まつちんの北海道周遊記

北海道内をあちこちドライブで出かけ、風景を中心に書き込んでいきます。たまに小ネタも混ぜますんで、ひまつぶしに見てね。

強風の神威岬

2010年06月03日 | 後志管内
前回からのつづき

国道229号線をさらに進み、積丹最大の観光地である神威岬に到着。
ついに、ここに来て風がとんでもなく強くなり、
停めている車が時折強く揺さぶられるほどでした。



車から降りて外に出ること自体、いささかの不安を抱えつつも、
せっかくここまで来たんだからと、岬の突端目指して歩くことにしました。


前から吹き付けてくる風が強烈すぎて、
やや前のめりで歩かないと、吹き飛ばされそうです。
さながら「試練の道」でも歩かされているような、そんな気持ちです。



ところで、かつて神威岬は女人禁制の地でした。
奥州から逃れてきた源義経に思いを寄せていた日高の首長の娘チャレンカは
義経一行が北へ向けて旅立ったことを聞かされ、後を追います。
しかし、この神威岬までたどり着いたものの、一行は既に出帆した後でした。
それを知ったチャレンカは海に身を投げ、やがて岩と化します。
以来、女性を乗せた船がこのあたりを過ぎようとすると、
転覆したことから、女性が立ち入ることを禁じられたそうです。


こちらが、女人禁制の門。

ここから先、かつて女性は入れませんでしたが、
幕末期にその禁は解かれ、今ではもちろん入れます。

のはずなんですが、その門は閉められ、何か様子が違います。


で、近付いて行きますと、


これじゃあ、女性どころか男性も入れません。
残念・・・

この門の先は険しい断崖絶壁の上に細い遊歩道が続きます。


確かに強風の中、この道を進むというのは無理があります。


やむをえず、すぐ近くの展望台へとあがってみました。
ここからでも、岬の突端を眺めることが出来ました。


本当なら、この先まで行けたはずなんですけどね・・・

岬の先にあるのが神威岩。
チャレンカの化身とも言われております。



様々な景色を眺めながら突端まで行くという事は出来ませんでしたが、
積丹のマリンブルーの海が見れたのが、せめてもの幸いでした。



すさまじい強風に行く手をはばまれた神威岬でした。


<この日の走行距離>岩内からここまで53キロ(あんない展望公園から11キロ)

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