6月歌舞伎座 ラブラブなじいちゃんとばあちゃん 夕顔棚

→　御摂勧進帳

2021年6月24日（木）　晴れ

歌舞伎座　3階A席

幕間　15分

お次の演目は何十分あるのかなぁ。

ギョワァア！

たったの28分かぁい。

第一部

12：10－12：38

夕顔棚

作：川尻清潭

出演

婆　菊五郎

里の男　巳之助

里の女　米吉

爺　左團次

とある夏の田舎の百姓家

爺様（左團次）が縁側で夕涼み。

手拭いをポイっ！

家の脇に放り投げると、

暫くして向こうから

ホイッと返ってきたぁああ。

客席には向こうが見えないもんだから、

誰かいるんだね。

ってことしか判らないんだけど、

これはさぁ、きっとさぁ、

あの婆様の仕業じゃないかと…。

デタァァア！！

婆様（菊五郎）ぁあああ！！

しかもしかも、

お乳が丸見えよぉおお。

ダラァ～ン、ブラァ～ン

ってなってるわよぉおおお。

グワハハハハ！！

客席は大笑いぃいいいい！！

…この婆様の恰好で思い出したぁ。

前にも観てるよぉおお。

このツーショットぉお。

で…この役も、

菊之助が継承するのか…なぁ。

こんなハッチャけたこと

息子は出来るのだろうか…ぁ。

なんて考えちゃうもんだから、

余計に可笑しくなっちゃったよぉお。

アハアハ

爺様と婆様が、

2人並んでお酒を酌み交わすぅうう。

ラヴラヴだぁああ♪

なかなか足を組めない爺様。

細かいお笑いの技を入れて来るわ。

高島屋ぁあああ！！

聞こえて来たのは盆踊りのお囃子。

昔を思い出して踊っちゃうよぉおお。

またまたラヴラヴだぁああ♪

そうそう、これって

清元の舞踊なのだのよぉお。

清元って苦手だから、

普通ならコックリコックリぃ。

ところが今日はお目々パッチリやぁあ。

そこへ

里の男（巳之助）里の女（米吉）が

やってきたよぉおお。

お手々繋いでるぅうう。

まぁあ、初々しいカップルだことぉお♪

ソ－レェ！踊り出すよぉお。

巳之助の舞踊って、

なんかMYツボに

グッサリなのだぁあ♪

2人を見て爺様と婆様も

ウキウキぃいい♪

自分達の若い頃を思い出すぅうう。

「盆踊りなんだぁ♪」って言いながら

去って行った若いカップルが、

暫くして仲間を連れて戻ってきたよ。

花灯籠を被った何組かの男女が

踊る盆踊りは、

なんとも幻想的だぁああ。

若者達は、爺様と婆様に

「音頭を取って欲しい」

お願いしに来たんだって。

快く引き受ける2人。

お伽話みたいだぁ。

なんとも言えないホンワカさを

客席に振りまいて…。

緞帳降り

ヒャァアア♪

素敵だったぁああ。

舞台美術も淡いムードでさぁああ。

筋書に”桃源郷の趣”とあったよ。

第二部の『桜姫東文章』にばっかり

気を取られてたけど、

第一部は心安らぐ素敵な時間だぁあ。

なのに客席はあまり埋まっておらず…。

残念じゃ…ぁ。

2015年6月 新薄雪物語 夕顔棚　（2015.7.24記）

六月大歌舞伎 

歌舞伎座

2021年6月3日（木）～28日（月）

第一部

御摂勧進帳　（2021.7.7記）

夕顔棚　（2021.7.8記）

第二部　

桜姫東文章 下の巻

その1　（2021.6.25記）

その2　（2021.6.28記）

その3　（2021.6.30記）

桜姫東文章 下の巻　2回目の観劇は夢の一等席♪　（2021.7.5記）