図書館で借りて読んだ“「自己肯定感低めの人」のための本”の感想を以下に記す。その名の通り、自己肯定感が低めの人に対して書かれた本である。著者の山根洋士は、心理カウンセラーなので、その知見を活かして書かれている。自己肯定感が低いことは、本書の言葉を借りれば、「心のノイズ(メンタルノイズ)」が原因である。心のノイズ(メンタルノイズ)を認識した上で、それをどのように扱うかが重要と書かれている。メンタルノイズは14個に分類されており、第2章で、その内容や対策が書かれている。読んでいて、訓練を受けていない人がメンタルノイズの原因を探すと危ないと、ずんずん氏が自身のコーチングのブログで書かれていた。なので、メンタルノイズの原因探しは慎重にした方がいいと思う。
第3章では、メンタルノイズを探すための裏思考法が書かれている。
本書で書かれている要旨で同感した個所は以下である。自己肯定感が低い事の問題点は、メンタルノイズに振り回されて、ありのままの自分を受け入れていない事だと思った。また、メンタルノイズは、過去の自分を守るために自分が作り上げたものなので、今となっては不適切になっている事もある。従い、そのメンタルノイズから、上手く自分を解放する事が大事である。これらは自分の経験上当てはまる内容でもある。
自分のメンタルノイズに気付くことは難しいとは思うが、メンタルノイズを意識して、それに振り回されないように考え、行動することが大事だと思った。このメンタルノイズへの対処の実践は難しいかもしれないが、心がけていきたい。
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