこにはこう書かれています。


「通常握力が60kgだったのに10kgまで低下した患者さんがいました。この患者さんは短期間の施術で55kgまで回復しました。」


さら~と書いているので、印象に残らなかった方も多いと思いますが、非常に重要な実際にあった情報です。


この患者さんは,私が整骨院時代に診させて頂いた交通事故によるむち打ち症の方でした。
つまり、首の捻挫でした。

首の捻挫にもかかわらず、首から遠く離れた腕の筋力(握力)が極端に低下していたのです。


通常、筋力低下と聞くと「筋力低下=筋力トレーニング」と考えてしまいがちですが、この方には筋トレを止めさせ、治療に専念させました。

すると、短期間の間に握力が10kgから55kgまで回復したのです。
治療は主に首回りと前腕でした。




正常な筋肉は病気になると、患部はもちろん、患部から離れた部位でさえもその筋力は6分の1まで低下することもあるのです。
つまり、正常な筋力の85パーセントも筋力が低下することもあるということです。

しかし、この状態ではその方の筋力が低下しているのではなく、筋力の出力(発揮できる筋力)が低下しているのです。
この方は55kgの筋力はあっても、10kgしか発揮できない筋肉になっていたと言う事です。


これが、私がこのブログで説明してきた“筋肉の病気”の状態です。

この状態の筋肉に(筋肉が病気なのに)、筋力トレーニングは有効でしょうか?




一般的に筋力は、筋肉の断面積に比例します。
つまり、筋肉が太いほど筋力(この場合の筋力とは瞬発力のことです)は大きくなります。

しかし、これは痛みが無く、関節も正常で、さらに筋肉が正常であるという前提の話です。
この隠された“前提”を患者さんもプロの方も再認識して頂きたいと思うのです。


先日も患者さんが「悪い方の足に力が入りにくくなっています。運動してないからね。」とおっしゃっていました。
ここ2ヶ月くらい、杖をはずすと歩きにくいというのです。


おそらく体重を支える筋力はあるのですが、その筋力が十分発揮できないような筋肉の状態になっているのでしょう、と説明して主にお尻の筋肉を集中的にほぐしてみました。


その後歩いていただくと「あら、歩けるわ。」と早歩きをしていました。


筋力が出ないこと=筋力低下とは限らないのです。

寝たきりでない場合、筋力はそれほど急には低下しないのです。



皆さんの頭の中を、次のように整理するといいと思います。


筋肉の状態
1、正常→痛みがなく、重い感じもない、筋力は十分発揮でき比較的無理がきく。
2、疲労→思い感じがする。無理をすると筋肉を痛めることがあるので、少し休養を心がける。
循環をよくする程度の軽い運動は行っても良い。
3、病気→痛みがある。生活上必要な動作以外の運動は厳禁。筋力はかなり発揮できない。(筋力が低下したように感じる)
治療が最優先(自己ケアも治療の一方法)




最近、ノルディックウォーキングで効果的な筋力トレーニングができている方を何人か経験しました。


そん方々は、銀サロにこられた時は、上記筋肉の状態は3、でした。
その後、深圧にて筋肉の状態が1、に近づいていましたので、ノルデックポールを貸し出しました。


次回は、その経験と感想を記事にします。










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  筋肉の病気による筋力低下 P57~









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