ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

スクールカウンセリングを受けた時のこと

2018-02-13 23:43:50 | 不登校のこと
子どもが不登校になった時、
まずはスクールカウンセラーに相談される方が多いかなと思います。

我が家もそうでした。

その当時のことを書いてみますね。

小5で不登校になったケン太。
完全に学校に行けなくなってから、すぐに校長先生から呼び出しがありました。

「ご夫婦で・・」ということでしたので、主人と学校に向かい、
これまでの経緯など説明させてもらいました。

校長先生は、わりと最近まで、教育委員会にいらしたこともあり、不登校の実態については
よくご存知でした。

一度、不登校になってしまうと、なかなか厳しいと。
だからなのか、「なんとかしたい」 などというような言葉はお使いになりませんでした。

「教師は不登校の知識がないので、どうしたらいいか分からないというのが正直なところです」
「学校側は、スクールカウンセラーを紹介することぐらいしかできないんです」

本当に申し訳なさそうに、おっしゃいました。
すでに私達もそう思っていたので、落胆もしませんでした。
学校側の立場を正直におっしゃってくれて、かえってありがたかったぐらいです。

なぜ夫婦で呼ばれたかというと、

学校側に何か手落ちがなかったか、親が学校側に不信感などを抱いていないか、
担任の対応についてどう思っているか・・・その辺の探りもあったようです。
教育委員会に直接話をされては・・・というのがあったのでしょうね。

どちらかと言えば、面談の目的はそれだったんじゃないかと思います。
主人もそう感じたようです。

ちょっと寂しさも感じましたけどね・・・


校長先生はすでにカウンセリングの予約をとられていました。
教育委員会内に設置しているカウンセリングで、最短で2週間後ということでした。

それから数回、カウンセリングを受けました。

その時の記録が残っているので記しますね。

9月30日 (第1回目)
自由にさせておいてください。
ゲームばかりでも、そのままにしてあげてください。
とりあえず様子をみましょう 

10月21日 (第2回目)
夜に成長ホルモンが出されるので、昼夜逆転は仕方ないとはいえ成長期ですので心配です。
せめて12時までに寝るように仕向けられるといいですが。
児童専門の精神科の受診はいかがでしょうか。2ヵ月先まで予約が埋まっているようなので
実際に行くかどうかはその時に選択してもいいので予約だけでも。

11月4日 (第3回目)
現状報告のみ

11月18日 (第4回目)
息子の柔軟性のなさについて。それが無くならないと登校しても難しいのでは?と
私から投げかける。

12月4日 (第5回目)
方向性は見えてきたが、家庭だけでは難しいでしょう。第三者との接触が必要な時期。
感情的に落ち着いてきたようなので、何か仕掛けたい。刺激を与えたい。
児童精神科の受診はどうですか?気が進みませんか?精神的な治療施設も整っています。
「もしかしたら学校へ行けるかも」という気持ちを引き出してくれるかもしれませんよ。

12月16日 (第6回目)
主人と一緒に行く(カウンセラーからの要請)
主人が質問した、フリースクールの説明を受ける。
しかし、そこから復学するのは少数派であるとのこと。

カウンセリングはここまでです。

カウンセリングはだいたい2週間に1回のペースでした。

お子さんも来れたら・・・と言われてはいましたが、
当時、人の目が気になって外に出れなかったケン太が、
カウンセリングに向かうことなど考えられないことでした。

児童精神科の受診も同じです。

外に出れないケン太が受診するなど到底考えられないことでした。
もし、外に出れていたとしても、人にヘルプを求めることのないケン太が
病院に行くとは思えませんでした。
ましてや予約しても受診できるのは2か月後です。
もし、行くと言ったとしても、当日、向かえないこともあります。
そうしたら、さらに2か月後??

そもそもケン太に精神的な治療が必要とはどうしても思えませんでした。

初めて、主人とカウンセリングに向かった日に
「これからは1学期に1度のペースでご主人も・・・」という話がありました。

すでに、親の私とカウンセラーが話しをするだけで、2ヵ月半が経っていました。
それ以上の進展を望むのは難しいな・・・・と思えてきていた頃でした。

1学期に1度のペース?
それがずっと続くということ?

