〔昨年春に種を播いたフローレンス・フェンネル〕
種まき適期に加世田の畑に行けなかったため、庭の隅に種をまいたフローレンス・フェンネル。ほとんどが夏の間に弱ってしまったので早めに収穫して食べたのですが、この一株だけ夏も冬も元気に育って、庭の中でひときわ存在感を放っていました。
一般的なフェンネル（和名：ウイキョウ）は多年草ですが、この株元が肥大するタイプのフローレンス・フェンネルは１・２年草です。夏前には花が咲いて枯れてしまうので、おいしく食べようと思ったら春までに収穫しなくてはいけません。
〔大きさの比較のために置いた500円玉が小さく見えます〕
これまでも冬越しまでできた株はありましたが、種を採るために花まで咲かせていたため、こんなに大きくなったものを収穫して食べるのは初めてです。フェンネルを使った料理をいろいろ作りたくて、初めての料理に挑戦する元気があるときに収穫しようと思っていたため、いままでなかなか収穫ができなかったのです。
今週は土日休みだったので、昨日ゆっくり休養して今日は元気。やるなら今日だと思い収穫しました。
土の上に育っているときはさほど大きく感じなかったのですが、収穫するとかなりの大きさ。このままで台所に持ち込んだため、処理が大変でした。
〔葉や茎を落として、株元だけにした状態〕
フローレンス・フェンネルはこの肥大した株元を食べます。
でもそれ以外の茎や葉も柔らかい部分なら食べられるはずと思っていたので、全部を使い切るつもりで料理にとりかかりました。
〔株元を縦に切ったらこんな感じ〕
フェンネルは魚にあうハーブです。クックパッドでいろいろ調べて、まずはスモークサーモンと合わせてマリネを作ろうと思いスモークサーモンを買いに行ったのですが・・近所のスーパー３軒はしごしたけど売っていませんでした。
仕方がないので刺身用のサーモンを買って、“づけ”のようにしてから、フェンネルと和えることにしました。
〔サーモンを漬け込んでいる状態〕
酒・みりん・めんつゆを２：１：１の割合で合わせて一旦煮立てて、冷めてからサーモンとフェンネルの葉を入れて、冷蔵庫で１～２時間漬け込みます。
〔“づけ”にしたサーモンとフェンネルのマリネ〕
マリネ液はレモン汁、めんつゆを合わせました。調味液に漬け込んだサーモンもまあおいしかったけど、やっぱりスモークサーモンのほうがよかったなぁ～
〔フェンネルのポン酢和え〕
薄くスライスした株元を、ポン酢とレモン汁、鰹節を加えて和えただけのものです。
さっぱりして歯ごたえあって、即席漬けのようでおいしかったです。
〔フェンネルとツナのサラダ〕
薄くスライスした株元に、油を切ったツナ缶と塩とレモン汁を加えて和えました。
いつものわたしならマヨネーズを加えてしまうところですが、クックパッドに載っていたとおりに作ってみたら、フェンネルやツナの味がいきておいしかったです。
新しいレシピに挑戦すると、新しい味の発見があって楽しいです。
〔スープには茎や葉も入れます〕
株元は３分の１使って、柔らかめの茎や葉、玉ねぎ１個も合わせて薄くスライスし、自家製ローリエとチキンコンソメを入れて圧力鍋で20分ほど煮ました。
〔できあがったフェンネルスープ〕
今日作った４品の中で、これだけはイマイチでした。これは何も参考にせず適当に作ったしね～。
それに葉まで入れたのがよくなかったようです、圧力鍋で煮ても舌触りが悪かったし・・葉を使うときはみじん切りにしてからじゃないといけないようですね。
〔料理で使い切るのはあきらめて、残りは生け花（？）に〕
今日はすごく料理をしたい気分だったので、フェンネル料理と平行してたけのこ料理も作っていたのです。アク抜きをして、土佐煮と姫皮の梅和えを作りました。やっぱりフェンネルよりもたけのこのほうがおいしいですね。
仕事の日でも簡単な料理は作っていますがなんだか欲求不満で・・時間をかけていろんな料理を作るのはストレス解消になります。
早く今の生活に慣れて、仕事の日でもちょっと手の込んだ料理が作れるくらいになりたいものです。
