日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

TOKYOベイエリア,市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

明日は、皆で「鎌倉」へ行ってきます。遅れそうな人達には、一人ずつ、ツン、ツンと突いておきました。大丈夫かな。

2018-06-07 18:31:59 | 日本語学校
曇り。

直に晴れるそうですが、まだまだ雲は厚そうです。

昨日は「芒種」で、「梅雨入り」し、いよいよ本格的な雨のシーズンが始まるそうです。それどころか、台風に発達しそうな熱帯低気圧が、また、この「雨前線」を刺激しそう。

近年は、以前にも増して、降れば大雨、降らねばカラッカラのお天気で、「豊葦原の、穏やかな風土」というのはどこへ行ったのやら…なんて思っている人は、とんでもない人。

昔から、この、いわゆる「瑞穂の国」は、「日照り」やら「大雨」やら、「地震」「津波」「陸上・海底の火山噴火」などで苦しんできました。

とはいえ、そういう大地の上での「生」というのに、「馴れきっている」と…なにせ、生まれた時からそういうものがどこかしらで起こっていましたから、そのままに受け入れる(…もちろん、悲しみや苦しみがあっても)という生き方にどこかしら馴染んでいるような気がします。

そういう自然が原因で他国へ行きたいという日本人は…聞いたことがありませんが(もしかしたら、いるのかもしれませんね)大半の人は、大地とはそんなものと、どこか諦め半分で受け入れているような気がします。

近い存在の人たちを、それが原因で失ったとしても、その人達が眠っているこの大地を見捨てて、この国を離れて遠くへ行ってしまうような気には、なかなかなれないのでしょう。

そういう気分というか、人気(じんき)というか、そういうものは、ある種の国民性とも言えるような気がします。

これを語っても、ある種の国の人達には、おそらくは判らない。大陸で彷徨うことが既に先祖からの習いみたいになっている国の人には、「生きられないのなら、どこか他の土地へ行けばいい」となるのでしょう。これは互いに理解し合うのは難しい。なんとなく判るように思われても、それをストンと「わかる」のは難しい。そういう人はすぐにどこか安住の地を見つけて出て行くでしょうし、どちらにしてもこの地を逃げ出してしまうことでしょう。

だから、この地をよくしようとは思わないでしょうし、こんな土地で生きるためにはどうすべきかという生き様も身につかない。

何事によらず、相互理解というのは難しいものです。この人達はこうするとか、この人達はこう感じ、こう思うくらいしか、互いに見えないのです。

さて、学校です。

昨日、今年日本の高校を受験したいと入ってきた台湾の学生と話をしました。最近、毎日学校に残って勉強をしていたのです。今は「N2」合格が目標です。

余りに「助詞」がめちゃくちゃなので、「(前に、他の学校で『みんなの日本語Ⅰ』を勉強していたと聞いていたので)勉強しなかったな」と言うと、顔を真っ赤にして怒るのです。「した。しました。でも、(この学校では宿題としていたのを)書くだけだった」

どうも、『みんなの日本語』のB問題を授業中にやるというのが、前の学校の、いわゆる「授業」だったらしい。

中国人には、あれは必要ありません。必要なのは、「話す」「聞く」分野の授業であって、「読む」「書く」は、基本的には宿題(教師がついていない場での)で十分なのです。

(前の学校では)中国人と他の国の人達とは、教室が別であって、(中国人クラスの)授業の時には、いわゆる「作業」をずっとしていた。…宿題もなかった。本人は、それなりに一生懸命に(言われたことを)していたのに、私にからかわれた、頗る付きの「心外」であったらしい。

とはいえ、彼女が既に彼の学校でもしていたという「問題集」の助詞の部を今ここでも、せねばならぬということになって、嫌がると思いきや、にこにこ顔でやるのです。そしてこの学校で(初級のクラスで)やっている、単語カードと動詞文の組み合わせを喜んでやるのです。

随分楽しそうです。少しずつ話せるようになったのがうれしいのかもしれません。それに
勉強に限らず、ある一つことを懸命になって勉強すると、自信がつくのかもしれません。表情もこの学校に来た時とは全く違ってきましたし、何より物怖じしなくなりました。

人は変われる。彼女の場合は勉強を通してですが、ここまで一生懸命にやっているとそれだけでも自信はつくのでしょう。

最近、明るくしてくれる話題に、少々事欠いていたので、彼女の存在は貴重です。

日々是好日
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