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F・W・クロフツ! フレンチシリーズ チョールフォント荘の恐怖

2018年07月04日 | 



東京創元社復刻フェア2017
名著復活
入手困難だった名作をお届けします 

チョールフォント荘の恐怖
原題:Fear Comes to Chalfont
著:フリーマン・W・クロフツ
翻訳:田中西二郎
出版:創元推理文庫
原書出版:1942年(英国)
初版:1977年2月18日
6版:2017年9月15日
価格:1000円(税抜) 

チョールフォント荘の花園を
手入れしているジュリア・エルトン。 

オォォ!
ガーデニングのシーンから
始まるのかぁあ。
イギリスらしい風景ってことだよね。
この館の庭が映像化されたら、
さぞかし美しいことでしょう。
金持ちの奥様かぁ。良い御身分じゃん。
なんて事を思ってたんだけど、
じぇんじぇんそんな事は無かった。

夫となった人とは、
お互いのメリットが合致したから、
再婚しただけなんだな。
だからそこに、
愛は存在しないんだなぁ。

んでもって、
その夫っちゅうのが、
疑り深いらしいのよ…。
針の筵状態なんだって…ぇ。 

夫は法律事務所を経営してて、
えらく順調でね。
なもんで、
趣味で研究室を作って、
化学の実験をやってるんだと。
助手まで雇ってるんだって! 

ドイツがポーランドに侵攻して、
イギリスが参戦。
第二次世界大戦か。
…エ…エエ!
この本…
戦争中に出版されたんだぁあ!
当時の人にはリアルだったんだなぁ。 

アラ!奥様ったら、
隣人と不倫中なんかい!
ロンドンでの密会を、
執事に見られたぁああ。 

ダンスパーティーの最中、
夫が庭園で何者かに殺された!
そこは…
なんと!妻ジュリアが
愛人と密会する場所!
ウピョォオ
ジュリアには、
隠し事がいっぱいあるあるぅ。
でも、
警察の尋問を潜り抜けたぁあ。 

何日か経って、
ロンドン警視庁からやってきたのが、
我がフレンチ主席警部!
読者はワクワク度ア~ップ! 

フレンチの助手は、
ロロという若者。
このコンビが新鮮でねぇえ。
グッと前のめりィィ♪ 

そうして浮上してきたのが、
化学実験の内容なのだぁあ。
大発明なのだぁぁああ。
だから殺人事件なんかが
起こるのだぁぁああ。 

ロロの活躍に、
フレンチも私も大拍手!!
パチパチパチ!! 

東京創元社

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