日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

TOKYOベイエリア,市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

昨日は、連休疲れだったのかしらん…。

2018-05-08 10:19:24 | 日本語学校
曇り。

昨日、午前中は曇りでしたが、午後になると雨が降り始めました。6時近くになると、雨音のすごさにドキっとしてしまうほど降り始め…一瞬、梅雨がもう始まったのかしらん…。

帰宅の15分ほどの間にも、波打つように雨に襲いかかられ、「こうなれば,腹を据えて歩くしかない」と思わざるを得ないほどでした。レインコートなどの準備がなかった人は、傘をさしていても、腕やら足やらがびしょ濡れとなり、久しぶりの大雨でした。

その雨も、今はほとんど感じられません。でも、すこ~しばかり降っています。今日は五時過ぎごろからまた降るそうですが、今は雨よりも、この寒さに震え上がっています。慌てて冬物の服を取り出したはいいけれど、皆、寒さの勘働きが鈍くなっていて、困ったでしょうね。

3月ごろの気温というけれど、あの頃は何を羽織っていたっけ…。ヒントは花見の時の服装。これはたいていの人が覚えているでしょう。あの服で寒かったとか、みんなで騒いでいるうちに暑くなったとか。

ただ、最近は「一人花見」をする人が増えたようで、寒さも何もかも、自分だけの思いの中。これもまた好いですね。

さて、学校です。

連休疲れというか、昨日は、「Aクラス」、「Cクラス」の学生がシャンとしていませんでした。「Aクラス」の学生なんて、「今、シャンとしていなければ、いつシャンとするんだ」と、文句の一つも言いたいところなのですけれども、今日は言っても無駄…に思われたので、グッと堪え、…でも、いったい何をしていたのでしょうね、連休中。大半が、クタ~となっていましたもの。それが一人、二人ではなかったのです。元気な学生を数える方が難しい…。

却って、「Aクラス」でやっていくよりも、もう一度やり直した方がいいと「Bクラス」に移した学生の方が元気で、溌剌と授業に打ち込んでくれました。「A」の半分ほどの人数であるということも関係しているのでしょうが、このクラスに入っている他の三人の教師に訊いても、「いいわよゥ」という肯定の返事。一人、よくよそ見をしている学生もいるのですが、目が合うと、バツの悪そうな笑いを浮かべるか、決まり悪そうに下を向くか、…きっと勉強なるものが好きではないのでしょうね。でも、じっと座って、訊かれれば答えなければならないと思っている。だから他の人の迷惑にはなりません。

前のクラスにいたときには、暇だし、所在ないし、で、時折、関係のないことや、変なことを言い出したりして、厳しくたしなめざるを得ないようなこともあったのに。

今は、そんなことはしません(このクラスには、昨年の一月生、四月生、七月生が入っています)。金曜日の漢字テストに備えて、15分ほどその練習をするようにさせているのですが、その時にも、ちゃんとチェックを受けるべく、練習したのを見せてくれます。

今、この学校では(わずか4クラスしかないのですが)、一斉に「N5」「N4」「N3」までの「漢字到達度テスト」を金曜日の最後の20分にすることにしています。「N3」まで、全部で39回。1回に20問。

やはり、目的があるとやる気が出てくるのでしょうね。それに一斉に(もちろん、やっと「ひらがな」「カタカナ」が終わったという今年度の四月生にはしていません)やるということは、それなりに自分の立ち位置というのが判ってくるはず…。それも期待しています。

普通のテストでは、漢字が読めなくても書けなくても、ある程度の点が採れたりするし、ヒアリングさえよければ、簡単に(?)「N2」に合格したりするというような、あり得ない(?)ことも間々ありました。けれども、漢字テストというのは、非常に正直なもので、やっていなければ書けない。だいたいやっていない人は隣の人の漢字を見ても書けないものなのです。

これは誤魔化しようがない。

誤魔化し慣れている人が少なからずいた頃には、勉強しなければできないということを知らしめるのに、四苦八苦していました。だって、そういう人に限って、要領がいいのです。まあ、それも才能といえば言えなくもない。けれども、そういう実力を伴わないものは、必ずバレて、赤っ恥をかくか、評価を落とすものなのです。

特別の才能はない、そういう普通の人は、やはり何事であれ、コツコツとやる方がいい。それが判るのが、こういう地道な漢字テストなのでしょう。

卒業した学生の中にも、専門学校へ行き、ペラペラ話せるが故に(こちらから見れば、『みんなの日本語Ⅰ』に毛の生えた程度でしたが)、うまく就職し(適当にやれるのです)、就職した後、(適当に相づちが打てるけれども、何も理解していなかったということがバレて)立場をなくしたという人もいました(そういう人は己を見直すことをしませんから、会社の人が悪いと言います)。

アルバイトで使う言葉の使い回しで生き抜いてきた、そういうのが巧みな人は五万といます。決して特別な人ではない。それを周りが上手といえば、そうかと簡単に思い込み、そういう増上慢が習いとなって人と接してしまう。これは何も他人事ではありません。だれにもあること。まだ学習途上でそういう気味を帯びてしまうと、もうだめですね。

高校を卒業したばかりであれば、まだ聞く耳を持っている。けれども途上国出身で22か、3,4にもなっていれば、たいていの場合、学校で学ぶという時期は過ぎているようです。仕事をしながらとか、社会の中で学ぶ時期と言えるのでしょう。

こういう人を教えながら(一応、留学生ということで来ていますから)、彼等の表情や態度が、「ここは自分の居場所じゃない、やりたいことはこんなことじゃない。手っ取り早く儲けられること、あるいは仕事ができることなんだ」と言っているのを感じます。

留学生として来たんだから、勉強しなさいと言っても、相手は大人ですから聞きません。高校を卒業したばかりとか、それに準ずる人であったら、損得から説明もできるのですが。それでも、知的好奇心で引っ張っていくのは難しいのです。好きなことで引っ張っていくのも難しい。だいたい、国で、何が学べるのかなんて考えたこともないのでしょう。そうとしか感じられないことがよくあります。

それで、大学のオープンキャンパスなどに行くことを勧めるということになります。想像力云々の前に、知らなければどうにもならないのです。百聞は一見に如かず。

今年もまた、そういう時期が来たようです。「大学に行きたい」「何を勉強したい」「わからない。先生が決めて」「…」。あるいは、「○×を学びたい」「そう、でも、日本語がこのレベルじゃ、専門学校の先生が困るね」「勉強している」「『N4』の漢字くらいは書けなきゃ」「書いてる」「漢字は練習すれば覚えられる」「練習しても覚えられない」。

いたちごっこですね。でも、難しい言葉は「漢語」に多いのです。心を映す言葉は「和語」に多いけれども。どちらにしても頑張るしかないのです。

日々是好日
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« 皆と浅草寺へ行ってきました。 | トップ | 今日も雨。3月並みの寒さです。 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本語学校」カテゴリの最新記事