
訳もなく寂しい日・・・

いつも思い出すのは、大好きな大橋鎭子さんのエッセイ・・・
「すてきなあなたに」:暮らしの手帳社:の中にこんな一文がありました。
もう随分前に読みましたので、正確ではないと思いますが・・・
ある晴天の休日、急ぎの仕事で出勤するためにバス停に向かっていました。
途中、小さな子供を連れた家族連れとすれ違いました。
子供は、お父さんやお母さんと一緒で嬉しいのでしょう。
とても楽しそうにはしゃいでいます。ご一緒の両親もにこにこと嬉しそうです。
賑やかな家族が通り過ぎた後、何故か訳もなく涙が零れました・・・
そんな、内容だったと思います。
大橋鎭子さんと言えば、
花森安治さんの後の、「暮らしの手帳」社の社主で、
この「すてきなあなたに」の連載等で、東京都文化賞を受賞された、
超キャリアウーマンです。
著書の中から、独身で、ご家族と一緒に暮らして居られる事が窺えます。
大橋さんの涙の訳が何なのか、判る術もありませんが、
これ程の方でも、そんな事があるのかと・・・
何だか、ほっとした思い出があります。
本当は、
体力にも自信がない・・・
能力にも自信がない・・・
命懸けで、生み、育て、庇った子供も居ない・・・
人生の中で遣り残したことばかり・・・
それなのに、人生はとっくに下り坂・・・
その上、わが業界は瀕死の状況・・・
一生を通して、誰かの「一番」になりえなかった・・・
埋める事の出来ない、理想と現実の大きな溝・・・
克服できないコンプレックスの数々・・・
きっかけは何であれ、
そんな、どうしようもない事々が、
ふと、目の前に集まってきて、目を反らす事が出来なくなってしまう・・・
体調が、今一ぱっとしないせいか、
業界を覆う閉塞感のせいか、
ともすれば、マイナス思考に陥ってしまいます。
ぐっすり眠ったら、また元気が返ってくるかな・・・
うじうじ泣いていたら、綺麗な花の写真が届きました。
ありがとう・・・ 心が、



4月26日、寂地山:(じゃくちさん1337m)山口県の最高峰:
で撮影されたものを、送って下さいました。
許可も得ずUP・・・ ごめんなさい!!
でも、綺麗!! 儚げで、そっと両手で庇ってあげたくなるような風情です。
話は戻って・・・
そう言えば、この真っ白な本:「すてきなあなたに」は、
もう25~6年前に、取引先の社長の

その方は、油絵で県展に入選され、後にピアニストと結婚されました。
そんな、感性や芸術性の高い方が、
「manamiさんにぴったりだと思って」と言って

あ~ぁ、駄目だなぁ!!
真偽はどうであれ、そんな風に思っていて下さった方もあったというのに、
すっかり、くすんじゃって・・・
さあさあ、元気を出して!!
「今と心で念と書く 今が私の正念場」・・・

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