最後に思うこと!

マンドリンに出会って55年いろいろありました。

マンドリン・アンサンブル・カワグチアーナ

2018年07月28日 | 思い出
私と一緒にアンサンブルをしたいなぁ(指揮でなく)と言う、キトクな あるお弟子さんの言葉がきっかけとなり、2014年「マンドリン アンサンブル カワグチアーナ」という団体を結成しました。
さかのぼること20年程前、「大学を卒業したけれどもう少しマンドリンを続けたい!」という若い人達と「イプシロン」というアンサンブルを作り、3回演奏会をしました。〜なぜ3回かというと「3年間はお嫁に行かずにマンドリンを続けます♡」と言う女性がいたからです。
カワグチアーナも3回完結、ということで始めました。今度は、「3年間は老体に鞭打って頑張ろう!」という私の決意です。
音楽が、マンドリンが、ギターが…大好きなんだ!という思いが皆様に伝われば嬉しいです。というような挨拶で始めました。

第1回目は2015年6月、大阪のザ・フェニックスホールで開催しました。
この時はアンサンブルが中心の選曲をしました。
毎回ラテン語の標語を設けていました。(きっかけは、オースン・スコット・カードの無伴奏ソナタというSF本の巻頭に、ベン・ホーヴァが書いた作者への励ましの言葉が「アド・アストラ」星を目指そう、であったからです。)

1回目は「per aspera ad astra」(苦難を通して星々へ、困難を克服して栄光を獲得しよう)






2回目は2016年6月、京都コンサートホール・ムラタで開催しました。
この時は協奏曲をテーマに選曲しました。
「Lunae radiosi non maturescit botrus」(月の光で葡萄は熟さない)





3回目は2018年3月、大阪いずみホールで開催しました。この時はカワグチアーナのメンバー以外に「Gran Partita Mandolin Quartetto」「KaVa san Trio」の皆さんにも出演して頂きました。
「Sol crescentes decedens duplicat umbras」(夕日は影を2倍にする)









KaVa san Trio


Gran Partita Mandolin Quartetto


演奏会の後には、ホテル ニューオータニで古希記念音楽パーティもして頂きました。



ステージマネージャーの巣之内さん、お世話係をしてくださった長峯さんには心から感謝しています。


ガラス工芸家の岡田親彦さんに作って頂いた カワグチアーナ の記念の品。

猫も欲しいようです。


根岸さんが書いてくれた素晴らしい<プログラムノート>より抜粋させて頂きます。

 朝より囘りて 日日春衣を典し
 毎日江頭 醉を盡して歸る
 酒債尋常 行く處に有り
 人生七十 古來稀なり
 花を穿つ蛺蝶 深深として見え
 水に點ずる蜻蜓 款款として飛ぶ
 傳語す風光 共に流轉し
 暫時相賞して 相違ふこと莫れと

 「古稀」という語の由来となった杜甫の『曲江(二首其二)』は、「どうせ七十までなんて生きられっこない(だから今のうちにせいぜい楽しんでおきたいものだ)」という心境を映しているとのこと。この詩を詠んだころの彼は、苦労の末ようやく中央で官職を得たものの、あることで皇帝の怒りを買って地方に左遷され、自棄酒を煽る毎日だったそうです(「酒債尋常行く處に有り」=酒代のツケだけはどこに行っても残っている)。はたして彼は、古稀はおろか還暦を迎えることもなく(そして都に戻ることも叶わず)その生涯を閉じています。
 本日のプログラムに並んでいる作曲家たちに目を向けますと、ドミトリイ・ショスタコーヴィチは68歳で、アントニン・ドヴォルザークは62歳で、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトはわずか35歳で、それぞれ旅立っています。ショスタコーヴィチは20世紀に、ドヴォルザークは19世紀中頃から20世紀初頭にかけて、モーツァルトは18世紀後半に生きた人たちですから、もちろん現代とはあらゆる条件が違ってはいるのですが、それでも彼らの享年を知ると、史上前例のない長寿社会に生きる我々がともすれば忘れてしまいがちな「人生七十古來稀なり」という感覚が、蘇ります。
 さて、70歳といえば、古来より稀なだけでなく、心のままに行動しても道を踏み外すことがなくなる年齢「従心」でもあります。そんな先生と、先生を慕う出演者一同がひとつとなって、心のままに奏でる(道を踏み外していないかどうかは、さておき)大作曲家たちの残した名曲を、どうぞお楽しみください。

 子曰く
 吾 十有五にして學に志す
 三十にして立つ
 四十にして惑わず
 五十にして天命を知る
 六十にして耳順う
 七十にして心の欲する所に從いて、矩を踰えず

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