股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

なぜ膝は曲がるの? 2

2010-04-30 10:56:12 | 股関節の基礎
●昨日は、銀サロ倶楽部のランチ会&矢野英雄先生の講演会でした。
180人くらい参加していたようです。
脚に体重をかけることの重要性が話されていました。
東大名誉教授のの宮下先生の話も面白く、また、患者さんの講演は大変参考になりました。
私としては非常に参考になり、楽しい1日でした。
患者さんの紹介で、メガロスの阿部先生とも初めてお会いしました。
吉祥寺の大原先生も参加していましたね。
皆さま、お世話になりました。
ありがとうございました。






この方は、なぜ膝の裏が床につかないのでしょうか?






大きな理由は2つ考えられますね。

まずは、シンプルに膝が悪いから。
膝の変形です。
筋肉的に考えるとももの裏にあるハム太郎ことハムストリングスという筋肉の短縮が原因です。

このような方は、徹底的にハムストリングスをほぐして(直接ストレッチ)膝が伸びるように施術します。

皆さんの中には、膝が悪くて膝の裏が床につかない方はほとんどいません。


膝関節が伸びないので膝の裏が床につかない場合






皆さんの場合は、下図の様に、股関節が伸びないから(膝は伸びないように見えるだけ)膝の裏が床につかないのです。



このように、股関節が伸びない場合を股関節の屈曲拘縮(くっきょくこうしゅく)と言います。
この場合、上図の様に、膝を伸ばしてみると膝は真っ直ぐ伸びるのです。

股関節の屈曲拘縮の原因は、筋肉的に考えると腸腰筋の短縮です。
徹底的に腸腰筋をほくして(直接ストレッチして)股関節が伸びるようにします。


股関節が屈曲拘縮を起こしていると、「歩行時に膝を伸ばして下さい。」と指導しても効果はあがりません。
患者さんが意識するだけでは、股関節が伸びず、結果として膝が伸びないからです。


こんな時は、まず腸腰筋をほぐして、意識して股関節を伸ばせるように準備してあげなくてはなりません。

これも“歩行の準備”のひとつであり、銀サロの仕事です。


一見、膝が伸びないように見えますが、実は股関節が伸びない方は意外と多いです。
実を言うと、股関節の屈曲拘縮の原因は、腸腰筋の短縮だけではなく、そこが施術のむずかしい点でもあります。



皆さんの股関節が伸びるように頑張ります。







私の鼻の下に関しては、伸びないように頑張ります!

…じゃんじゃん!





変形性股関節症を怖がらないでね





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