ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

頑張りの糸が切れる瞬間

2013-01-13 17:51:35 | 思うこと
大阪のバスケ部顧問に体罰を受けて高2男子が自殺したという痛ましい事件。

自殺した前日、その生徒が帰宅した時に
「30~40発殴られた。できない俺が悪い」と明るい表情で言ったとのこと。

それを読んた時、当時のケン太の姿と重なり、たまらなくなった。

ケン太が部活の顧問にかなり追い詰められて帰ってきた日。
「俺はもう見捨てられたよ」って何故か笑って言った。

あの瞬間・・・

きっと、頑張りの糸がプツンを切れたのだと思う。

ケン太は、それまで「剣道部は辞めない」って言っていたのに
その時を境に「辞めない」とは言わなくなった。

なかなか辞めさせてくれなかったのだけど・・・


バスケ部では体罰を受けてでも強くなりたいという生徒が多くいたという。
自ら主将になったその生徒も体罰は自分のためと受け入れていたのかもしれない。

でも、頑張らせるため(?)の体罰が、頑張りの糸を切ってしまうほどになってはいけないね。
頑張りたいという気持ちが強かったからこそ、頑張りきれなかった時の痛手は大きい。

その生徒は自ら命を絶った。。。

ケン太はそれから頑張ろうとしなくなった。。。
学校にも行かなくなってしまった。。。



ケン太の顧問はその時の校長が引っ張ってきた顧問だった。

剣道部は、当時、かなり緩んでいて部活の時間にさぼって遊んでいる部員もいたそうだ。
それを締めるために、呼ばれたようだ。

ケン太が入部したのは今の顧問がきて2年目の時。
顧問の喝でさぼる生徒はすでにいなくて、ピリリと締まった部になっていた。
ケン太はそのピリリとした空気がいいと言っていた。

ケン太が中1の時は、大会に出てもいつも初戦敗退だったが、
3年生の頃は市内大会で団体でも個人でも優勝するほどになっていた。

それは顧問の実績なのだと思います。
校長が求める形になったでしょうか・・・



私はケン太が中2の時、役員をしていたのでPTAの運営委員会にも出席していた。

その時の校長の言葉が今でも頭から離れない。

「勉強しない子はダメですね」

ケン太が通う中学は、市内で一番の学力がある学校と言われている。
市内のトップ高に他の中学からは2~3人入ればいいところを14人排出したこともある。

それだけのことを学校側は生徒に求めている。
ガンガンやらせている。
宿題の量も半端じゃない。

結果が出ればそれまでの苦労や頑張りが報われます。
自信にも繋がります。
その子を大きく成長させてくれるでしょう。

では、結果が出なかったら?

ケン太は落ちこぼれなんでしょうか?

ケン太は学校へ行くと、そう感じてしまうのかもしれませんね。





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コメント (9)
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