日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

TOKYOベイエリア,市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「結果」が惨憺たるものであっても、「私は日本語が上手である」という意識は変わらない。平然としている。すごいなあ。

2018-06-06 08:37:27 | 日本語学校
時々雨。

今は止んでいます。家のドアを開けた時には止んでいたので、「よしっ」とばかりに…、自転車にしたのですが、最初の角を曲がる頃に、大きな雨粒がボツボツと…。慌てて傘をさし始めた歩行者があちこちに見られる中を、その中を弾丸のように…とは行きませんでしたが、大急ぎで漕いできました。

これで「アジサイ(紫陽花)」の花もやっと一息つけることでしょう。強い陽射しに煽られていると、声は聞こえないけれども、「ひぇ~」と言っているような気がしていましたもの。花というか、萼の部分に力がなくなって、ヘナヘナになっていたのです。

と言っているうちに、今度は少し薄日が射してきました。が、今日は一日中、雨の予報が出ています。またすぐパラパラと来るのでしょうね。

教室の中では、やっと「宇Aクラス」の学生達が締まりかけてきた…ような感じがします。そういう時期なのでしょう。「Bクラス」では、まだまだ、のんびり屋さんが多いようです。きっと、どうにかなると思っているのでしょうね。進学の話をした時だけ、キリッとした表情になるのですが、授業に戻ると、またフニャフニャになってしまう。これまで母国でも、こんな状態でも、それなりに、どうにかなっていたから…でしょう。点数という形で結果が出て、それで評価されるというのが、なかなかピンと来ないようです、いまだに。

結果が点数で、歴然とした形で出ていても、「私は(日本語が)わかっている。日本語ができる」と、彼等にしてみれば釈然としない思い…この結果に対して。だから、その、紙で出された結果は、どうでもいいことになってしまうのでしょう。

確かに、外国語の評価というのは難しい。

日本にいて、アルバイトもソコソコできていれば、大半の外国人留学生は、「自分は日本語が達者である」と思い込んでいます。こちらとしては「アルバイト先で困らなければ、それで終わりかよ」と言いたくなるのですが、確かにそういう人達にとっては、それで「終わり」なのです。決まり切った言葉を聞き、それに対して適当に洒落の一言でも飛ばせれば、これで上がりなのです。

「学校で勉強する七面倒くさい日本語(「N3」以降)は、実生活ではほとんど耳にしないから(勉強しても)無駄である」と、多分そういう思いの学生は…少なくない、いや、確かにいますね。

…日本語に限らず、彼等の言語に対する感覚というのも、そこまでのことで、適当に話したり、聞けたりすれば、それで「学習は終わり」なのです。外国に行った時に、お土産店の人達が見事な日本語で「安いよ」とか、「これ、買ってよ」とか言っていますよね。あのレベルでしかないのです。尤も、彼等は金を払って勉強しているわけではない。観光客に聞いて、その言葉を覚えているだけなのでしょう。それにひきかえ、学生達は、学ぶために金を払っているのです。だから、勉強しようという気にならないのが不思議。「元を取らねば」という気にならないのかしらん。そこが不思議。彼等にしてみれば、日本に来たのだから、既に元は取ったということになるのかもしれませんが。

「聞き取れない(だから勉強しなければ)」とか、「彼ら(日本人)が言っている言葉の意味は、もしかしたら自分が思っていた意味とは違うかもしれない」などと、疑ったり、悩んだりしないのです。

正確に聞き取れていなくても、自分の思っていた意味で押し通し(心の中で)、相手があきれて遠ざかっていったら、「それで良かった」と思うか、あるいは「彼等は私の言う意味がわからないんだ(困った人達だ)」と、自己を正当化するか…どちらかである人もいます。

適当に判ってしまうから、そうなってしまうのかもしれません。まあ、日本語に限らず、いくつもの言語を使えると言いはしても、おそらく皆、その程度のものなのでしょう。

「言語とは文化である。ある程度以上になりたいと思ったら、その国の文化を知らねばならない。知らずして、その言葉のレベルは上がり得ない」なんてことは面倒くさいのでしょうね。

とはいえ、「N3」レベルを過ぎ、「N2」レベルの学習に入っていくと、自ずからして、日本の文化や日本人の習慣・風習を知らねば、どうにもこうにも意味がとれないという部分も出てきます。そこには、「日本の」のみならず、日本人から子供のころから慣れ親しんだ(他国や他民族の)文化もごく自然に入っています。

本当に、言語の学習には「切り」というものがありません。「上がり」というものがあったら、楽なのでしょうけれどもね。まあ、どの分野のものも同じでしょうけれども。

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