日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

TOKYOベイエリア,市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「葛西臨海水族館」へ、皆で行ってきました。暖かい一日でありました。

2019-03-19 15:10:12 | 日本語学校

晴れ。

今日は、皆で、「葛西臨海公園」内の「葛西臨海水族館」へ行ってきました。2名欠席でしたが、それ以外の学生は皆、定刻に集まり、ぞろぞろと、公園に向かって歩いて行きます。風はなく、春の暖かい日差しが私たちを包んでくれました。

道路沿いの木々を見ながら、「これはみんな桜でしょ。残念ですね。あと一週間も遅ければ」などと言い合っている間に、公園の入口に着きました。入るとすぐに噴水ならぬ水のカーテンがお出迎えです。そこで皆でまず記念撮影をし、そのまま進んで行きたい…のは、やまやまだったのですが、思うように動いてくれません。

あっちでもこっちでも写真を撮り始め、笑い声が上がっています。そのうちに、「もう、いいかな」で、少しずつ、動き始め、水族館のチケットをもらえる水族館入り口までやってきました。そこで待つのですが、待つのも飽きさせない工夫がされています。入口横に、2メートルのマグロのパネル、そしてその横に、水族館のはっぴが三着、「カニ(蟹)さん帽」、「マグロ(鮪)さん帽」、「ハコフグ(箱河豚)帽」がかかっています。

さて、これらを身につけ、写真撮影開始です。皆大喜びで、蟹さんになったり、箱河豚さん、鮪さんになったりして写真に収まります。

そしてチケットの配布です。

入るとすぐに階段があり、そこを上ると、ガラスドームと、海に向かって開いている噴水池が見えてきます。わあっと歓声を上げて駈けていきます。また写真撮影の開始です。あっちでもこっちでも、パチリパチリ。「こりゃあ、このまま帰ってしまっても誰も文句は言うまい」と思われるほど、喜んでいました。

それから中に入り、エスカレーターで魚たちを見に回ります。やはり大きな魚の前には学生達が集まっています。けれども、それ以外の魚たちはと見ていると、色鮮やかな魚でも、ちらと見て終わり。説明なしには、どこをどう見ていいのかわからないのでしょう。そこで一人を捉まえて、水槽の横のパネルを指差して、この魚はアフリカの近くの…とやってみせます。

こういう水槽の横にはパネルがあるものであり、そこには生息地やら魚の名前やら、その特徴やらが書いてあるものであるということがわからなかったのでしょう。一人に言うと、彼が他の学生に言い、それから見ていると、何人かが注意して見、他の学生に教えていたようでした。

自分や仲間内で見ても、素通りしてしまうが、教師と一緒に見るといろいろな説明が聞けて面白ということに気づけば、水族館が知識の場となります。それからは、きちんと教師の横に学生達が集まるようになっていきました。

とはいうものの、そうなればそうなったでこちらは大変です。どこかで座ってやり過ごそうと他の教師に任せて、椅子を探そうとしますが、そういう時に限って、席は幼稚園さんか保育園さんに取られています。

すると、横にいたスリランカの男子学生、子供たちを見て、「子供たちは本当にかわいい。写真を撮りたいけれども、いいですか」と言います。そういえば、スリランカ人は子供が大好きで、特に男子が、卒業生が子供でも連れて来ようものなら、もうかかりっきりになってしまいます。女子など入れません。そうか、この国は、子供天国なんだと今更ながら気がつきます。けれども、この学生、どうも切り出す勇気がなかったようで、見ているだけでした。

さあ、子供より魚だよ。

ネパール人にせよ、ベトナム人にせよ、教育現場でこういうものを見てきてはいないのでしょう。スリランカ人も同じようなものですが、彼等ほど「わからない」を連発しませんから、ちょっとそこの所はわからないのですが。

ネパール人に「タコ(蛸)」と「イカ(烏賊)」の説明に困らされたことを思い出し、「タコ」と「イカ」をしっかり見ておくんだよと言いはしたものの、いたのは「タコ」らしからぬ「タコ」だけ。そうですね、いくら水族館でも、いえ、水族館だからこそ、「イカ」らしい「イカ」とか、「タコ」らしい「タコ」なんていませんよね。(スーパーにいるタコやイカは切り身だし、そのままであっても狭いパックにながながと寝かされているだけだし…)

…と、ここまで書いてきて、「イカ」らしい「イカ」とは、いったい何なんだ。「タコ」らしい「タコ」なんて、どんななんだと思い出しました。私だって、「モグラ(土竜)」はずっとサングラスをかけているものと思っていましたもの。そのころの私に言わせれば、「モグラ」らしい「モグラ」で、サングラスをかけていないなんてあり得ないというところでしょう。

「イカ」らしい「イカ」、「タコ」らしい「タコ」って、どんななんだろう。あまりに「イカ」や「タコ」を見てきた私でも、いざ改まってそう言われてしまうと、なにが「タコ」やら「イカ」やら、わからなくなってきます。どうであったら、これは「タコ」で、これは「イカ」であるということになるのでしょうね。彼等だけでなく、私にもわからなくなってきました。

見慣れていなければ、一杯で「これがイカ」だとなってしまい、他の、多少、色や形が違うものは、もう「イカ」ではなくなってしまいますもの。特徴は、調べればわかります。けれども、頭の中に浮かんでくるのは、特徴に関する言葉ではなく、絵なのです。

やはり、絵しかないですね。でも、これだと動きがないなあ。

却って悩みが深くなってしまった私なのでありました。

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