54歳からの欧州一人旅と日々をつれづれに

思いつくまま時、場所を選ばず綴ります。

アクシデントとショパン

2009-07-15 15:22:54 | ブログ開始07.1~2010.12
7/9夕方、いつもなら歩いて行くすぐそこへ”暑いし~”と自転車で出た
運動靴でないため、人を避けようとして転んでしまった 
スピードも出してないのに、オットット~  お尻を強打した なんでここで転ぶ?? 
歩けたから大した事ないと思っていたのにどんどん痛くなってきた
1日冷やして冷やして様子をみたが、医者に行きレントゲンをとってもらった
”骨に異常なし”でほっとしたが座る姿勢は全く無理 
5日経ったがまだ痛みは減らず、変な姿勢が続いて肩はこり、体のあちこちも痛い
梅雨が明けたというのに、富士見行きはまた延びてしまう

でも、歩けて良かった 老体を甘くみるな!の反省!! 落ち着いて本を読もう 
とはいっても、このブログに載せたくなるような写真を撮りに早く行きたいなあ~
ラジオでカッコウの話をしていた”カッコーの鳴き声”も聞きたくなった


読書 「ショパンとパリ」河合貞子著
少し前からシューマン・メンデルスゾーン・リストを富士見行きの車中などで読んでいた
ショパンの曲をじっくり聴いたことはないのだがその絡みでこの本を図書館から借りてみた 
借りる時いつも見るのが、著者のことと、あとがき 
そこには著者の写真もあり1953年生まれで、前著出版から9年
前著はショパンの”音”の創り上げ方で、この本は都市との関わり
社会史、文化史の視点とある 日本美術にも造詣深く、古寺を訪ねながら
ショパンの音楽と生涯を思い続ける日々だった と
読んでいると女性らしい丁寧さ、ここまで縦横に調べるのはどんなに大変だったことか…

《内容の一部》
ショパンのパリ時代は1831(20歳)~1849(38歳死亡)
 [1830の7月革命・1848年の2月革命]
・産業革命→資本主義の過渡期で経済・都市の形成・民族独立・自由と人権の確立
・新旧入り乱れたパリ ブルジョワ社会の出現で銀行が国を支配
・ドラクロワとドーミエの絵に象徴される2つの顔のパリ
・産業優先で優雅な上級階級となった人々の憧れは由緒・家柄となり縁組で無形の財産も
・オペラ座の会員にはなれなかった中産階級の人々が貴族と同席できる「サロン」を開く
 ショパンもロスチャイルド家のサロンなどに迎えられ「サロンの寵児」となる
・市民社会の個人的な楽しみが増す中、美術は壮大なものから室内を飾る物にも
・音楽の面では小品のピアノ曲にも反映 
・イタリアオペラに対するドイツ器楽という図式の中、人々は華やかな技巧に熱狂
 その中心にパガニーニがいた リストはピアノで対抗し、もてはやされた
・ロッシーニはイタリア声楽の世界で人気があった

《ショパンと関わった人たちの一部》
*メンデルスゾーン:パリで知り合いライプツィヒでゲバントハウスの指揮者になっていた彼と再会
*シューマン:ライプツィヒでシューマンの招待に応じ訪問、シューマンは喜んだ
*リスト:互いの演奏会に出演し華を添えた リストはその時代の頂点にあった
    1811ハンガリー生まれでショパン(ポーランド)と1歳違い 11歳でウィーンに行き
チェルニー・サリエリに師事、ベートーヴェンの前でも演奏した
*ドラクロア:ショパンの音楽を考える上でリストやバルザック、ジョルジュ・サンドとの
関係以上に重要な位置を占める お互いを尊敬した 
*ジョルジュ・サンド:いろいろ書かれているが身長156c小さな手足、ショパンと同じ頃
    ベリー地方の田舎から27歳で出てきた 柔らかだが声に張りがなく無口
    しかし、その”すばらしいひとみ”は人々を魅了した
*ジョン・フィールド:アイルランド人 人生の大半をロシアで過ごした
    「ノクターン」という分野を築きショパンは10代の頃から傾倒していた
    彼の演奏をショパンは聴いた プレイエルとの関係も彼の存在から生まれた
*プレイエル:フランス人 ロンドンで新技術のピアノ製造を学び新しい音色のピアノを製作、
    ショパンが好んで使った

追記:7/15 まだ書き足りないことだらけだが休み休みここまでできたので投稿する
昨日図書館に行きCD「プレリュード全集/二つのノクターン」(P:ラファウ・ブレハッチ)と
「室内楽集全5曲」(ショパントリオほか)を借りたので今聞いている
本「ショパンに愛されたピアニスト」(ダン・タイソン物語)も借りた
この機会にまた新しい世界が広がったのだから、これもよし 

追・追記:7/16 このブログに苦戦(座っていられない)していた14日 若田さんの帰還が
また延びてしまうか? やっぱり雲が取れず明後日になった とラジオで聞いていた
予定通り(5回も延ばされ1ヶ月も待たされたのだが)今朝成功 
最後のパーツを取り付けて4ヵ月半ぶりに地球に戻れることになった 
7/14 は革命記念日の「パリ祭」 さっきラジオで今年はエッフェル塔が出来て120年
盛大な花火が打ち上げられ大勢の歓声があったとのこと











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