日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

TOKYOベイエリア,市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

今度の課外活動は「鎌倉」です。6月のことになりますが。

2018-05-24 08:42:06 | 日本語学校
快晴。

昨日は雨でした。予報通り、昼少し前から降り始め、午前の学生が帰る頃に、ちとばかり雨脚が強くなり、みんな大騒ぎしながら帰っていきました。午後の学生達のころは弱まっていましたから、午前中の学生達ほどのことはありませんでした。

天候の不順に因るのでしょう、グスン、グスンさんがあちらでもこちらでも見られます。とはいえ、息せき切って学校にたどり着いた(?)人もいて、そういう人達は「暑い」を連発しています。

教員が「冷房を入れますか」と問うと、途端に騒ぎの声が二つに割れるのが面白い。だいたいは、女子の声が(大きかろうが小さかろうが)、…「勝ちます」。ところが、昨日の朝はよほど暑かったと見え、その女子たちまで、…「暑い」。「寒い」と言ったのは一人だけでした。でもね、多数決です。たった一人ですもの。しかしながら、皆、その少数意見を重んじていると見えて、「暑い」の声がだんだんか細くなっていきます。

こちらから見ると、「寒い」という学生は、エアコンの風が届かぬところへ移動すれば済む。で、「あちらへ移れ」と言いますと、これが途端に「暑いです」。

まあ、そんなわけで、無事に事なきを得ましたが。

さて、課外活動のことです。

5月は、入ってすぐに、「浅草寺」へ 行きました。で、6月です。今年は「鎌倉」の番。ただ鎌倉行きの日にちは、「アジサイ(紫陽花)」の開花状況に、左右されますから、直前までなかなかきめられない。

今年は「サクラ(桜)」も、例年より早かった…。「シバザクラ(芝桜)」も「フジ(藤)」も早かった。「バラ(薔薇)」も(今年は)、遅咲きも、早咲きも一斉に咲き始めているということで、どうも少し早めに行かねばという気持ちになっています。でなければ、鎌倉へ行ったはいいけれども、「アジサイ」の花を楽しめなかったということにもなりかねません。…ということで、6月の第一週に行くことに決まりました。

そういえば、前に、終わりがけに行ったことがありましたっけ。その時は、だれもそれほど花に詳しくなかったようで、何の不満も出ませんでしたが、教員の方は忸怩たる思いに…。もっときれいなんだけれどもなぁ。本当なら、もっと喜んでもらえたであろうになぁ…。

もっとも、最後の「海」で、皆は大喜びでしたから、花は関係なかったかもしれません。

私にとって、海は本当に身近な存在で、子供のとき、よく潮干狩りに連れて行ってもらったものでしたし、小学校の頃には、毎年、海で水泳の練習なんていうのもありました。

だから、山に行く方がよほど楽しかったのですが、大人になって少し世界が広がりますと、中学校になって初めて海を見たという日本人もいることを知りましたし、それどころか、海を見たことがないという人達も世界中にはワンサカいることも知りました。

学生を連れて鎌倉の海に行ったとき、「どこまでが海ですか」と聞かれ、絶句したことがありました。アメリカまでと答えるべきか、南米で地震があったとき、日本にも津波が来るから、チリかペルーと答えるべきか、それともメキシコかな。でも学生の知識には限界がありますから、彼等がよく知っているハワイと答えるべきかと悩んでしまったのですが。…もっとも、これも一瞬のこと。「遠くまで。遠く、遠く、ずっと遠くまで、海です。海はとても広いのです」。

そう言えば、数十年も前、中国の僻地を旅行しているとき、出会った中国人に聞かれたことがありました。「お前はどこから来た」「日本から来た」「…そうか。上海の近くか」「日本は中国じゃない。別の国だ」

笑い話のようですが、実際、このとき私も驚きました。中国では子供から大人に至るまで、反日教育がなされていましたし、一週に一回ほどの映画会でも、嫌になるくらい抗日戦争のものがどこかで開かれていました。

だから、日本という国名に反応できない人がいるのが驚きだったのです。けれども、考えてみれば不思議でも何でもないことなのかもしれません。日本人が中国に来ているということが信じられなければ、国名のほうの日本とは思わなかったでしょう。同じ発音の田舎であると思ったかもしれません。

新疆ウイグル自治区などを旅行しているとき、少数民族に間違われることがありました。その時は偶然に、フランスに留学している台湾人とアメリカに留学している台湾人の二人組に出会い、共に行動していたのですが、彼等が台湾人だと知ったバスの乗客が、彼等の中国語を褒め、「お前達の中国語は上手だ。中国人と同じだ。それにひきかえ、この二人(私と友人です)の少数民族は変な中国語を話す。まったく少数民族と来たら」と言ったのです。

当時、あの辺りを旅行する外国人は稀でしたろう。だから、同胞であるというより、「(台湾人という)外国人」に感動して、褒めたのでしょう。そして少数民族に対する蔑視が漢民族にはありますから、私たちを貶めたのでしょう。

その台湾人が笑いながら、「私たちだって、いつも中国語を話している。中国人だ。彼等は日本人で外国人だ。私たちが中国語がうまいのは、あなたたちが中国語がうまいのと同じ理由だ」と言ったので、バスの中は、し~んとなってしまいました。

多分、彼等が外国人を見たのは初めてだったのでしょう。ちょっと気まずくなりましたが、悪いのは向こうであって、私たちは(それまで、バスの中でも)嫌な思いをさせられていたのですから、知らん顔をしていました。明らかに話しかけたがっているのはわかりましたけれども。

まあ、鎌倉行きで、学生達が喜ぶのは海ですね。それも判っていますけれども、少しは鎌倉文化にも触れ、記憶に留めて置いて欲しいものです。

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