まつちんの北海道周遊記

北海道内をあちこちドライブで出かけ、風景を中心に書き込んでいきます。たまに小ネタも混ぜますんで、ひまつぶしに見てね。

金比羅火口災害遺構(その1)

2008年05月13日 | 胆振管内
前回からのつづき

続いて向かったのは金比羅火口災害遺構。
温泉街のすぐ裏手になります。
ここには2000年の有珠山噴火による災害の様子を伝えるために、
散策路が設けられております。



まずは、かつての町営公衆浴場「やすらぎの家」。
遠くから見ますと、一見普通に見えなくもありませんが、



近付いて行きますと、被災の様子が非常に生々しく残っておりました。



2000年3月31日に有珠山の西側山麓が水蒸気爆発したのに続き、
4月1日には温泉街に程近い金比羅山麓でも噴火が始まります。
4月5日にマグマに熱せられた地下水が水蒸気爆発を起こして、
熱泥流が溢れ出し、この「やすらぎの家」を直撃しました。



噴火の前年に修復されたばかりであったという建物の中は、
もの凄い勢いで直撃したであろう土砂で埋められておりました。



左側のロッカーも下の部分が埋まっています。

自然の脅威を実感させる光景はまだまだ続きます。


<この日の走行距離>札幌からここまで102キロ


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(北海道部門75位あたりにおりましたが、今日はどうでしょう?)