こんにちは。
本日は、鎌倉さんぽのアップです。
どうぞ、おつきあいくださいませ。
今夜は「鎌倉殿の13人」、第6話でございます。
前回、源頼朝方は、石橋山の合戦で大敗・・・
今夜は、隠れているところを、敵の梶原景時(中村獅童)に
見逃してもらう、という有名な件です。
一方、頼朝(大泉洋)が頼りにしているのに、
到着が遅れている三浦義澄軍・義村(佐藤B作・山本耕史)軍も、
どうなった!?が、描かれるのでしょう・・・
さて・・・!?
(光明寺坂から、鎌倉、由比ヶ浜海岸を望む。
左手端に江ノ島が見える。)
ここからは歴史のお話。
ーー治承8(1180)年8月。
三浦一族は、三浦半島に本拠を置き、伊豆の北条家の盟友。
このとき、大雨による酒匂川の増水で足止めをされていた。
やがて、頼朝・北条軍の大敗を知らされ、撤退を決める。
(酒匂川から、三浦半島まで、ググったところ、
徒歩12時間、50㎞越!ひぇ~~っ!😱 )
平家方の大将・大庭景親は、撤退した三浦一族を追討する。
差し向けられたのは、御年17歳の畠山重忠率いる武蔵勢。
三浦軍は、鎌倉・由比ヶ浜あたりで追いつかれるも、
地元の強みを生かし防戦、何とか逃げ帰る。
この戦いを、戦場となった小坪の地から
「小坪坂合戦」と言うーー
初耳、知らなかったよぉ~~~~~
歴史好きの夫と、顔を見合わちゃいましたもん。
・・・で、早速、小坪坂を探してみたのが、本日の記事。
アタクシ、畠山重忠びいきでございましてね・・・
既に、横浜市内のゆかりの地は、かなり歩いておりまして・・・
重忠サマゆかりの地とあっては、湘南エリアも見過ごせません。
ちなみに、今回の大河では、中川大志さんが重忠様です♥
(逗子市、姥子台バス停)
(以下、「逗子『小坪』大百科」を、散歩の参考にさせていただきました。)
現在、このあたりは、鎌倉市と逗子市の、ちょうど境です。
出発は逗子側、
小坪バス停から姥子台↑のバス停前を通り、
小坪隧道(トンネル)↓を抜けると、鎌倉、材木座海岸に出ます。
(小坪隧道が奥に見える。昭和の神奈川県人にとっては、
怪談で知られるポイントでして・・・アップで撮れません)
今回は海には出ずに、山側を歩きましょう。
すぐに、光明寺の石柱が見えてきます。↓
ここからが左にあるお寺から「光明寺坂」と呼ばれる坂です。
(右手には案内の石柱もある)
この道は、鎌倉一中の脇を抜け、
光明寺団地(瀟洒な住宅地!)を通り、
坂を下りて、県道(バス通り)へとぶつかります。
(歩いてきた光明寺坂を、鎌倉一中前で振り返る。坂は学校の脇を通り、
逗子市側へと続く)
(学校のフェンスに沿って光明寺坂を上る)
どうやら、これが、かつての「小坪坂」らしい・・・
と、予習をしていた夫が申します。
素直に納得して、帰ってきてしまったところ・・・
違う(みたい)じゃん!
思い返せば・・・
光明寺団地で、鎌倉側から入ってすぐのところに、
階段がありました。
それが「うばがやど」への道だったようで・・・
こここそ、かつての小坪合戦の地だったと・・・
ウチに帰ってきて
『横浜・川崎・鎌倉スリバチの達人』(昭文社)を見たら、
ちゃんと出ていました。
・・・・・・
まぁ・・・微妙にずれてはおりましたが・・・
こんな感じの地形だったのだね、
ということは、わかりました。
(光明寺団地の地図、瀟洒な住宅地でした)
それだけで、今回は良しといたしましょう。
とにかく、海のすぐ近く、山が迫った歩きにくい土地で、
戦が行われたのですねぇ・・・。
海沿いの戦に、畠山重忠率いる武蔵の兵が苦戦するのも当然。
武蔵国は、ほとんどが内陸ですから・・・
一方、三浦軍は、海沿いに拠点を構え、ジモティとして
地の利が生かせたことも、ありましょう。
もっとも、この戦は、当初、畠山と三浦の間で、
テキト~にしときましょうと、決めていたらしいのです。
それが、ふとしたことから、本格的な戦になったそうで・・・
恐ろしいことでございます。
(光明寺団地を下りてくると、県道<バス通り>にぶつかる。前方が披露山。
かつては、このあたりまでが小坪坂だったらしい)
ともあれ、第6話の予告を見ると
撤退する義村(山本耕治さん)と重忠(中川大志さん)が
映っていたので、小坪坂合戦は、絶対に描かれますね♫
予習は万全(微妙に違ったけどw)楽しみです♫♫
なお、戦のあった場所ですから、お数珠を手に、
鎮魂の想いで歩いていることを、申し添えておきます。
本日も、おつきあいいただき、どうもありがとうございました。
(左手前屋根は、光明寺の屋根)
📚参考📚
◆西股総生『鎌倉草創 東国武士達の革命戦争』ワン・パブリッシング
◆木下まゆみ『鎌倉殿の13人<北条義時とその時代>』
(NHK大河ドラマ歴史ハンドブック)NHK出版
◆『横浜・川崎・鎌倉スリバチの達人』昭文社
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こちらは、雨が降り始めました。
これから、みぞれから雪へと変わっていく予報ですが・・・
大過ないことを祈るばかりです。
どなた様も、お気を付けて・・・