股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

満足から不満足へ

2010-05-15 06:12:58 | 自骨手術のこと
●出版本の書き直しに追われていました。
デニーズで徹夜してました。
これからもしばらく続きそうです。




その方は、ある病院で20歳代後半に臼蓋回転骨切術(RAO)を受けていました。

「これで一生大丈夫だから。」と言うので手術をしたらしい。
現在手術後22年経過。


その病院では、診察時に“現状への満足度”を聞かれるらしい。
RAO手術後は、痛みが取れたので『満足』と答えていました。

その後、徐々に軟骨が減っていったようです。
それでも、痛みが無いので『満足』と答えていた。


昨年、急に痛みが出てレントゲンを撮ったら「骨の状態は末期です。」とのこと。
“一生大丈夫だと言ったのに・・・”この時から『やや不満足』と答えた。

その後どんどん痛みが増したので、『不満足』と答えるようになった。




手術をしたら、ずっと『満足』でいてほしい。


22年もったんだから、良しとしなければ・・・・?

そうだろうか?
もっと積極的に股関節を長持ちさせる方法があったのではないか?
手術後の経過を“運”に任せていいのだろうか?


その手段は確実にあったと思う。
その手段の考え方は、次回お話します。


この方は、激痛を抱えたまま3月に来られた。
この時の痛みの程度は、全く痛くない状態を0点、激しい痛みを10点とすると“8.9点”だった。
激痛はお尻の外側だった。

1回目の施術で、小殿筋と内転筋を施術する。

1ヶ月後、2回目に来られた時は“2.9点”に改善して、激痛は取れていた。
2回目は小殿筋とハムストリングスを施術した。

昨日、1ヶ月後に3回目に来られた時には“4.5点”だった。
1回目の小殿筋と内転筋で“2.9点”、2回目の小殿筋とハムストリングスで“4.5点”・・・どうも内転筋が主な原因筋の様です。


3回目は内転筋メインとした。

内転筋だけで痛みはコントロールできそうだ。


1ヶ月後、4回目に来られた時は、何点か楽しみです。



レントゲンの分類では、確かに末期だった。
でも、この方の痛みは絶対に取れる。

経過が長いので、骨は修復がほぼ終わり、安定しているだろう。(もう炎症は無いだろう)
だから、筋肉の施術効果が持続している。

この2点から痛みは取れると判断する。
原因筋は内転筋に絞られた。


痛みのコントロールはさておき・・・


この方にとっては、もう過去のことだが、自分の股関節を長持ちさせるために、どのような対応をしてくればよかったのだろうか・・・次回考えてみる。




楽しい週末に!





変形性股関節症を怖がらないでね





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