●福岡二日市温泉での施術3日目の朝、快晴です。
明日は2月28日、月末ですね。
いよいよ明後日3月1日午前11時~の予定で高崎の加藤先生と銀座の田山先生の4月分~の予約受付が開始になります。
(ホームページ変更作業の遅れなどで、若干トラブルが生じる可能性もありますが、スムースに行えるように準備を進めています)
それに先立ちまして
■高崎の加藤先生のホームページができました。
■銀座サロのホームページは、3月1日から一部変わります。
■私達のグループのホームページも3月1日から一部変わります。
また、今までどおり、
■吉祥寺の大原先生のホームページ
■名古屋の早川先生のホームページもよろしくお願いいたします。
以上、5つのホームページは、お気に入りに登録して、パソコンの画面にも貼り付けてくださいね。
股関節の屈曲拘縮(くっきょくこうしゅく)について説明しています。
股関節に屈曲拘縮がある方々の立ち方です。↓
股関節が曲がりやすいので、同時に膝関節も曲がっています。
この立ち方から、膝関節と股関節を伸ばして立とうとするとこうなります↓
ちょっと絵がうまくないのですが、股関節と股関節を伸ばすと以下の状態になります。
●体幹前傾(身体が前に傾く)
●腰椎前湾(腰の骨が反る)
●骨盤前傾(骨盤が前に傾く)
●いわゆる“でっちり”
つまり、屈曲拘縮=体幹前傾=腰椎前湾=骨盤前傾=でっちりとなる可能性があるのです。
上記●の4項目を改善するためにも屈曲拘縮と闘っているのです。
今回は関節唇インピンジメントの説明と改善方法について説明します。
数日前、屈曲拘縮の4つ目の原因、“関節唇のインピンジメント”についてずっと考えていました。
ダウンタウンのまっちゃんで有名になった股関節の関節唇(かんせつしん)。
この関節唇が股関節の大腿骨と骨盤側の寛骨臼に挟まれる事を“股関節関節唇のインピンジメント”と呼んでいます。
わかり易く説明すると、関節の袋(関節包)の一部が骨からはがれて、壁紙が壁からはがれるような状態になり、股関節の隙間にはまりこむようなイメージです。
関節唇インピンジメントは、ある動作をしようとした時、急に起こることが多いです。
急に股関節が伸びなくなるのです。(屈曲拘縮)
そうなるとどのように対応するのか・・・・
●神奈川リハビリテーション病院の勝又先生は「引っ張るといいよ。」とおっしゃいます。
●埼玉医科大学にいらした二宮先生は、他の先生と2人で患者さんの足をひっぱていました。
●ある患者さんはしゃがんでお尻を振ると治ることがありますと言います。
私もそうしてみました。
しかし、全く改善した例はありませんでした。
どうしたらいいのだろう・・・どうレポ(Peposition:整腹)すればいいのだろうと考えていたのが先日のことです。
レポという言葉は柔道整復師はよく使うのですが、骨折や脱臼を元の位置に戻すという意味です。
関節唇のインピンジメントには、まずレポが必要なのです。
そう考えていた2月7日のことでした。
股関節に“関節が脱臼している感覚”の方が初診で来られました。
この日は田山先生も銀サロに来ていました。
最後のほうは宮川先生もいました。
私は問診を続けながら、違和感のある部分の筋肉の施術を始めていました。
筋肉だけで問題は解決するだろうと考えて施術に入ったのですが、違和感は改善しませんでした。
更に問診を続けていると、「私の感覚では、一度脱臼した骨が小さな穴にはまりこむんです。私は一度その穴から脱臼した骨を引き出して元の位置に戻そうとします。そして、上手く戻ったら、股関節周りや膝の痛みが全くなくなるのです。」と患者さんが説明したのです。
“これは、関節唇の股関節への挟み込みだよ。”・・・天の声。
その時ピ~ンときました。
その時点から、この患者さんが普段どのような方法で直しているのかを聞きつつ患者さんとの奮闘が始まりました。
この患者さんの方法は、患者さんが股関節を曲げながら私がその大腿骨に抵抗をかけると「入りそう入りそう、もう少しで入りそうです。」と言いだしました。
