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VIN_0012 ダイムラークライスラー “ PTクルーザー ”

2006年01月31日 | runabout
クルマってのは面白い。希望に満ちた時代なら明るく突き抜けたスタイリングが、閉塞感に覆われていれば後ろ向きなスタイリングが現れてくるからだ。しかも工業製品でありながらファッションと同じく流行があり、またそれが繰り返されたりもする。何しろ新しいアイデアは既存のモチーフの新たな組み合わせと言われる世の中だ。温故知新かオマージュか、それともただのパロディか。そう、クルマは時代の趨勢を移す鏡にも似た存在なのだ。
私エムジェイが愛をもってクルマのスタイリングを語るブログ、第12回目はダイムラークライスラーの “ PTクルーザー ” だ。
第二次大戦以前の、いわゆるクラシックカーテイストでまとめられたスタイリングだ。後期型はより今風にマイナーチェンジされているが、初期型の方が本来あるべき姿と思われる(単に私の好みだが)。同社のクロスファイアや 300C、GMのキャデラックなどはエッジを強調したカクカクスタイリングであるのに対し、PTクルーザーは豊かな丸みを持たせたラウンドシェイプである。アプローチの仕方は正反対なのに、どちらもノスタルジーと近未来感を併せ持つ印象で興味深い。古き良きアメリカに思いを馳せつつ少し先の未来を見据えたスタイリングとも言えるが、今ひとつ新しさが伝わってこないような。ハリウッド映画やアメコミのヒーローもそうだけど、どうも過去の遺産に引きずられていると言うか頼ってしまっているようだ。米ビッグ3は傘下に収めた欧州メーカーの経営に忙しくて、本業を忘れてしまったのだろうか。だとしたら切ない話である。
ヨーロッパでもアジアでもない、これぞアメリカの新しいスタイルと言える傑作を早く見てみたい。

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