日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

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「肌寒い朝」。「一週間で見えた各クラスの問題点」。

2009-04-17 07:34:12 | 日本語の授業

 今朝は曇り。久しぶりに肌寒さを感じています。今日の市川市における最高気温は、16度と出ていました。ここ数日、初夏のような暑さが続いていましたから、学生達も震え上がっていることでしょう。

 春雷が既に轟いた地域もあるそうで、いよいよ春も終わりかと一抹の寂しささえ感じています。
 つい、一週間前まで、サクラ(桜)の花が咲き誇り、白やピンク一色になっていた樹々は、今では、サクラの「サ」の字さえ無縁の存在となっています。華やかさも、秋の紅葉までお預けです。それまで、樹の力を養い、秋になって一挙に紅色に爆発し、そして、何ヶ月かの冬眠に入るのでしょう。それまでは、サクラともお別れです。

 多くの木々が、花を落とし、緑一色に塗り込められていくのを見ながら、今は、道野辺の草花が美しい。黄や薄紫、ピンクと、小さいながらも、自己主張がほの見えて、なかなか良いものです。

 さて、学校です。
 入学式が今週の月曜日でしたから、今日で最初の一週間が終わることになります。一週間も終わりに近づくと、各クラスの問題点が少しずつ見えてきます。

 「Dクラス(『あいうえお』から)」では、既習者(「ひらがな」「カタカナ」は書ける。『初級』の動詞の活用の前くらいまではわかる)と、未習者が混在していますから、大変です。
 しかし、これも、未習者に「やる気」があると、二週間か三週間くらいで追いつけるくらいのものですから、それほど大した問題ではありません。現に、早く「ひらがな」を覚えようと、授業とは別に、午前中に来て、教師に習っている学生もいます。
 中国人の学生は、この間に、「ヒアリング」の力をつけることに全力を注いでもらいたいものです。まだ、アルバイトをすることが許可されていませんので、午前中は、時間があります。学校でテープを聴いたり、授業の予習、復習をしたりして、上のクラスに追いつこうと頑張っている人もいます。

 「Cクラス(来週からは『初級Ⅱ』に入る予定です)」には、新しく六人入りました。「スリランカ人」が二人と、「中国人」が四人です。この「中国人」四人のうち、二人はモンゴル族ですので、「日本語」の「ミニ会話」の時には、「モンゴル」を強調して参加してもらっています。そうすると、地方の特色を生かした会話が成立しやすいのです。すでに、ガーナ人、インド人、タンザニア人がそれぞれ一人ずつと、フィリピン人が二人、中国人三人がこのクラスにいますから。

 このクラスの問題は、既習者の心構えにあります。母国で、既に日本語を何年間か勉強して来た人が、プライドを持ちすぎていることから生じるものなのです。勿論、既習者、皆が皆、こういう問題を抱えているわけではありません。性格にもよるのでしょう。
 「もう、私は『三級』に合格している」というのは、彼らの国では虚仮威しにでも使えましょうが、日本では何の役にも立ちません。日本語で話しかけても判らないし、ディクテーションでも、漢字(四級)が書けない。一月から、ここで勉強している、「インド人」や「ガーナ人」の学生が、「『生まれる』は、『学生』の『生』という漢字と同じ」と聞くだけで、さっと漢字を書いてのけるのとは大違いです。
 早く、この学校のやり方に慣れるように頑張らなければ、また、己の至らざるところに気づけるようでなければ、これからの二年間は辛いものになるでしょう。
 まず何よりも、外国で暮らす場合、適応力と柔軟性が必要になます。

 上の二つのクラスは、多少の変動があっても、もう『中級』と『上級』に入っていますから、問題はありません。クラスの大半が、私たちのやり方が判っていますから、新しく入る人は、皆のやる通りにやっていけばいいだけです。

日々是好日
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