患者さんは、“脱臼した骨が小さな穴から抜けて元の位置に入りそう”という意味での“入りそう”という表現をしていましたが、私の中では、関節の間から関節唇が“抜けそう”と言う意味だと感じました。
この患者さんの感覚では、骨が関節から脱臼した感覚で来られました。
違和感があったのです。
実際、脱臼をしたままだと歩けないので、脱臼はあり得ない話です。
患者さんは股関節を曲げる、私はその脚が曲がらない様に抵抗をかける・・・・お帰りになる頃に患者さんは
「入った感じです。違和感はとれました。股関節を伸展できます。」
と言ってアキレス腱を伸ばすように股関節を伸展したポーズを見せてくれました。
この方は、度々このような症状になるので人工関節の手術を希望されていましたが、ある事情でこの方の大腿骨に湾曲変形がありました。
特別注文の人工関節を使っても手術は難しそうで、リスクがかなり高そうでしたので、股関節内視鏡手術の専門家を紹介し、その先生の意見を求めるように助言して終了いたしました。
今後、明らかに股関節関節唇インピンジメント症状の方を見る時は、引っ張るだけでなく、いろんな方法でレポを試みればいいのだと感じ、私達の良い経験となりました。
患者さんとの股関節の屈曲拘縮に対する闘いのなかで、筋肉の施術でも変化が見られない方が何人かいらっしゃいます。
このような方々も、もしかしたら股関節関節唇のインピンジメントがあるのではないかという視点で臨もうと決意しました!
変形性股関節症を怖がらないでね
●第7回『深圧実技研修&独立開業セミナー』開催のお知らせ●
日時:4月29日(祝)、30日(土) 午前10時~午後7時まで
場所:東京銀座LE SALON GINZA
募集人数:あと1人となりました。
詳細はLE SALON GINZAホームページをご覧ください。
3月15日を締め切りとさせていただきます。
お申し込みは、こちらから願いいたします。
明日は2月28日、月末ですね。
いよいよ明後日3月1日午前11時~の予定で高崎の加藤先生と銀座の田山先生の4月分~の予約受付が開始になります。
(ホームページ変更作業の遅れなどで、若干トラブルが生じる可能性もありますが、スムースに行えるように準備を進めています)
それに先立ちまして
■高崎の加藤先生のホームページができました。
■銀座サロのホームページは、3月1日から一部変わります。
■私達のグループのホームページも3月1日から一部変わります。
また、今までどおり、
■吉祥寺の大原先生のホームページ
■名古屋の早川先生のホームページもよろしくお願いいたします。
以上、5つのホームページは、お気に入りに登録して、パソコンの画面にも貼り付けてくださいね。
股関節の屈曲拘縮(くっきょくこうしゅく)について説明しています。
股関節に屈曲拘縮がある方々の立ち方です。↓
股関節が曲がりやすいので、同時に膝関節も曲がっています。
この立ち方から、膝関節と股関節を伸ばして立とうとするとこうなります↓
ちょっと絵がうまくないのですが、股関節と股関節を伸ばすと以下の状態になります。
●体幹前傾(身体が前に傾く)
●腰椎前湾(腰の骨が反る)
●骨盤前傾(骨盤が前に傾く)
●いわゆる“でっちり”
つまり、屈曲拘縮=体幹前傾=腰椎前湾=骨盤前傾=でっちりとなる可能性があるのです。
上記●の4項目を改善するためにも屈曲拘縮と闘っているのです。
今回は関節唇インピンジメントの説明と改善方法について説明します。
数日前、屈曲拘縮の4つ目の原因、“関節唇のインピンジメント”についてずっと考えていました。
ダウンタウンのまっちゃんで有名になった股関節の関節唇(かんせつしん)。
この関節唇が股関節の大腿骨と骨盤側の寛骨臼に挟まれる事を“股関節関節唇のインピンジメント”と呼んでいます。
わかり易く説明すると、関節の袋(関節包)の一部が骨からはがれて、壁紙が壁からはがれるような状態になり、股関節の隙間にはまりこむようなイメージです。
