股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

「正常な筋肉」と「正常な筋力」

2010-06-15 05:14:57 | 筋肉の話
●皆さんの応援のおかげで、ワールドカップでまず一勝できました。ありがとうございました。
先日、チームのTシャツを買いました。
今後ともドイツ代表の応援をお願いたします・・・ありゃりゃ?




このブログの中で良く使われる「正常な筋肉」という言葉。


この「正常な筋肉」というのは「正常な筋力」とは異なります。


筋肉には次のような状態があります。

1、正常
2、疲労
3、病気

疲労している筋肉には疲労物質(乳酸)がたまり、病気の筋肉には発痛物質(セロトニンなど)がたまっています。
その結果、“重さ”“疲労感”を感じたり、“痛み”を感じるのです。


この、疲労物質や発痛物質を、深圧で取り去ると筋肉は正常状態になります。

この状態が「正常な筋肉」なんです。


この時の筋力は正常の方もいれば、20%筋力が低下している人もいれば、40%筋力が低下している人もいます。



以前の記事にも書きましたが、筋力低下には大きく分けて2種類あります。


1、脚をかばうことによる筋力低下(使えないことによる筋力低下)
2、筋肉の病気による筋力低下



筋力低下の程度としては、筋肉の病気による筋力低下の方がはるかに重度です。



ですから、脚をかばうことによる筋力低下があるにしても、まずは、筋肉の病気を治療しなければなりません。


まずは筋肉の病気を治療して、筋肉の状態を「正常な筋肉」に戻す。

そして、次に正常な筋肉の状態で、脚に体重をかけることによって、「正常な筋力」を目指す。



筋力は決して正常な筋力でなくても股関節は長持ちします。
脚をかばうことによる筋力低下は、それほど問題となるほどの筋力低下を起こさないからです。


しかし、筋肉が正常でないと、衝撃吸収力が低下して股関節が長持ちしません。




この考え方は、今度の期末試験に出ますので、しっかり復習しといて下さいよ!







変形性股関節症を怖がらないでね





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