日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

TOKYOベイエリア,市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「『大学へ行きたい』『えっ。授業中、いつも寝るか、携帯をいじっているだけなのに』」

2014-07-17 08:31:18 | 日本語学校
 曇り。

 予報では、晴れでしたが、この辺りは曇っています。それに気温がかなり高く、ムシムシするとのことでしたが、風があり、涼しささえ感じられています。

 風があると本当に違います。この、人が快適に生きていく上で必要な、風の流れを遮るような建物が増えてきたから、いろいろな災難が生じてきたのかもしれません。結局は人災なのでしょう。地球上で最悪、しかも、最も醜い生き物が、ヒトというわけです。

 ヒトは、己一人の力では出来ないことを、今ではロボットと言ってもいい程の機能を備えた機械を使って、やり散らかしています。地球を抉り、傷つけ、苛んでいるのです。

 「自分一人の力で、持てないようなものを、持って行くな」とは、よく言われるところでありますが、これは旅行時だけのことではないでしょう。ヒトが人力では造れないようなものを造り、それを誇って、大国と称する。これは戦争に勝って誇るのと同じくらい、無意味で厭らしいことです。しかも、それは地球にとっても、あまり好ましいことではないはずです。

 太陽の光があまり届かない、北に住めるようになるまで、人類はどれほどの時を費やしたことでしょう。高いところに住めるようになるまでにも、やはり多くの時間がかかっています。

 その間、少しずつ、適さない個体は除去されていったのです。地球から見れば、私たちはカビや雑草と同じ。そのカビや雑草が力を持ち、自分に適さないからといって、母体である地球までも大改造しようとしている。これでは、地球が弱っていくのも当然のこと。では、どうすればいいのか。今さら、江戸の昔に戻れるはずもなし、本当にどうすればいいのでしょうね。

 さて、学校です。

 「私も大学へ行きたい」と言う学生が、増えています。もちろん、出席率も悪く、授業中も寝ています。

 外国人で、大学まで行ける人は、それほど多くはありません。なにせ、アルバイトをしながらですから。

 (自分の)国でも、勉強なんてしたことがなかった。騒ぐのは好きだかが、先生の言うとおり、書いたり、読んだりはだめ。すぐに飽きてしまう。日本語学校レベルの勉強でも、音を上げて、学校へ来ても眠っている。ちょっと考えさせようとか、覚えさせようとすると、他のことを始める(そういう習慣がないのでしょう)。起きているときは、隣と話すか(母国語で)、携帯で遊んでいる。

 で、「大学に行ってどうするの」と訊いてみると、「大学の方がいいでしょう」と答える。

 ビザが取れやすくなるとか、「大学生」と言いたいとか、多分そんなことくらいしか考えていないのでしょうが。

 大学へ行くには、日本語のレベルが、N2レベルにまで至っていなくとも、余程の目的意識(やりたいこと)があるとか、勉強の習慣がついているとか、好奇心があるとか、何か一つ、そういうものが必要になるのではないかと思われるのですけれども。

 そういうものは全くない。

 以前は、大学は彼等にとってかなりハードルが高いものでした。ところが最近は、見学にいってみると、ちょっとした専門学校よりもレベルが下じゃないかと思われるようなところもあるのです。だから言うのでしょうね、彼等は。あそこの学生はみんな勉強していない…だから、自分と同じだというふうに。でも、先生は困っていましたよ。そこは専門学校から大学に上がったところでしたけれども、来る学生は同じと言うことで。

 でも、そんな大学を出ても、仕事を捜すのは大変でしょうね。「来たら入れてやる、金払え」くらいのつもりで入れるわけで、出るときの面倒なんて、みない。また、見たくても見られない。だって、入ってくる人たちが、もともと勉強なんて好きではないのですから。

 おまけに、こういう大学へ行く日本人は殆どいませんから。「えっ。日本の大学って外国人ばっかりなの」と拍子抜けしてしまいそう。けれども、生き残らんがため、だれでも、来る人は入れてしまうような大学も出てきているのです。ただ、外国人の彼等は、それほどお金が続きません。だから、途中「退場」なんてことにもなりかねませんし。これは彼等にとっても不幸。

 それならば、まだ、面倒見のいい専門学校へ行った方がずっとまし…だと、思い、そちらを勧めるのですが、判らないのです。まあ、どちらへ行ったとしても、勉強しないでしょうから、彼等にとっては同じなのでしょうけれども。

 本当に、日本語のレベルが低い人は、「大変だよ」と、いくら言っても、判らないのです。日本語のレベルが、ある程度ある人は、こちらが授業中にさまざまな事を話していますから、日本のことがある程度、理解できているのでしょうが。

 そうではない彼等は、大学が(心の中で)遙か遠くであったスリランカ人の狭い知識(スリランカ人同士の話です。わかっていないくせに、よく話しているのです。これこれだと。眉唾も少なくはないのです。どうしてそうなるのか判りませんが、彼らの国ではそういう思考回路で話は発展していくから問題ないのでしょう)や情報を聞いて、彼等なりに考えていくようです。自分に都合がいいようにと。

 日本語がペラペラ話せているように見えても、実際は日本語の能力が、かなり低い彼等には、理解できないのです、いくら説明しても。少し前までは、ある程度、身の程が判っている人が多かったのに、いつからこうなったのでしょうね。しかも、四年間は長い。日本語学校でも、テレテレして勉強していないのに、大学で四年間何をするつもりなのでしょう。お金がもったいないと思うのですけれども。

日々是好日
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