アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

王女メディア 松井誠

2008年05月28日 | 演劇


シアター1010   5/17(土)  

シアター1010に初めて来たよ。
丸井の上にあるんだね。
劇場の下の階には、
インフォメーションセンターがあって、  
キチンしとした組織って感じ。
地域に浸透してるんだろうなぁ。
住民だと安いんだよね。いいよね♪

      

王女メディア
 演出:栗田芳宏
 原作:エウリピデス
 上演台本:笹部博司

 出演
  メディア:松井誠  
  イアソン:山崎銀之丞  
  クレオン/アイゲウス:菅生隆之  
  案内役:赤坂泰彦

 スタッフ
  衣裳:朝倉摂
  照明:沢田祐二
  音響:高橋厳
  衣裳:時広真吾
  ヘアメイク:我妻淳子

 企画・製作
  メジャーリーグ

エレベーターに乗り込むと、おばちゃんだらけ。
そうそう、松井誠なんだもんね。
こうでなくっちゃ。


でも、
ギリシャ悲劇!

まともに舞台観たことあるかなぁ…。
蜷川演出をテレビでチョコっと、って感じかも。
戯曲は1冊だけ読んだことがあるけど。
「トロイアの女たち」だったなぁ。
あんまり関心がない。
っつうか、縁がないっつうか…。
出演者の名前がね、覚えられないんだわ…。

でさ、長丁場なんだよね…。

…グガァァァァア!!!
ノンストップの1時間40分!!!!
うっそ~ウソウソ~~~
小劇場なみのお手軽上演時間じゃないかぁ。

もうこれだけで脳みそバ~ン。
何かありそな予感アリアリ♪

真っ暗な客席の向こうが舞台。
後ろの席なんだけど、やけに遠い…。

701席がゆったり座れるようになってるから、
よけいに距離感があるのかも。

装置も遠近法を使って、
中央に無色の幕
両サイドに4本の柱があるだけ。
シンプル~。

案内役が出てきて…
あ、オチを最初に喋っちゃった。

母親メディアが、
自分を裏切った夫への見せしめに、
二人の幼子を殺害した。

王女メディアとイアソンの出会いから、
メディアが父を裏切り、弟を八つ裂きにし、
ありとあらゆる怪物と闘って、
2人で他国へ逃げのびたことを、
かい摘まんで語ってくれた。

へぇぇスッゲ~。
海の上の戦いなんて、大冒険活劇!

そこでイアソンは、
国王の娘に見初められて…。
もうすぐ結婚式ー。

キョエェ!
乗り換えるのかよ~。

メディアはシックな色の衣装。
でも、佇まいで燦然と輝く王女に見える。
歩く、立ち止まる、その裾裁きに見惚れるぅ♪
まこっちゃんの舞踊そのものだ。

ペッタンコな胸…。
なのに女に見えるから不思議!

アレ、足元が白…。
双眼鏡でズームイン。
足袋…なのかい…?
う…美しいぞ~♪

メディアに毒つかれるイアソン。
苦痛の表情で言うー

女への情熱は全てお前に使いつくした

いや~ん♪言われてみたいぃぃ。

愛し合っていたはずの男と女。
長所だった諸々が、ドンドン短所に見えてくる。
縺れ合う心の糸が、絡み合ってこんがらがって、
憎しみの泥沼にドップリー。

静かに燃え上がるのは、
メディアの復讐の炎ー。

神々の意志が働くというー。
この物語の黒幕は彼等なのか…

夜の帳が下りた様な舞台に響くピアノ。
鍵盤が奏でる短調音は、不気味。
それでいて物悲しい…。

花嫁を死に追いやり、
国王の心をズタズタに引き裂いてー。

メディアが両手に掴んでいるのは、
白い布にくるまれた…。
愛する子供達…。

顔が見えるわけでも
体の線がくっきりしてるわけでもないのに、
グロテスクなまでに幼子に見えてくるー。

ギリシャ悲劇という壮大な物語を
バッサバッサと削ぎ落とし、
”骨皮筋右衛門”にしたこの舞台。
演出家はどんなヤツなんだ!?