先の長い話に心が折れ、
このままいたずらに時だけが経ってしまうのではないかと、
カウンセリングそのものが苦痛になってきて、そこで終了することにしました。


これは10年前の話です。

今は当時よりも不登校の数が増えているし、スクールカウンセリングだけではなく、
相談機関も増え、学校の対応も変化してきているかもしれませんね。

ただスクールカウンセリングに関していえば、
学校に行けないどころか家から出れない子もいます。
そんな子が学校にいるカウンセラーに会いに行けるわけがないので。

カウンセリングができるのは学校に来れる子に限られます。
学校に向かえる子がどれだけいるでしょうか。

別室登校、保健室登校・・・
その状態の子だけでしょうか。

その段階にも達していない子はたくさんいるので。


まずは、スクールカウンセラー

そういう経緯をたどった方は
私の周りにもたくさんいらっしゃいますが、

やはり本人がカウンセリングを受けられないとなかなか難しいかなと思います。






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小さな『幸せ』

2018-02-13 00:05:14 | 私(みぃみ)
今クールのドラマですが、この2本を観ています。






トドメの〇〇の方は、私の一押しの俳優さんがゲスト出演しているので
見逃せないわけですが。

ちょうどケン太が帰ってくるか、食事をしている頃にドラマが始まります。

もうすぐドラマが始まる~とテレビの前でスタンバイしていた時に

「他の番組みていい?」とケン太。
「ダメ~!!これからお母さんが観たいのが始まるの~」とチャンネルキープ(チャンネルって死語?

私の勢いにケン太はたじろぎ(笑)一緒に第一回を観たのですが、
いきなり、キスシーン、ベッドシーン

あまり息子と観るもんじゃないね。
でも、しばし無言で観ていた二人でした

それからはスタンバっている私をみては、

「トドメの〇〇始まるのか・・・」と、ケン太は自分の部屋へ。

誰にも邪魔されず、ひとりでドラマを楽しんでいます


あのねの方ですが、

主人が録画をしているので、週末に一緒に観ています。

最初、いろんな人物が登場するけど、繋がりがわからずストーリーも読めなかったのですが、
前回くらいから、切ないシーンとか出てきたりして、なんか泣けてきます。

主人も泣いていましたよ。

考えられない子ども・・・
考えられない親・・・

いるもんですね。


おばあちゃんに溺愛され、全て自分のペースが通り、
すっかり王様になり、母を母とも思わなくなってしまった子。

集中治療室に移った息子を置いて
1年前に予約したレストランにいく家族。

何年振りに会った子どもに「もう近づかないで」と言われてしまう母。

今まで、鍋を食べたことがない子。。。

家族に恵まれない人達がたくさん出てきます。


このドラマを観ていると
今こうしている自分はいかに幸せか・・ってことに気づかされます。

過去にいろいろあったとしても、
これが幸せ・・・と言葉にできる何かがなくても、

今、何気ない生活を送れていること。
それだけで幸せなことなんですね。


感謝を忘れると小さな幸せを見逃す。
小さな幸せを見逃すからいつまでも幸福になれない。
ますは感謝を忘れないこと。
感謝する事、感謝できることを見つけることが大事。

幸福かどうかは己の心が決める事。
心の成長を怠けると幸福を得られない。

ここ最近のゲッターズさんの言葉です。


幸せはいつでもそこにある。
幸せだと気づけるかどうか・・・心の問題ですね。


子どもの不登校という経験がなければ
何か形のある幸せを求めてしまったかもしれません。

そう考えれば、不登校という経験にも『感謝』しなければね。

何が一番、大事なのか・・・
何が一番、幸せなのか・・・

きっと皆、その時に、立ち止まって考えたはず。
考える機会を与えられたんだと思います。

きっと、それは、
小さなことにも「幸せ」を感じられるようになるためじゃないかと思います。

小さなことにも「幸せ」を感じられること。

それが一番、幸せなことですね





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