日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

TOKYOベイエリア,市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「この言葉の意味は、判るけど、でも、何となく、そうじゃないような気がする…」という時。

2015-11-02 12:16:55 | 日本語学校
雨。今日は12月並の寒さだそうですが、…それほどのことはない…ような気がします。でも、確かに寒い。雨も降っていますし…。

一時、かなり強く降っていたのですが、今はまた小雨になっています。今日は、雨の1日となってしまいそうです。

とはいえ、もう「霜月」ですからね。(陰暦でのことながら、つい太陽暦の11月を「霜月」と呼んでしまいます)。霜が降りても不思議ではない。

とはいえ、とはいえ、学校の近くの「ハギ(萩)」の花は、ずっとあのままで、花が(垂れた枝の)上に上がってくる気配もありません。このまま、立ち枯れしてしまうのではないのかしらん、蕾は蕾で、あのままミイラ化してしまうのではないかしらんと、要らぬ心配をさせられています。

先日、午後の学生達が帰るとき、「暗い」「暗い」と言い合っているのを聞きました。彼らの国では大して変わらないのではないのかしらん。一年を通じて、夏はなかなか日が暮れず、冬は早くから暗くなると言うのも、一つの発見ではないかしらん。不思議ですね。

ある単語の意味が、よく判らないと言う学生がいます(その単語の意味を)調べてみても、どうも自分が思っているのとは、違うような気がするというくらいの感じなのでしょう。これは、比較的感覚の鋭い学生である場合が多いのですが、こういう時は、「私(教師)を見ていてごらん」で、教員が使う(日本人なら誰でもいいのですが)のを聞きながら、会得してもらうしかないのです。「ああ、こういうときに使うのか」と一つ一つ積み上げていくしかないのです

どこの国の言葉であろうと、(彼我の言葉で)100%同じなんて、ないのですから、

最近も、「不思議」という単語の意味が、「わかるけど、わからない」という学生がいました。「木彫りの像が、夜になると、涙を流して泣く」の「不思議」は、「何となく判る」。「でも、ちょっと違うような気がする」、で、わからない。すると、ちょうどいいことに同じ部屋の学生、三人のうち、一人が、(皆)同時に部屋を出ているにもかかわらず、いつも3分から5分ほど遅れてくる。「どうして、どうして。…不思議だなあ。何(交通事故とか、その他)もないんでしょ」とやると、首をかしげながらも、こういうときにも使うのかという顔をしている。

それで、いいのです。言葉なんて、よく言われているように生き物みたいなものですから。幅だって、ありますし、だいたい、いわば、ある、決められた範囲の中では、融通無碍であるのですから。

日々是好日
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