日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「ぐっと、寒くなりました」。

2014-10-28 08:54:10 | 日本語学校
 晴れ。

 近畿地方に「木枯らし1号」が吹いたという知らせ。関東地方でも今日は風が強く、もしかしたら、これが、ここでの「木枯らし1号」と言われることになるかもしれません。霜月を目前にして、秋深まり行き、そして冬。

 ところが、空の白雲は、少々、ボッテリとして、風が強そうなふうもなく、浮かんでいるのです。こちらの気が急いているのかも…。いやいや、冬は、できれば遅めの方が良い…ですから、決して「冬よ、来い。早く来い」と願っているわけではないのです。ただ、紅葉や紅葉が、待ち遠しいだけなのです。

 だって、今、花が少ないのです。本来ならば、街を彩っているはずの街路樹の花、そして家々の花も、なぜかこの時期は少なく感じられるのです。そこに、この風。この風は既に気弱くなっていた葉を落とし、すっきりと青空の領域を増やしてくれてはいるのですが、それでも、色が乏しいという感じ。

 もう少し経てば、イチョウの黄、紅葉や楓、その他の木々の葉が、赤や黄色に街を染め上げてくれるのでしょうが、ちょうど今は、ちょっと、寂しいですね。ススキなどの草もその代役はできませんし…それに、虫の音も寂しく聞こえ、少し前のような?時雨のように草むらから響き渡る…状態ではなくなっていますし…やはり、秋は寂し…というわけなのでしょうか。

 さて、学校です。

 昨日、「Cクラス」で、新しい本を配りました。昨日配ったのは、『N3文法』と、『N3漢字』だけだったのですけれども、なんか、学生達、うれしそうでしたね。子どもの時と同じ。新しいものは、何でもうれしいのです。意外なのは、2名の中国人学生、なぜかこの二人が、パラパラと『N3文法』を見、「んんん…。難しそう…」

 全く、「おい、おい」です。他の国の人達が、こういう、今までになかった、漢字が多いものを見て、「難しそう」と言うのならわかりますがね。それが、漢字の本家本元の、中国人が言うのです。ジロリと睨んでやると、慌てて口を押さえていましたが…。

 そして、彼等にしても、いまだに、「N3」「N2」などと、かつての「三級」「二級」などとの区別がつかなかったようなのです。口を酸っぱくして言ってきたつもりだったのですが。

 曰く「『N1』の次が、『一級』なのか」。そうか、そう考えてもおかしくはないなと思いながらも、思わず、「んもう。何回もいったでしょ。もう、『一級」なんてありません。あれはなくなって、『N1』と言うようになったのです」まあ、下手な説明ですが、まだ「初級」が終わったばかりですからね、こういう言い方しかできません。

 多分、他の人たちも、それぞれの、自分達なりの考え方で、かつての「三級」や「二級」と、現「N3」や「N2」などを考えているのかもしれません、こちらのしつこい説明を聞きながら。

日々是好日
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