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荒城の月

2017年10月26日 | 昭和歌謡
荒城の月





「滝廉太郎」は・・・1879年、東京(現、港区)に生を受けた

父親が大蔵省から内務省に転じ・・・

「大久保利通」「伊藤博文」らの元で内務官僚として務めた!

その父の関係で各地を転勤族として転々とした・・・

・・・後に「荒城の月」の発想の原点になったとされる

「岡城址」




もいわば 転勤族として一時期暮した場所にすぎなかった!

だが・・・大分県と「滝廉太郎」の関係はもっと深い所でつながっていた!

江戸時代「滝家」は 豊後国(現、大分県)日出藩の家老職を代々務める

高級武士の家柄だった!

時は明治の西洋音楽黎明期・・・・・・・・・・

「廉太郎」は後年はドイツに留学していたが

結核を患い帰国して(父親の故郷、大分県日出町で療養生活)

帰国して短期間で病状は悪化し・・・1903年6月29日 

24歳という若さで・・・帰らぬ人となった!



「荒城の月」は「廉太郎」が10代の頃・・・

旧制中学の唱歌応募に際し 作曲した曲であった!

この「荒城の月」は「廉太郎」亡きあと・・・・・・・・・・

いろいろと・・・物議をかもす事となった!

歌詞の中の ♪花の宴♪の「え」を・・・

「廉太郎」は♯をつけた!

だが後年・・・「廉太郎」亡きあと・・・

「山田耕作」は♯をとった(半音下げた)!

「廉太郎」亡きあと・・・勝手にこうした事が許されるのか?

どのような理由で こんな横暴な手段に出たのか


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東京音楽学校の助教授「橋本国彦」が次のように語ったという・・・・・

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欧州の音楽愛好家に「荒城の月」を紹介する際は

山田耕筰の編曲にすべきである

「滝廉太郎」の原曲は「花の宴」の「え」の個所に#がある

即ち短音階の第4音が半音上がっているが、

これはジプシー音階の特徴で外国人は日本の旋律ではなくハンガリー民謡を連想する

それを避けるために山田は「三浦環」に編曲を頼まれた時・・・・・#を取った!

外国で歌う機会の多い三浦にとっては その方が良いとの判断だったのか?

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私が「久保田早紀」の ♪異邦人♪を聞いた時

それまでの日本の歌の旋律と違って・・・

遠い中近東の「シルクロード」を行く

ラクダの隊列を連想した・・・とブログ記事にした!

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以下・・・その記事より・・・コピーペースト

この「異邦人」を初めて聞いた時・・・・

私は 遥かな中近東のシルクロードを行くラクダの旅を思い浮かべた・・・





それまで・・・

日本の歌謡曲やポップスになかった旋律に鳥肌が立った!

「久保田早紀」の音楽センスの独自感に脱帽だ!

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もう・・・私が何を言いたいか・・・長年の「夕貴ブログ」読者様には

わかっていると思いますが・・・

「滝廉太郎」の原曲の【♯】 これが・・・♪異邦人♪ と同じで・・・

それまでの 日本の旋律には無い旋律なのだ!

私は・・・「あぁ~ここいいな~」と思ったのだ!

「滝廉太郎」の音楽家としてのセンスは当然ながら・・・

人間としての感覚の良さもうかがい知れる
(明治の人としては非常にセンスあふれる廉太郎!)




えぇ~そんな こんな・・・で

これから私がこの「荒城の月」を演奏しますので

残念ですが【♯】取ったものです・・・

BGMが【♯】取ってるので・・・しゃーない!

このBGMに使用させてもらった・・・

「琴伝流大正琴」の面々は・・・



そんじょ そこらの 50の手習いで にわか仕立ての大正琴弾きとは

訳が違う・・・全員「音大」出身の 音楽のプロの面々なのだ!

私は大正琴を小馬鹿にしていたが・・・

プロの連中がやると・・・素晴らしい!

じゃ わての「荒城の月」♯抜きで・・・

「夕貴の爺・・・ふけた年より顔だすな」だろう?

わかってるよ!顔は出さねえよ!




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