栗田芳宏
 78年、藤間紫の内弟子となり、市川猿之助に師事。
 98年、猿之助一座から独立。戯曲の様式化に取り組む。

フフフ~ン。そうであったか。
仕掛け人はそういう人であったかぁ。 

イアソンにメディアが言うー

憎まれて嬉しい

なんだかウルウルきてしもうた…。

烏の羽根の様なラストの衣装は、
メディアのプライドの高さを見事に表現。
背中をシャンと伸ばして、ゆったり歩きながらも、
その後姿には、
心の叫びがにじんで見えるー。

スタンダードじゃない劇空間。
ツボにズッカズッカきまくったぁ。
嗚呼、気持ち良いぃぃぃ。

アンコールで、
初めてニッコリするまこっちゃん。
やっぱり最後は客席に、
いつものレロレロムードが流れたぁ。

舞台写真 → こちら

まこっちゃんに、市川笑三郎から花束が。
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8 コメント

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つぼに入ったんですね (どら猫)
2008-05-28 09:02:09
まいど~かしまし娘さん
シアター1010は確か北千住でしたよね。二度ほど行ったことがありますな。
メディアはお気に召したようでよかったですね。どら猫は残念ながら、引き込まれるまでにはいたらずに残念でしたが。
きっと、蜷川演出の平さんのメディアのイメージが強すぎたかも。
松井さんはお奇麗でしたから、他の演目で拝見してみたいなぁと思っています。
刺さりました (かしまし娘)
2008-05-28 11:35:48
どら猫様、まいど!
行きの足取りは重かったんですが、あれだけ短縮したくれたので退屈しなかったです(笑)
朝倉摂の装置が初めて印象に残りました。

>蜷川演出の平さん
友人に聞いたら、顔をクシャクシャにして「あれはスゴカッタ」と言ってました。

まこっちゃんの原点は大衆演劇。いつもは芝居とショーの2本立てです。
”生きた博多人形”をライヴで是非体験して下さい。
王女メディアより断然キレイです(苦笑)
栗田さんいいでしょ! (花梨)
2008-05-28 22:22:22
こんばんは~。栗田演出贔屓の花梨です。
栗田演出良いでしょ?
独特の凝縮された劇空間がたまりません。
前の席で見ていると、窒息しそうになります。

能楽堂シェイクスピアシリーズも、実際生で見ると良いですよ~。
夏は池袋・あうるすぽっと「冬物語」へ~
演出にビックリ (かしまし娘)
2008-05-29 12:43:20
花梨様、まいど!
>能楽堂シェイクスピアシリーズ
右近達のシェイクスピア劇をテレビで観た時は、途中でスイッチ切ったんですが…(ごめんなさい)
そっか、ナマで観ないとねやっぱり。
1度チャレンジしてみたいです。情報ありがとうございました♪
でもって、窒息してみたいっす。
博多人形姫 (スキップ)
2008-05-30 03:54:28
かしまし娘さま
生きた博多人形があんな西洋の王女様にもなれるのですから
やはり女は化け物です・・・女じゃないってば!(笑)

短い上演時間でしたが濃密でしたね。
メディアと案内役以外の人があまり印象に残らなくて、
ひとり芝居のような感じを受けましたが、
誠さんのメディア、好きでした。

>やっぱり最後は客席に、
>いつものレロレロムードが流れたぁ。
いつもそうなのですね。
最前列だったのですが、カーテンコールで誠さんが投げキスすると
隣にいた誠さんLove軍団?から“ひゃ~”とか“ほぇ~”とか
訳のわからん声が聞こえていました。
投げキッス (かしまし娘)
2008-05-30 11:25:43
スキップ様、まいど!
>やはり女は化け物です
うんうん、まこっちゃんがバケモノ(ウ…失礼)

>訳のわからん声が聞こえていました。
うんうん。それまで客席には、戸惑いのムードも多少流れていた感じでした。
コックリしちゃうおばさんもいたもん。フツ~はありえねぇよ、まこっちゃん公演で。
生きた西洋の王女様より博多人形の方が皆さんお好みなのかも~。
誠さんの凄さ (時広真吾)
2008-05-31 10:24:06
メディアにご来場いただき有難うございました。衣装デザインをした時広と申します。私にとっても松井さんとは初めてのお手合わせでしたが、驚いたことは大変素直な方で、こちらの衣装やショールの着こなしをアドバイスすると素直に受け入れられて、どんどん自分のスタイルを創っていかれました。その結果はご覧になったとおりです。いつもとは違う松井さんの舞台だったと思いますが、私にとっても一人の素晴らしい役者と出会えたことを感謝しております。
初めまして (かしまし娘)
2008-06-02 11:49:49
時広真吾様、初めまして
こんな拙ブログにようこそお越し下さいました。有難うございます。
ど素人の感想でお恥かしいかぎりです。
まこっちゃんの知られざる一面のご紹介もありがとうございました♪
彼の存在感をパワーアップさせる圧巻な衣装でした!!
後ろの席だったのではっきり言って、まこっちゃんの顔より衣装の方が印象に残っていたりして。
素晴らしい舞台に出会えて大興奮!
私の中の、”2008年ベスト舞台”トップ10入りは間違いありません。

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