アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

劇団☆新感線「朧の森に棲む鬼 」チケット争奪戦!

2006年10月25日 | 演劇


もう発売っっ!!
来年の観劇予算も組んでないのにィィィ。
ンニャ~!!!
新橋演舞場3階A席!
料金上がってるよ~~~!!
 6、300円!!
アハハハハ~!
自暴自棄な笑い声を上げつつ考えた…。

それでも、何度も観に行きたくなるはず!        
だから、楽日近くにしよぉぉぉぉ!!
そ~すれば、1回しか行けないじゃん!!
どこまでも己を信じられないヤツ~
そうやって自らを戒め…ゲットっっ!!

中島かずき
『リチャード三世』のストーリーラインとキャラクターを
日本の伝説にある『酒呑童子』の世界観で描いてみました。
今までのような妖怪が出てきたり、妖術が出てきたりということではなく、
もっとリアルなところで、今までやってきたものを高められないかと考えています。
今までより、ちょっとドロドロした話になっているけど、そこが面白いんじゃないかな。
そういう話をエンターテインメントに仕立て上げ、
新橋演舞場の正月公演にあてるというチャレンジを僕らなりに楽しんでやっています。

野良犬のようにギラギラとした目の男が、シャレコウベを踏みつけ歩いていく。
そこは累々たる屍に埋まる深い森。
「王の座を欲しくないか、おまえの命と引き替えに」
突然現れた森の魔物《オボロ》の声が、その男の運命を変えた。
  ……「おもしれえ」。
男の武器は、魔物にもらった「オボロの剣」。
そしてありとあらゆる嘘を生み出す、赤い舌。
放たれる無数の言葉は果たして正か邪か、善か悪か。
そして告げる想いは、愛か、それとも憎しみか。
嘘で染まった真っ赤な舌が、裏切りと憎悪の無間地獄を作り出し、
そして「オボロの剣」が、緑の森に赤い血を降らしていく――。
 『血よ。オボロの森を真っ赤な嘘に染め上げろ! 
それが俺の、生きる証だ――。』

古田新太
皆さんが、今回は大人っぽい、大人向けの“いのうえ歌舞伎”を目指してらっしゃるので、
僕はあえて、逆行して子供向けのファンタジー色の強いお芝居を(笑)、
目指すのは勝手ですから(笑)、目指していこうと思っています。応援よろしくお願いします!!
 

古ち~ん 待っててね~ 
 行くで行くで行くで~~~

公演日程・インタビューなどはこちら
 http://info.pia.co.jp/et/promo/play/shinkansen_oboro.jsp
 http://eplus.jp/sys/web/theatrix/special/oboro.html

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元禄忠臣蔵第一部「最後の大評定」その2

2006年10月25日 | 歌舞伎


これまでのお話はこちら → 
江戸城の刃傷 大二の使者 最後の大評定その1

第五幕 赤穂城内表座敷竹の間

城を背にして討ち死にか!追腹か!
江戸からも、ドンドン家臣達が戻ってきて、
あ~じゃない!こ~じゃない!
堀部安兵衛(歌昇)と、磯貝十郎左衛門(亀寿)も!
職場のセクションで派閥が出来んのね。
全然ひとつにまとまらないな~。

歌昇、また出てきてくれたヨ~
1人2役って、歌舞伎じゃぁ珍しいね。
色んな俳優を何度も観れてイイね。


赤穂城内黒書院の間

内蔵助の所には、縁戚の藩が説得に来てる!
でも、内蔵助の知りたいことは
”吉良はど~なったのか”
それには、お口チャック命令が出てるみたいで
こっちも話が進まね~。

大野九郎兵衛はずらかっちゃうしさ~。

最初の評定で300人いた家臣
家族のこと、将来のことを考えたんだろう。
時間は人を冷静にさせ、現実を直視させるね。
残ったのは56人。
彼らは内蔵助にとって”眼中の宝玉、掌中の珠

吉良がピンピンしてる!って判ったし、
内匠頭の弟・大学に御家再興が出来ても、
吉良がこのままじゃ~
「武士が立つとは申されませぬ」
この一言で、内蔵助、ギアチェンジ!
誓紙血判だ~!

