日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

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「おしゃべりの波」が「Bクラス」にもやってきた。

2019-06-19 08:52:30 | 日本語学校

晴れ。

晴れていることは晴れているのですが…。どうなのでしょうね。いくら晴れていても、まだ「梅雨」季。油断はできません。

学校の近所に、植木屋さんらしいお宅があるのですが(一度、植木を乗せたトラックを見たことがあります)、そこの、道に面した側の、築山というか、土手の如きものというか、そこに、幾種類もの「アジサイ(紫陽花)」が植えられているのです。

色も、白やらピンクやら紫の濃いのやら、藍やら様々で、そして色だけではなく、花びら(萼かしら)の形も、房というのか塊と言うべきなのかわかりませんが、その形も様々のものが、所狭しと植えられているのです。よくぞこの狭さに植えているなと思われるのですが、そこはプロなのでしょうね。春先には「シャガ(著莪)」があったところにも、「アジサイ」が見えていました。

山に行くと、「ガクアジサイ」や「タマアジサイ」ばかりが目についていたのですが、街中は違いますね。それこそ、一色とは参りません。

春、「サクラ(桜)」の花が終わっても、その他の木々の花はまだ散っておらず、そのうちに、「バラ」や「ボタン(牡丹)」「シャクヤク(芍薬)」などの花の季節が始まり、そして「梅雨」に至ると、「アジサイ」の花が街を彩るようになる。

この時期特有の、「ジトーッ」とか、「ジメジメ」とかいった鬱陶しさも、雨に煙る「アジサイ」の花を見たり、その、大きな葉に打ち付ける雨粒の音を聞いたりしていると、どこかしら、気持ちが和んできます。プラスマイナスゼロどころか、プラスのほうに行きそうな気さえしてくるから不思議です。

さて、学校です。

昨日は、「能力試験」準備の始まり…だったのですが、どうも「Bクラス」では、別の流れが始まりかけたような…。

毎年のことなのですが、クラスを持つようになると、気づくことの一つに、急に学生がおしゃべりを始め出すというのがあるのです。おしゃべりが好きな学生が「一人で、勝手にペラペラと」というのではなく、同じ話題について、自分の意見や感想を、クラスの皆がそれぞれ、言い始めるのです。「Aクラス」では、数ヶ月前に、その「波」が来ていました。それが、「Bクラス」では、昨日来たようなのです。

本当は試験を前にして、クラスの全員を締めなければならないところ。ところが、いかにも楽しそうに、「えっ。○○さんの国ではそうなの」「いやいや、私の国ではなくて、△△さんの国」「違う、違う、××さんのところはもっとこんなの」。

話し手が、あっちに行ったり、こっちに行ったりしています。教科書を読んでいるときには、あまり話が出来なかった人まで、話に加わろう、何か言ってやろうと、「虎視眈々と」(そう見えただけです)きっかけを伺っています。

そして、誰かが話すたびに、笑い声が響きます。話のバトンが、一人から一人へ、そしてまた別の一人へと、ちゃんと繋がっているのです。

このクラスでも「『N3』に合格したい」と懸命に(漢字が大の苦手の学生が、この漢字の右は、あの漢字と同じなどと言えるくらい)勉強しているのですが、それでも、昨日は、本当に埒のない、こんな話が、よほど楽しかったらしく、話はなかなか止みません。

それで、本来なら、話をやめさせて授業に戻らせるべきところなのですが、こんなに皆の話が続くことは珍しい…ということもあって、時々口を挟むくらいで、あとは成り行きに任せておきました。

この「波」が来ると、俄然、ヒアリング力は増して来るのです。「波」が来ないと、話したがる人は散発で出てきても、クラスとしての話が続きません。一対一という話になってしまいます。悪くすると、学生一人と教師一人の話になってしまい、どうも面白くない。

ある一事について、皆がそれなりの知識を披露し、それに対する意見を述べ、感想を言い合う。同じ話題についての話で、人をあげつらったりするのとは違います。もちろん、それほど時間は割けませんから、適当なところで「お仕舞い」にしたのでしたが、その時の残念そうな顔のこと。

もっと話したい…。

でも、そのためには、もっと単語力をつける必要も、文法の知識も必要ですからね。それからにしましょうね。

日々是好日
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