関節唇インピンジメントは、ある動作をしようとした時、急に起こることが多いです。
急に股関節が伸びなくなるのです。(屈曲拘縮)
そうなるとどのように対応するのか・・・・
●神奈川リハビリテーション病院の勝又先生は「引っ張るといいよ。」とおっしゃいます。
●埼玉医科大学にいらした二宮先生は、他の先生と2人で患者さんの足をひっぱていました。
●ある患者さんはしゃがんでお尻を振ると治ることがありますと言います。
私もそうしてみました。
しかし、全く改善した例はありませんでした。
どうしたらいいのだろう・・・どうレポ(Peposition:整腹)すればいいのだろうと考えていたのが先日のことです。
レポという言葉は柔道整復師はよく使うのですが、骨折や脱臼を元の位置に戻すという意味です。
関節唇のインピンジメントには、まずレポが必要なのです。
そう考えていた2月7日のことでした。
股関節に“関節が脱臼している感覚”の方が初診で来られました。
この日は田山先生も銀サロに来ていました。
最後のほうは宮川先生もいました。
私は問診を続けながら、違和感のある部分の筋肉の施術を始めていました。
筋肉だけで問題は解決するだろうと考えて施術に入ったのですが、違和感は改善しませんでした。
更に問診を続けていると、「私の感覚では、一度脱臼した骨が小さな穴にはまりこむんです。私は一度その穴から脱臼した骨を引き出して元の位置に戻そうとします。そして、上手く戻ったら、股関節周りや膝の痛みが全くなくなるのです。」と患者さんが説明したのです。
“これは、関節唇の股関節への挟み込みだよ。”・・・天の声。
その時ピ~ンときました。
その時点から、この患者さんが普段どのような方法で直しているのかを聞きつつ患者さんとの奮闘が始まりました。
この患者さんの方法は、患者さんが股関節を曲げながら私がその大腿骨に抵抗をかけると「入りそう入りそう、もう少しで入りそうです。」と言いだしました。
患者さんは、“脱臼した骨が小さな穴から抜けて元の位置に入りそう”という意味での“入りそう”という表現をしていましたが、私の中では、関節の間から関節唇が“抜けそう”と言う意味だと感じました。
この患者さんの感覚では、骨が関節から脱臼した感覚で来られました。
違和感があったのです。
実際、脱臼をしたままだと歩けないので、脱臼はあり得ない話です。
患者さんは股関節を曲げる、私はその脚が曲がらない様に抵抗をかける・・・・お帰りになる頃に患者さんは
「入った感じです。違和感はとれました。股関節を伸展できます。」
と言ってアキレス腱を伸ばすように股関節を伸展したポーズを見せてくれました。
この方は、度々このような症状になるので人工関節の手術を希望されていましたが、ある事情でこの方の大腿骨に湾曲変形がありました。
特別注文の人工関節を使っても手術は難しそうで、リスクがかなり高そうでしたので、股関節内視鏡手術の専門家を紹介し、その先生の意見を求めるように助言して終了いたしました。
今後、明らかに股関節関節唇インピンジメント症状の方を見る時は、引っ張るだけでなく、いろんな方法でレポを試みればいいのだと感じ、私達の良い経験となりました。
患者さんとの股関節の屈曲拘縮に対する闘いのなかで、筋肉の施術でも変化が見られない方が何人かいらっしゃいます。
このような方々も、もしかしたら股関節関節唇のインピンジメントがあるのではないかという視点で臨もうと決意しました!
変形性股関節症を怖がらないでね
●第7回『深圧実技研修&独立開業セミナー』開催のお知らせ●
日時:4月29日(祝)、30日(土) 午前10時~午後7時まで
場所:東京銀座LE SALON GINZA
募集人数:あと1人となりました。
詳細はLE SALON GINZAホームページをご覧ください。
3月15日を締め切りとさせていただきます。
お申し込みは、こちらから願いいたします。