アラ…。磯貝と片岡は去ってったヨ。
さ~どうする皆?!
ハイ!堀部安兵衛、質問しま~す。

堀部 推参ながら、お尋ね申します。
内蔵助 何事。
堀部 われら一同、流浪の浪人となりましても、
    一念はただ吉良どのの御存生を忘れかねまする。
    この儀はーー?
内蔵助 いうまでもないことじゃ。吉良どのの御存生を忘れ得ぬのは、
    故殿さまの御生害を束の間も忘れぬと同然じゃ。
堀部 安兵衛、血判に加わりまする。神文、御受納を願い上げまする。

QOO~
吉右衛門と歌昇コンビって”親子丼”~
鶏肉と卵の絶妙なバランスを御賞味あれ。
嗚呼、美味~

奥野 (略)何事も大石どの次第、生死ともにお委せ致しまする。
内蔵助 え、何ーー!(思わず声を筒走らせ)一同、異存なく、
      内蔵助に、内蔵助に、おまかせ下されまするか。

内蔵助も泣き、一同も泣く…。
これで、心はひとつだよ!

ついに、御城とおさらば…。
われらも見納め、各々も見納め、静かに…名残を惜しまるるがよい。

♪君の行く道は果てしなく遠い~♪(by若者たち)
うん、遠い…。

廻り舞台機構を駆使する『元禄忠臣蔵』
こういう歌舞伎を夢みていたぞ~!
グルングルン回して下さいな~


赤穂城内大手御門外

徳兵衛が紋左衛門に、城の周辺の建物を教えてる。
「われらも侍の子の生まれ…、
一度その御城内に詰めとうござりました。」

紋左衛門に、父が言う
「それいうな、馬鹿!」
またまた、笑いのエッセンス!振り撒いてる~。
「おろか者の父の子供なんだから、そんなこと出来ない」って。
「おのれの不運。あきらめろ」って…。
それを、ただ「は、はい…」
蚊の鳴くよ~な声で、返事するんだなぁ忰が…。

アニマル浜口親子のよ~だ。
「気合だ!」って、がなるお父ちゃんのこと
京子ちゃんは、愛情いっぱいに見つめてるもんね

装置上の技巧によりて、舞台の道具を引いて
城門は遠く遠景となり、下手の方に侍小路の長屋塀あらわる。

暫くして、内蔵助が城から出てきた。
立ち止まって暗涙にむせぶ…。

徳兵衛に気づいてギョッッ!
側には紋左衛門の死体…。しえぇぇぇぇ?!

徳兵衛 (略)艱難にあたって、光輝を増すは、おぬしの素質じゃ。
     必ずとも、このまま退き倒れる貴様ではない。
     何かある、何かあろう?(脇差をプツリと腹に突き立てて)
     死出の旅路を踏み出したおれだ。聞かせてくれ、内蔵助聞かせてくれ…!
(略)
内蔵助 (決然として)内蔵助は、天下の御政道に反抗する気だ。
徳兵衛 それでよし、おれは先に行く。後は頼んだ。
内蔵助 徳兵衛、やがて行くぞ。
徳兵衛 道草を食うな。内蔵助、待っている…。

グワァァァァァッ またまた泣いちっち~

役者なら、こんな台詞、1度でイイから言ってみたい!
人間なら、こんな親友、1人でイイから持ってみたい!

”人それぞれ持って生まれた分”って何だろうね。
”果たす役割”って何だろう…。

城を見つめ、徳兵衛親子を見つめる、内蔵助の後ろ姿。
背中で引っ張る心と身体~!

グハ~泣いちゃう~
嗚呼~どこまでも『男くさい物語』だ~

受けの芝居”。
周りの役者たちがあれこれ騒いでいるのを、
とにかく受けて、受けて、受け通す。(VISAより)
それでいてバッチリあるのよ存在感!

   吉右衛門がトップバッターでヨカッタ

観客の気持ちを次に繋げてバトンタッチ!
さ~!
11月藤十郎の『元禄忠臣蔵』
シトワイヤン行こ~~!!(byベルばら)

本で読んでいた以上に、キラキラ光る台詞の数々
ついつい、あれも~これも~と書いてしまって、
こんなに長~くなってしまった…トホホ
第1部、お付き合い下さいましてありが~ございました

つづきはこちら → 第2部

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